作品紹介・あらすじ
人生に”もう一度”があるとしたら? 夫婦の意味、人生の意味を問う、熟婚小説。
新型コロナウイルスが世界を覆っている2020年9月、名香子が夫の良治から頼まれていっしょに向かった先は、都立がんセンターだった。そこで肺がんの診断を受けた良治は、一方的に家を出て好きな人と暮らしながら治療をすると名香子に告げる。呆然とする名香子だったが、事態は次々と思いもかけぬ方向へと進んでいくのだった。
読書備忘録
ナニコレ!準備万端で告知?そりゃ妻はいったい何が起きたのかと、かたまるわね。唖然!
一方的に言い淀むことなく言いたいこと言って、んじゃ!と、楽しくお食事していた場所に、これからは好きな人と暮らすって、妻を置き去りにして・・・アホーじゃないか?
台無しの人生!だなんてひどいじゃないか!とはいうものの、あっちもこっちもじゃないか・・・
過去のそれがわかったとしても、大人なんだからそれはそれ!とはならなかったのね。かく言う私もたまぁに検索して、あら、お元気そう!老けたわねー!へー奥さんはこの人ねぇー!なぁんてことをしちゃっておりますけど・・・
いったい結婚って、夫婦って何なんだ!結婚して夫婦になったらお互いに努力は必要でしょうね。分かり合おうとしないとね。お・た・が・い・に!と、偉そうに言ったところで、私にいちばん欠けているところ!
めんどくさい人たちだったな・・・
面白かったからイッキヨミしたらすぐ終わっちゃったけれど!
この作品の前に「九十歳のラブレター」を読んだ私は幸せもんです。
★★★☆☆