作品紹介・あらすじ
灼熱の夏、23歳の母・蓮音は、なぜ幼な子二人をマンションに置き去りにしたのか。 真に罪深いのは誰なのか。
あの痛ましい事件に山田詠美が挑む。 虐げられる者たちの心理を深く掘り下げて、日経新聞連載時から話題を呼んだ、迫真の長編小説
読書備忘録
< 小さき者たち >
いちばんかわいい盛りの子供たちの目線から描かれたもの・・・かわいそうに!
< 娘・蓮音 >
誰か他人でも、一人でも、まわりに良い大人がいたらなぁー・・・と思うばかり。
本当の気持ちなんて本人じゃないとわからない。一生懸命頑張っていた時だってあったんだもんね。
これに限らず、パチンコ屋の駐車場に置き去りにしたりと、世間ではかわいそうにと思われる事件があるもの・・・
高速道路のSAやPAに手をつながずに駐車場を走らせているのも・・・この場合、どうかすると赤の他人が加害者になる。
この時期守ってあげられるのは親なのに・・・親だったでしょ?
小さき者 桃太は死ぬまで健気だった・・・
★★★★☆