

北関東の小さな町で、コーヒー豆と和食器を扱う店「小蔵屋」を営むおばあさん、杉浦草。人生経験と、丁寧に紡いできた人間関係を通して、街で起こる事件のあれこれを解決に導いてきたが、ある日、町の山車蔵の移転問題がもちあがり、小蔵屋の敷地が第一候補に。町内の話し合いが必要だが、草は亡き母の遺言で「うなぎの小川」にだけはこの二十年行くことができず、移転問題の話し合いが思うようにいかない。かつては親友だった「うなぎの小川」の女将とお草の母の間に、一体なにがあったのか。祭りの音が響く真夏の紅雲町を歩き回るうち、お草は町全体に関わる過去のある重い事実にたどり着く。ほっこりとあたたかな日常の奥に覗く闇がドキドキさせる、ヒットシリーズ第5弾。
母の着物
探しもの
冷や麦
夏祭り
まひるまの星








おばあちゃんなのにそんところに首突っ込んじゃって大丈夫かい?
と心配していたら、そっちじゃなくて暑さに参っちゃったのね。
草さんの母親とうなぎ屋の女将さんとの間に何があったのか?ってところから、何があったの?と興味津々で読んでいたら、そりゃあ大変なことがあったわけで・・・
女将さんに!って残した着物は虫食いだらけだったけれど、日傘に仕立てたなんてとっても粋な計らいで・・・
これからドラム缶の件ですったもんだするのだろうれど、草さんと女将さんが笑顔になれてよかった。
★★★★☆
