本日はお休みをいただき、カミさんと八王子城跡へ。
ここは城跡と言っても山城なので、それなりの格好で歩きに行きました。
現地到着後、城跡案内所で情報収集。
そこからスタートし、幹線路を登ると直ぐに観光ボランティア案内所が見える。
観光ボランティア案内所の標高は115m。
いろいろ情報を知りたいので、ガイドをお願いし、先ずは居館地区である御主殿を案内して頂くことに。
ガイドさん同行でないと入れない曲輪や、後北条氏の歴史から以前箕輪城趾でも見た、素晴らしく巨大な空堀を備えたこの城の凄さを思い知らされました。
攻めるには大変だったろうと思うのですが、これが前田・上杉・真田により表と搦手より攻撃され天守を先に落とされ。上から段々に落とされて行った状況まで教えて頂け、いろいろびっくりするようなことも聞くことが出来、単独では見過ごすところも隈なく教えていただけました。
乱世が収束されつつあるこの時代で秀吉の小田原征伐の数年前に、平和な世になりつつある時代に山城を・・・それを予期した北条氏照により築城された八王子城ですが、全ては安土城がモデルとなっていたことも再確認できました。
この城が攻められた時に城主氏照は小田原の早川口で陣を敷いていたそうで、城主不在の中この難攻不落と言われた城はたった1日の裏からの攻めにより落ちてしまったのだそうです。
歴史にもしはないですが、もしも氏照がいたらどうなっていたか?判らないでしょうね!
この城は跡形もなく全焼失してしまったのだそうですが、近世代になってからの発掘によりいろいろ解明されつつあるそうです。
びっくりしたのはここに枯山水の庭園があったことと、この時代にベネチアガラスが出土したことです。
これは北条がヨーロッパの国々であるスペイン・ポルトガル若しくはオランダ等と貿易を行っていたことの証明だそうで、
そこから観光ボランティア案内所へ戻ると、用事があるので案内しながら一緒に登って頂けることに!時代の波さえ狂わなければ北条が天下を取っていたかも知れないということになるかも?・・・だから歴史は面白いんですよね〜!(笑)
そして戻ってきてから山頂を目指します。
115mから登って山頂の本丸跡が471mの標高差350mをゆっくりと登ることに。
何と幸運なことに、ガイドさんが同行してくれることに!
ガイドさんに付いて行った先は、何と急な旧道約1時間かけて登ることに。(自分たちには少々速いペースだったかも?)
自分たちだけだったら安全な新道を登ったことでしょうが、少々危険な旧道を案内していただけました。
途中、土砂崩れにより発見された石垣や数々の馬蹄形の曲輪、新道の下側なので新道からは余程危険な思いをしない限り見られない場所。
ガイドさんは頂上である本丸跡から見晴台に行くまで案内して頂き、見晴台にて下山。
自分たちは暫しお茶をしながら展望を堪能。
晴れていれば西武ドームにスカイツリー、相模湾まで関東一円が見渡せるそうで、なんとなく氏照がここに城を作った訳が判った胃がしました。
見晴台は本丸より南南東の位置にあり標高差は11mの460mでした。
昼は降りてからの予定だったので、休憩後12時半に下山開始。
復路は新道です。
下山はノンビリだったのですが、新道だったお陰で紅葉を楽しみながら35分程。
ボランティア案内所で、ガイドさんに無事下山の挨拶とお礼を言って車で次の目的地へ!
歩行距離は7.65kmでした。