作品紹介・あらすじ
「いつ死んでもいい」なんて嘘。生きているかぎり、人間は未完成。大英博物館やメトロポリタン美術館に作品が収蔵され、一〇〇歳を超えた今なお第一線で活躍を続ける現代美術家・篠田桃紅。「百歳はこの世の治外法権」「どうしたら死は怖くなくなるのか」など、人生を独特の視点で解く。生きるのが楽になるヒントが詰まったエッセイ。新シリーズ!こころの文庫。
読書備忘録
自然の一部として生まれて来ただけ、と思えば気負いがなくなる。
人には柔軟性がある。これしかできないと、決めつけない。
なんとなく過ごす。なんとなくお金を遣う。無駄には、次の何かが兆している。
相手に従うのではなく、お互いに違うことを面白がる。
運命の前では、いかなる人も無力。だから、いつも謙虚でいる。
本書でみつけた素敵なことば
ライシャワーさんが、「いいお湿りですね」と言ったそうで、その時に「雨が降って涼しくなった。よかった」と言うのと、「いいおしめり」と言うのとでは、雲泥の差です。と・・・
日本語は美しい。
なかなかそんな美しい言葉はつかえない。
ちょっとは考えましう。そしてもう70と思うより、まだ70と思う事に・・・しようかな?と・・・