五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

体の一部で比喩する意味

2011年07月16日 | 第2章 五感と体感
「身」の毛がよだつ

「はらわた」が煮えくり返る

「目に入れても」痛くないほど…

「耳」が痛い

「鼻」が利く

「目」は「口」ほどにものを言う

「足手」まとい

「骨身」に沁みる

「膝」を折る

「頭」に湯気が立つ

暖簾に「腕」押し

「骨」折り損の…

「額」に汗かき…

…数分間でこれだけの言葉が頭に浮かんできます。

人は身体のどこかで何かを感じ、他者にも表出する共通体感であることに気付いた「古人」(いにしえ人)が、感情表現するための「言語」として、こういった比喩を誰もが解る言葉にしてきました。

良くも悪くも身体で体感しているのに言語化できないでいると、頭の中がモヤモヤしてきて、それが言葉で表現出来るようになると、統御感を得られることがあります。

五感で感じたことを言葉にすることは、自分自身に浄化をもたらすことに繋がるようです。

これが言語療法の大切なポイントであるかもしれません。

そんなわけで傾聴するための訓練の一つにセンシビリティートレーニングというのがあります。感受性訓練のことです。
五感や体感を言語化していく訓練です。

言葉に出来ない体感は、案外自分の内にある身近な言葉に置き換えることができるはずなのです。それが一体どんな言葉なのか気楽に表現するには、どうもこの訓練が欠かせないようです。

季節に感じる体感や偶然見つけた本、そして身体を動かすことによって呼び覚まされる気付きを体感通して言語化できると、自分の中にそよ風が吹いたような通気の良さを感じることができそうです。

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