今年も年内の締め括りである大きな催し「キリスト生誕劇」クリスマスタブローを鑑賞させていただきました。
あれこれと悩みがあったり、憂いのストレスがあっても、聖歌を歌い、ハンドベルを奏で、舞台で演じる生徒の皆さんを拝見し、この催しにかける情熱と集中する思いは、或る人にとっては思春期の統合であり、或る人にとっては生き甲斐であり、或る人にとっては生きる目的であるのだろうなぁ…、と思うと、ほんとうに慈しみ深い意味のあるものであると、しみじみ感じました。
学校のアイデンティティは、人を育てます。
ある学校では、能楽師の方が講師となり、生徒に3年間「高砂」を指導するそうです。全学年の方々が謡う高砂は、圧巻なものであろうと思います。謡う人も聴く人も指導する先生方も統合された一つのものから学ぶことは多いと思います。
自分がその学校のアイデンティティを好む好まざる関係なく、一貫した考え方で教育をされる事は、体と心に深く沁み込んでいくのです。良くも悪くも言えることだと思いますが、教育指針がはっきりしていると、そこで好きも嫌いも受ける側は判断出来ていきます。その時嫌いだと思っても、それが人生を生き抜くための力に成るでしょうし、人生何が自分の支えに成るか解りません。
キリスト教のミッションスクールは、授業に「宗教」を設けています。信じる宗教を通して、「人とは何か?自分はどう生きるのか?」を自問自答し、倫理的なことも大いに学んでいきます。
カトリックであれば、ミサに与り、プロテスタント系であれば、礼拝という典礼があります。仏教であれば法要です。否が応でも生徒はそれを体験し、学校生活を営んでいくのです。典礼の間、寝ていようが、あっちを向いていようが、その場に居ることに意味があるのです。(厳密に言うと、そういうことを言ってくださる先生や牧師先生、神父さん、お坊さんに大勢会いました)
人が混沌とした悩みを抱えた時、かつて受けた教育によって自分にとってよき答えを導き出す力が自分に備わっていることを気づく時が来るかもしれません。
カオス(混沌)の統合は、自分の柱を意識すること、つまり、どんな考え方で生きてきたかから紐解いていくことが、一番近道なことのように思います。答えは自分の内に宿っているのですから。
いろいろな考え方
いろいろな宗教
いろいろな習慣
自分はその「いろいろ」の中の、何を柱に生きているのでしょう。
クリスマスは、そんなことを考えながら一本のろうそくに光を灯したいものです。
観音開きの扉が開くと輝いた仏様が目の前に立ち、「のんのんののさま、ほとけさま♪」という歌を覚えた福井のお寺の幼稚園から始まった私の人生の旅路はまだまだ過程でございます。
告知:
2013年1月13日から2月9日まで、銀座プロムナードギャラリー(銀座三越下~東銀座までの地下通路・歌舞伎座の手前)において、「江戸表具を愛する会」に参加します。新歌舞伎座の見物の際は、ぜひ地下通路をご利用くださいませ。
クリック応援お願いします♪「生き甲斐の心理学/五感で観る」
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学校のアイデンティティは、人を育てます。
ある学校では、能楽師の方が講師となり、生徒に3年間「高砂」を指導するそうです。全学年の方々が謡う高砂は、圧巻なものであろうと思います。謡う人も聴く人も指導する先生方も統合された一つのものから学ぶことは多いと思います。
自分がその学校のアイデンティティを好む好まざる関係なく、一貫した考え方で教育をされる事は、体と心に深く沁み込んでいくのです。良くも悪くも言えることだと思いますが、教育指針がはっきりしていると、そこで好きも嫌いも受ける側は判断出来ていきます。その時嫌いだと思っても、それが人生を生き抜くための力に成るでしょうし、人生何が自分の支えに成るか解りません。
キリスト教のミッションスクールは、授業に「宗教」を設けています。信じる宗教を通して、「人とは何か?自分はどう生きるのか?」を自問自答し、倫理的なことも大いに学んでいきます。
カトリックであれば、ミサに与り、プロテスタント系であれば、礼拝という典礼があります。仏教であれば法要です。否が応でも生徒はそれを体験し、学校生活を営んでいくのです。典礼の間、寝ていようが、あっちを向いていようが、その場に居ることに意味があるのです。(厳密に言うと、そういうことを言ってくださる先生や牧師先生、神父さん、お坊さんに大勢会いました)
人が混沌とした悩みを抱えた時、かつて受けた教育によって自分にとってよき答えを導き出す力が自分に備わっていることを気づく時が来るかもしれません。
カオス(混沌)の統合は、自分の柱を意識すること、つまり、どんな考え方で生きてきたかから紐解いていくことが、一番近道なことのように思います。答えは自分の内に宿っているのですから。
いろいろな考え方
いろいろな宗教
いろいろな習慣
自分はその「いろいろ」の中の、何を柱に生きているのでしょう。
クリスマスは、そんなことを考えながら一本のろうそくに光を灯したいものです。
観音開きの扉が開くと輝いた仏様が目の前に立ち、「のんのんののさま、ほとけさま♪」という歌を覚えた福井のお寺の幼稚園から始まった私の人生の旅路はまだまだ過程でございます。
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2013年1月13日から2月9日まで、銀座プロムナードギャラリー(銀座三越下~東銀座までの地下通路・歌舞伎座の手前)において、「江戸表具を愛する会」に参加します。新歌舞伎座の見物の際は、ぜひ地下通路をご利用くださいませ。
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