五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

暮らしの内容

2011年07月03日 | 第2章 五感と体感
奈良時代のサラリーマンは、日の出前に起き、会社を目指して1、2時間歩くのは当たり前だったそうです。
その分、お昼を少し過ぎたら仕事は終わり、日の入りが過ぎたあたりには就寝時間。

食事は、お偉い方でも1日2食。この習慣は近年まで続いていたようです。

私達の祖先は、そのような生活をして命を繋いできたわけです。

とはいえ、電気のある生活が当たり前になっている時代に生まれた私達は、そのような生活に完全に戻るわけにはいきません。

ただ、奈良時代、平安時代の記述を読んでいると、時間と時間の隙間がそれほど無いのでは、と思うようになります。

人は、生まれてから、食べて、生活のために学び、働いて、休んで、寝て、起きての行為を繰り返しているわけです。
ただ、時代によって、それらの行為の内容が違うだけなのです。

たった一日で沖縄や北海道を日帰りで往復できる時代は、1時間で1里が精一杯の歩く時代に住んでいた人々にとってみたら、夢にも思わないことでしょう。
でも、よくよく考えてみると生活サイクルの行為はそんなに変わらないわけです。

寝て、起きて、食べて、働いて、食べて、寝て…

嬉しかったら、喜び、
悲しかったら、悲しみ、、、生活だけではありません。湧き出す感情は、もっともっと普遍的なものなわけです。

節電をせざる得ない中、これらの普遍的なこととシンプルな生活を今一度返りみて、自分にとって本当に必要なことだけを選択できるセンスを身につけていきたいものだと、思うのです。

私にとっては、よき機会です。
自分の暮らしの内容を点検しつつ、もう少し自分の歩みに合わせてみようと思います。

猛暑の夏の過ごし方にも繋がっていくかもしれません。

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