五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

2012年旅の記録

2012年12月26日 | 第2章 五感と体感
私の祖父は、山頭火に憧れていたそうです。高円寺に住まう老怪は、筆とスケッチを持って旅に出かけていました。

役行者に憧れた空海、空海の足跡を歩いた西行、そして、西行の歌の旅を辿り更に歌を重ねた芭蕉。

なぜ、人は旅に出たくなるのでしょう。
充分、私にもその血が入っているようです。

今年もよーく旅をしました。

京都:戎さんから始まり、建仁寺にて亡くなられた小泉淳作氏の臥龍図を拝み、北野天満宮の梅の花、勝持寺の西行桜を愛で、仁和寺に経正を思い衣笠山に手を合わせ、空海が別当をしていた乙訓寺を参り、8年ぶりの嵯峨野で平家物語を考え改めて小倉山から落つる風に当たり、大覚寺で空海を思い、大沢の池、広沢の池で源氏物語を感じ、、、。

茨木の隠れキリシタンの里の出会いも尊いものでした。縄文レストランに連れて頂いたことは衝撃的でした。

そして、宮島詣。厳島神社と弥山参拝。この旅は平家物語のまとめのような旅でした。

忘れてはならないのは、東北の旅。平泉から遠野。そして、三陸海岸を松島まで走った風景を目に焼き付けたこと。

そしてそして、宮城県白石から始まった小さな活動は、山元町の皆様との出会いを可能にしました。
仙台の街も身近となり、深く感謝しています。

憂うより、自分の前途に希望を持つことのほうが難しいことなのかもしれませんが、西行の旅を重ねて歩いてみると、人生の旅路は、自分次第かな、と思うのです。

今年は表装の作品展に多く参加させて頂き、お陰で修業も随分積むことができました。

ブログという道具を使う事で、これらの旅が大きく生かされていることも有難いことです。

まだまだ年内にやるべき仕事が山積みですが、何となく頂上は見えてきたかな、、、という、12月26日です。
今年も大晦日までてんてこ舞いですが、呼吸を意識し気を鎮めつつ過ごしてゆきたいと思います。



告知:
2013年1月13日から2月9日まで、銀座プロムナードギャラリー(銀座三越下~東銀座までの地下通路・歌舞伎座の手前)において、「江戸表具を愛する会」に参加します。新歌舞伎座の見物の際は、ぜひ地下通路をご利用くださいませ。



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