作品紹介・あらすじ
もういちど会いたいです
都会のはずれのガケの上にある古いアパート。
その屋根裏にひっそり暮らしている元オーボエ奏者のサユリ。
唯一の友だちは、頭の中にいる小さなチェリー。
「流星新聞」の太郎、定食屋〈あおい〉の娘のミユキさん、鯨オーケストラの元メンバーたち……
と個性的で魅力的な登場人物が織りなす待望の長編小説――。
『流星シネマ』と響き合う、愛おしい小さな奇跡の物語。
読書備忘録
茶々を入れるサユリの中のチェリー・・・いつかはお役御免と消えてしまう。
伯母である睦子さんがいいわ。
どんなに辛いことやきついことであっても、そこから少しでも楽しみや喜びのようなものを見つけ出すこと――歳をとるというのは、そうした術を身につけてゆくことだった。というか、そんなふうに考えるようになるのが、つまりは歳をとるということなのだ。サユリさんは大人です。私より若すぎるのに・・・
読み始めてから不思議なことにどんどん速くなる。わー!と行っちゃった感じ。
そして素敵に終わりました。
お気に入りの音楽を聴いている時に、ふわぁーっと広がるような感じだった。
大好き!