本・古市憲寿 「百の夜は跳ねて」

2019-09-11 07:16:47 | 図書館本 読書備忘録 

 

 内容紹介

この小説は、決定的に新しい。「令和」時代の文学の扉を開く、渾身の長編小説。「格差ってのは上と下にだけあるんじゃない。同じ高さにもあるんだ」。僕は今日も、高層ビルの窓をかっぱいでいる。頭の中に響く声を聞きながら。そんな時、ふとガラスの向こうの老婆と目が合い……。現代の境界を越えた出逢いは何をもたらすのか。無機質な都市に光を灯す「生」の姿を切々と描ききった、比類なき現代小説。


               
 読書備忘録 

窓に書かれていたお部屋番号・・・行っちゃう? あれ、行っちゃった。

そして、犯罪でしょ!それって、と思って読んでいたけれど、ま、いっか・・・

わがマンションもそんな日は必ずベランダ側のサッシの鍵をかけカーテンを閉めてください。とお手紙はいります。そういうことね・・・で、中に入って消防の点検や排水管のお掃除のときはそういうことする人っているのだろうか?なぁんて思っちゃったわけ。電車でもわからないように動画撮っている人見かけますもん!ってわかっちゃっているのにね・・・時代?

そんなこんなで老婆と交流が始まるのだけど、そりゃぁいつかは終わりが来る。ずいぶん報酬いただいちゃったけれど・・・ね。

ゴンドラでの行為に、はぁ?と度肝抜かれ、え?バレた?なんだ君もか!と変に安心したり、教師のおかあさんに、大丈夫かしら?と思ったり・・・

私も昔は電車から窓に灯る景色を眺めては、どんな人が生活しているんだろう?って思っていた。勝手にノスタルジー!

でも、なんか(古市氏風に・・・)いい感じに終わってよかった。

★★★★☆


 


この記事についてブログを書く
« イノダコーヒ東京でティータ... | トップ | Zopf(ツオップ)のカレーパ... »
最新の画像もっと見る

図書館本 読書備忘録 」カテゴリの最新記事