五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

青春の画像

2012年12月29日 | 第2章 五感と体感
若さ溢れる人たちを見ていると「ああ、青春の画像…^^」という言葉が頭に浮かんできます。

「青春の画像」

私の美術の恩師の本の題名です。昔出版された本ですが、日本の美術史に残る芸術家のエピソードを交えながら美術評論家としての思いを綴ったものです。
今も活躍されている酒井忠康師からは、美術と自分のスタンスについて考える力を教えていただきました。
ご本人は、そんなことサラサラ思っていらっしゃらないと思いますが、私は、学ばせて頂いたと解釈しています。

昨日、久しぶりに「青春の画像」が、ふと思い浮かびました。

昨日、2週間の旅を終えて帰ってきた息子が手ぶらで帰ってきたのです。いわゆるロストバゲッジです。荷物を追跡してもらうとトランジットしたヒースロー空港に置き去りにされているらしく、荷物だけは明日の便で帰ってくるとのこと。
よくある話ですが、その中に、私がリクエストしていたポルトガルの美味しい卵ケーキが入っているわけで、腐らないうちに届いてちょーだい。。。と願うばかり。
反面「旅とはそういうもんだ。。。」と、旅好きの家族は、それを旅の醍醐味として楽しんでいる節もあります。

青春の旅は、心に溜まります。10代~20代前半に旅することは、将来の生き方にも大きく影響します。いろいろな場所に立ち、空気を吸い、人と交わり、短時間でトラブルを解決する、、、これらが自分の生育史の宝物となっていくのです。

海に囲まれた日本の国境は海です。だからこそ「若き時の旅は大事」だと思っています。

「自分の青春の画像は。。。?」
そんなことを思い巡らすと、やはり、旅する自分が浮かんできます。

ヴィスコンティの映画「ベニスに死す」の舞台になった場所にどうしても立ちたくて、リド島に行った際、プライベートビーチのレストルームに一人で入った息子が鍵が開けられず閉じ込められ、大騒ぎになったことをふと思い出しました。まだ小学校に入ったばかりだったと思います。イタリア語や英語やフランス語で大騒ぎしてくだった皆様に、日本語で「落ち着いて、鍵を回してこらん」と声を掛けた時の面白さといったら、思い出すと苦笑します。
色々な国の言葉で、心配して声を掛けてくださった皆様は、まさに聖霊降臨だ。。。、と(笑)

これもまた、青春の画像…^^;

とにもかくにも卵ケーキが腐りませんように~


告知:
2013年1月13日から2月9日まで、銀座プロムナードギャラリー(銀座三越下~東銀座までの地下通路・歌舞伎座の手前)において、「江戸表具を愛する会」に参加します。新歌舞伎座の見物の際は、ぜひ地下通路をご利用くださいませ。



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