内容紹介
高名なヴァイオリニスト・安海惣介と美しい妻の園子。二人の間には12歳の息子・深がいる。臆面もなく妻の美しさを口にしながらも、夫は若い女との恋愛をやめられない。妻は易々と浮気に気づく。気づいていて知らないふりをする。夫の共犯者であるかのように――。深の初恋相手、園子に心寄せる夫の親友、惣介の前妻や恋人たちも加わり、愛の輪舞が始まる。直木賞作家の傑作恋愛長編。
読書備忘録
そうなのね・・・これくらい堂々としていればいいのよ。だって、妻なんだから夫は私のもの。
とは言ってもその夫、奪ったものでしょうが・・・また奪われる不安は・・・ないみたい。そこがね。息子にお母さんは怠惰だと・・・ん?何に?・・・あーねーそうかもしれない。息子の気持ち少しはわかったような。
信じ続けるのはとてもむずかしい。だから一度信じると決めたら、信じ続けなければならない・・・
ったくこの夫は・・・そういう人に惹かれるって人もいて当たり前だから!
愛の輪舞(ロンド)か・・・なるほどっ!
若い子惑わせたあげくポイっ!
スペインでどうにかなったのかと思ったら・・・なんだ、箱根か!
★★★★☆