本・江國香織 「川のある街」

2024-07-07 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 あらすじ

ひとが暮らすところには、いつも川が流れている。人生の3つの<時間>を川の流れる3つの<場所>から描く、生きとし生けるものを温かく包みこむ慈愛の物語。


               

 読書備忘録 

ふ~ん!と読んでいた。そして、貝を冷凍できるなんてちっとも知らなかった。って、望子はまだ子供。私がそれを知ったのは大人過ぎてからの事!冷凍できるのよ。

次の話で、カラスは利口だけれどそれゆえか悩みも多いのね。それにしても翼があって飛んでいけるのは羨ましいです。最後に繋がりましたね。真凛ちゃんの縄跳びで?この土地ではみんながつながってしまうのだ。

オランダで暮らしていたのね。希子と・・・いきなりバスでの芙美子に、あっらー!その勇気がすごい。この国では同性婚が認められている。

パートナーとのエピソードに、ふくらはぎに出来たおできを壊疽と診断され24時間以内に膝から下を切断しなければならないと医師から告げられた時に、希子は医師に腹を立て検査をやり直してくれるよう迫った。検査をやり直した結果手術はしなく済むことになった。

ここを読んだ時に、弟の同級生の幼稚園児の弟が車にはねられ、救急車で行った病院では、膝上から切断といわれた。その時に両親は他の病院で聞いてみるからと、痛がる子供を引き取り東京中の病院で聞いてみる覚悟で取りあえず一番近くの大学病院に行った所、あっさり切らなくても大丈夫!という事があったのを思い出した。

半年ほど入院していたけれど、普通にサッカーもできるし見た目何ともなく生活することができたの。あてにならない!を、思い知った瞬間!

いろいろなことを忘れるのに、昔のことはよく覚えている。

「川のある街」と言う本を読んでいるのにほぼ川は意識しなかった。なぜだろう?

いい感じに読み終わりました。


★★★★☆


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