ときどき森へ・・・sora日和

~ by 凪 ~
ハンドルネーム変えました。

本・中野信子 「不倫」

2019-02-09 05:47:33 | 図書館本 読書備忘録 
不倫 (文春新書)

 内容紹介
なぜ不倫は減らないのか?
なぜ不倫バッシングは激烈になるのか?
人類進化のミステリーに迫る「愛と背徳の脳科学」
不倫は危険です。
ひとたびバレれば、マスコミやネットで容赦なくバッシングされます。有名人でなくても、社会的信用や家庭を失い、慰謝料など経済的なリスクも多大です。
しかし、これほど失うものが大きいとわかっているはずなのに、なぜ不倫カップルがそこら中にいるのでしょう?
その謎を解くカギは「脳」にあります。
近年の脳科学の劇的な進歩によって、「人類の脳の仕組みは一夫一婦制に向いているわけではない」ということがわかってきました。人類の祖先を含む哺乳類の多くは一夫多妻や乱婚でした。一夫一婦制が人類社内に根づき、「不倫=悪」という倫理観が出来たのは、長い進化の歴史から見るとごく最近のことです。今でも私たち人類の約5割は、「不倫型」の遺伝子を持っているのです。
また、私たちの生活には直接関係ないのに、有名人の不倫が発覚するやいなや「バッシング祭り」が始まるのはいったいなぜなのでしょう?
そこには共同体の「フリーライダー」を検出して社会的制裁を加えたいという人間の本質的な欲望があります。「ズルをしておいしい思いをしている人」に敏感に反応し、そうした人を叩きのめすことが「正義」と信じて、バッシングを繰り広げるのです。また、バッシングには快楽がともなうという仕組みも、脳に備わっているのです。
本書は脳科学における最新の学術論文と科学的エビデンスをもとに、不倫をめぐる謎を解き明かします。興味深い動物実験、今では禁じられた危険な実験、歴史に残る不倫物語なども豊富に盛り込まれ、サイエンスに疎い読者でも飽きさせません。
さらに、「自分は絶対バレない」と信じている人ほど危ない「認知の罠」など、私たちの日常に直結するエピソードもご紹介。美人すぎる脳科学者による刺激的すぎる一冊!

               

 読書備忘録 

心理学ではなくて、脳のお話
脳のお話ですからね「不倫」だけれど、何やらやたら奥が深く、ところどころ難しいお話で、脳からはいろんな物質が溢れてくるから、え?なんだって?読み返す時間多々あり・・・
わかったようなわからないような・・・

失うものが大きいことがわかっているはずなのに、依然として不倫は次から次へと発覚し、一向に減る気配がないのはいったいなぜなのか?

遺伝子の話に、あーあっぱりね!と思ったり、
生まれつき「一夫一婦制の結婚には向かない人」がいる、という厳然たる科学的事実に、へぇー!
先祖から継承した遺伝子が、少しでも効率よく自分たちを繁殖させようと、駆り立てているに。えーっ! ただ、今日的な倫理観からみるとアウトな性行動になってしまう。そりゃそう。

イギリスの精神科医やアメリカの発達心理学者らによって1980年代に確立されたアタッチメント理論」(愛着理論)によれば、人間の愛着のスタイル(内的作業モデル)には「安定型」「回避型(拒絶型)」「不安型」の3つがあって・・・ってお話を読んでいて、二人の子を育てた私の、えーーーっ!そんなこと今頃言われたって・・・そりゃぁ努力はしましたよ!
それに出産時の痛みの話に、んじゃ帝王切開はどうなの?とか、私は二人とも臍の緒が首に巻き付いていたから、くるくるしながらお医者さんや助産婦さんに手伝ってもらって無痛分娩で出産したのよね、なのでたぶんお産の痛みは・・・
済んだこと・・・

フリーライダーの話に、あ!そういう事か。

遺伝子と言われちゃしょうがないなぁー・・・と読み始めたけれど、ますます脳に興味を持った、が、けっこう難しいのです。
心理学は少し勉強したことがあるからそちら方面からならの私、脳は科学ですから・・・

★★★★☆


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