五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

陰と陽

2012年11月19日 | 第2章 五感と体感
改めて言う事でもありませんが、森羅万象は陰と陽で成っています。

陰の気が勝っている時の五感や体感

陽の気が勝っている時の五感や体感

陰と陽の気が好い具合に交わっている時の五感や体感

それぞれの時の自分の五感や体感を否定もせず肯定もせず受容出来きていると、少なくとも五感と体感を通して意識できていると、陰陽の気が交わる体感へと近づいてきまず。つまり、意識できていると自分自身のバランスが取れている本来の状態に治まっていくのです。

昨日訪れた能楽堂では、いつもなら見所(ケンジョ)に入ると凪いだような平坦さを感じ、陰と陽をばたつかせてきた自分自身が鎮まっていくのですが、ちょっと違いました。
静かな場所であるはずの見所で怒りの感情をぶちまけている人が数人いたのです。ちょっとしたことなのですが、きっと平素の暮らしの中で何かのストレスがおありなのでしょう。
ツイッターやfacebookなどで「怒りの感情を言葉にしている」のを読むことと同じような心の荒れを覚え、思わず外に出ました。

つまり、思わぬ所で陰の気が突然襲いかかってきたという体感です。

そんなときは逃げるに限ります。というわけで、レストランに入りました。ところがです。ここでもまた、従業員に文句を言っているご婦人が。。。

ありゃありゃ…。

能楽堂でこんな体験をするのは初めてなので、そのご婦人のお顔をちらりと眺めると、やっぱりきっと何かの感情転移が起きているのでしょう。。。というような表情をされています。

淡々と山菜そばを頂き、退散しました。

昨日のいつもとは違う奇妙な空気は、どうも私だけが感じたわけではなかったようです。

そんな始まりの鑑能でしたが、結界の先の舞台は素晴らしく、天女の羽衣が富士の上を舞う心地で勉強させて頂き、ひたすらに愉しませていただきました。交わりの美しさを感じました。私も結界の向こうに連れてって~~♪(笑)という願いが、叶ったような至福感を頂きました。

自分の中の陰と陽を意識しようと心がけていると、私なりの回避を思い立ちます。
回避のタイミングを逃すといつまでも陰の気に引きずられます。

自分の中にある陰と陽を五感を通して体感で感じることがそれなりにできるようになると、自分自身の荒立った心に平穏感がやってくるのが早くなってくるようです。

修行を続けることは死に逝く時まで、ということですね…

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