昨晩は中村勘三郎さんの追悼番組を拝見しました。
親子連獅子で息合わせた親子の姿を息呑みながら観る観客。客の反応がじかに伝わる舞台。
長きにわたり、民衆とスポンサーとの関係を最大限に強く太くしてきた歌舞伎の世界は、永続性する意識と覚悟の強い逞しさ感じます。
「皆皆様のお陰でございます」と平身低頭を貫きながら、伝統を守り抜く梨園の世界に並々ならぬ生命力を感じます。
戦前の歌舞伎座に通いまくった私の祖父母は、嫌がる息子(父)を引き連れ、当時の歌舞伎座は換気が悪く、子供にとっては最悪の空気だったようで、父は気持悪くなった思い出しかないそうですが、、、
それでも、通い詰めた祖父母の目から通したものが私の魂に蓄えられているような気もするのです。そうやって時代を超えて引き継がれていくのもなのかもしれません。
能楽はお殿様のお抱えであった故、スポンサーという概念は歌舞伎とは大違いです。
生き抜くための学習は、「隅から隅までずずいと…」の精神で叩きこまれてきたのが、民衆をスポンサーにしてきた強さだと思うのです。
何事にしても型を体得することは一生の修業でしょう。そして、体得することと配慮することの力が、同じくらい必要であるでしょうし、夢を実現するための想像力も意欲と比例してくでしょうし、潔い自己実現とは、このことかな、と思いながらテレビの画面を見つめました。
見せるために、何をするかを勘三郎さんから学ばせて頂きました。日本力はここにあり、かな、ということも。。。
数年前に亡くなった超歌舞伎好きの友人は着物を着て、勘三郎さんの天国入りをお迎えしていることでしょう。祖父も、若い役者がやってきたことに大喜びで、天国がとても賑やかになっている事を想像しています。
中村勘三郎さんのご冥福をお祈りいたします。
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長きにわたり、民衆とスポンサーとの関係を最大限に強く太くしてきた歌舞伎の世界は、永続性する意識と覚悟の強い逞しさ感じます。
「皆皆様のお陰でございます」と平身低頭を貫きながら、伝統を守り抜く梨園の世界に並々ならぬ生命力を感じます。
戦前の歌舞伎座に通いまくった私の祖父母は、嫌がる息子(父)を引き連れ、当時の歌舞伎座は換気が悪く、子供にとっては最悪の空気だったようで、父は気持悪くなった思い出しかないそうですが、、、
それでも、通い詰めた祖父母の目から通したものが私の魂に蓄えられているような気もするのです。そうやって時代を超えて引き継がれていくのもなのかもしれません。
能楽はお殿様のお抱えであった故、スポンサーという概念は歌舞伎とは大違いです。
生き抜くための学習は、「隅から隅までずずいと…」の精神で叩きこまれてきたのが、民衆をスポンサーにしてきた強さだと思うのです。
何事にしても型を体得することは一生の修業でしょう。そして、体得することと配慮することの力が、同じくらい必要であるでしょうし、夢を実現するための想像力も意欲と比例してくでしょうし、潔い自己実現とは、このことかな、と思いながらテレビの画面を見つめました。
見せるために、何をするかを勘三郎さんから学ばせて頂きました。日本力はここにあり、かな、ということも。。。
数年前に亡くなった超歌舞伎好きの友人は着物を着て、勘三郎さんの天国入りをお迎えしていることでしょう。祖父も、若い役者がやってきたことに大喜びで、天国がとても賑やかになっている事を想像しています。
中村勘三郎さんのご冥福をお祈りいたします。
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