作品紹介・あらすじ
真っ直ぐだから怖い、純粋だから切ない。あの人のこと、笑えますか。
“普通”の可笑しみから、私たちの真の姿と世界の深淵が顔を出す。
大将とぼっちゃんが切り盛りする中華料理店とんこつで働き始めた「わたし」。「いらっしゃいませ」を言えるようになり、居場所を見つけたはずだった。あの女が新たに雇われるまでは――（「とんこつQ&A」）
姉の同級生には、とんでもない嘘つき少年がいた。父いわく、そういう奴はそのうち消えていなくなってしまうらしいが……（「嘘の道」）
人間の取り返しのつかない刹那を描いた4篇を収録、待望の最新作品集！
読書備忘録
とんこつQ&A・・・とんこつなのにとんこつラーメンがないお店でのお話。とんこうのうの上がなくなってとんこつになったお店。覚えられないのをメモ書きにして、覚えるのではなくそれを見てしゃべるの。覚えちゃう方が早いじゃないの！と思って読んでいたところ、いつのまにか・・・み～んないい人で、一生懸命なの。多少お給料が悪くても、良い職場です。ねー・・・。
嘘の道・・・姉が、お婆さんに近道教えたらケガして入院しちゃったのね。その道を教えたのは誰だ！で、引きこもりになっちゃった姉の話だけれど、どうしてそうなちゃったのか？
良夫婦・・・ほんとにやさしくていい夫婦。子供がいないから近所の子をかわいがっていたのだけれど・・・誰も悪くない。ましてサクランボの木だって・・・
冷たい大根の煮物・・・お給料安いからやり売り大変。裏のスーパーは激安と、同僚のおばさんに知られ、お話が動きます。おばさんは同僚中では要注意人物で、お金貸しても返さない人。おばさんに刑務所みたいな部屋だねと言われ、私は、はぁ？おばさんは激安スーパーで買ったものを、料理して自宅にもってかえるよになり、私は、ちょっとぉーガス代！おばさんがパートをやめた日・・・ダメじゃないATMでお金下ろして来たなんて言っちゃぁー！ほら来た！甘いのよー！とずっｔお母さんで読んでいた。
おもしろかったぁー・・・
★★★★★
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