内容紹介
『わたし、定時で帰ります。』の著者が描く、もう一つの長時間労働。
家族のために「家事をすること」を仕事に選んだ、専業主婦の詩穂。娘とたった二人だけの、途方もなく繰り返される毎日。幸せなはずなのに、自分の選択が正しかったのか迷う彼女のまわりには、性別や立場が違っても、同じく現実に苦しむ人たちがいた。二児を抱え、自分に熱があっても休めない多忙なワーキングマザー。医者の夫との間に子どもができず、姑や患者にプレッシャーをかけられる主婦。外資系企業で働く妻の代わりに、二年間の育休をとり、1歳の娘を育てるエリート公務員。誰にも頼れず、いつしか限界を迎える彼らに、詩穂は優しく寄り添い、自分にできることを考え始める――。
手を抜いたっていい。休んだっていい。でも、誰もが考えなければいけないこと。 終わりのない「仕事」と戦う人たちをめぐる、優しさと元気にあふれた傑作長編!
読書備忘録
ワーキングマザーだって、専業主婦だって、子育てはね・・・大変!
そ、長時間労働!
ひとりじゃいや!と外に出ていく大丈夫かしら?な、詩穂がだんだんたくましくなっていく姿にいいね!し、仲良しになったパパ友ができてよかったね!し・・・みんなして悩み事が言えるようになって世界が広がってよかったね。
みんないろいろあるの。ひとりじゃないよ!自分だけじゃないよ!って、やさしいお話でした。
おかあさんの言葉・・・ゆっくり、ゆっくり。
良い言葉だわ・・・
私はというと・・・ニュースをみていても、際どかったわ、私!
よく育ってくれました。と、子供たちに感謝する始末。
なんか、サラ~っとやっているようにみえる子育て、それはそれはいろいろありすぎて大変なことなのですよ。子育てだけしていればいいってもんではないからね。あれもこれもそれもやりつつの子育てなのです。大変な事と言いつつも、宝物を授かった喜びもありましたね。
★★★★☆