カラダよろこぶろぐ

山の記録と日々の話

大好き燕岳へ

2023-08-29 | ヤマのこと

2023.8.24(木)~25(金) 燕岳へ


(日の出前、赤く染まる白い花崗岩)
2023年夏山滑り込み、やっと行けた北アルプス、燕岳。




水曜日、仕事を終えて新宿から安曇野穂高まで夜行バスに乗る。
扇沢行き23時15分発、4時27分着の便なのに3時40分頃着いちゃって・・・眠いのなんの(*_*;
5時10分発のバスが来るまで1時間以上じーっと待つだけ、あぁもうちょっと寝たかった・・・
駅前は夜明け前でまだ涼しいから待てるけど、この夏の暑さ、安曇野でさえもヒンヤリ感はなかった。



平日だけどまだ夏休みという事もあってか、中房温泉行の乗合バスは3台
登山口は相変わらずの賑やかさでした。
朝食を取り、もたもた支度をして6時40分出発



第一、第二ベンチまでは順調なんだけど、それ以降富士見ベンチまでが眠気のせいかいつも辛い。
合戦小屋まではこの表示のおかげで元気になれるのよね~



気温は20℃ないくらい?だとは思うけど、湿気もあるのでいつも通りバンダナが絞れるほどの汗で到着。



いつも山荘手前でシャリバテになるので、今日はここで昼食をとる作戦
ダンナ様は山菜うどん、私はやっぱり食べれないのでスイカのみ、でエネルギー補給



今日の天気予報は霧時々晴れ 第三ベンチ辺りまでは陽が差していた
登りが霧なのは私にとってはとてもありがたいけど、合戦小屋を出発したあたりから霧雨が・・・



槍展望ポイントまで来ると、ちょっと雨が強くなってきたのでザックカバーと合羽の上だけを着ることに。
合羽着ると暑いんだよね・・・

とか言ってるうちにザーッと!
既に汗で全身濡れてるからいいや、と合羽ズボンをはかずに歩き続けたら、ラッキーなことに止んでくれた♪



小屋近くなるとようやくお花たちがお出迎え



オヤマリンドウ・イチヤクソウ・タテヤマアザミ・ミヤマアキノキリンソウ



シラヤマギク?・シモツケソウ・トリカブト・ハクサンボウフウ



ウメバチソウ



ミヤマコゴメグサ、久しぶりに会えたけどやっぱりカワイイ



トウヤクリンドウ など。



11時40分、燕山荘到着。2年ぶりですが前回とほぼ同じCTで来れてほっ。

そうそう、この日登山口から自衛隊の若い子たち50人くらいが二班に分かれて登っていたのですが
テントなどの装備を担いでいる風ではなかったから、この先どっちへ行ったのでしょう?
訓練らしかったのですが、ベンチの度に一緒になりました(^^



汗と雨で全身びしょぬれだから、ここは寒くならないうちに生ビールでしょう
と、チェックインもしないまま外ベンチで乾杯。
あ~もう、これより美味しい生ビールは無い!するする入ってく~ (私はここで今日の昼食、玉こんにゃく4個)



今回は一番奥の部屋、新館でした。
ロールカーテンで仕切られ、一人一枚の布団は継続
これ、本当にありがたい、部屋で着替えも出来るし。



小屋でゆっくりしていたら土砂降りの雨になったけど、その雨もすぐに上がり街が見え隠れ。
サンルームは雨のせいもあってか満席でした。
時間はたっぷりあるけど、明日の朝は天気になりそうだから山頂は明日にしよう、そしてお昼寝zzz

お昼寝から目覚めたら、早めの夕食



今回の作戦その2、数年ぶりの自炊
山荘はずっと変わらずなメニューで、美味しいけど今回はその気分ではなく
朝食の甘い卵焼きとか白米があまり食べれない私にはあの料金はもったいないと節約
ダンナ様に相談すると、縦走じゃないから持って上がっても良いよ、とのことで決定。

以前の自炊場は別の場所だったのでここは初めて、位置は山荘ヘリポートの奥
とても綺麗で、流し台もある、窓からは槍が見える
そしてなんと、300人以上宿泊しているはずなのに、利用したのはこの日は私たちともう一組の5人だけ。
静かで時間を気にせずゆっくり出来て、とても快適だったのでした(売店までお酒を買いに行くのが遠いけど)
ダンナ様、担いできてくれてありがとう。(燕山荘もハンバーグなのに家の冷凍庫から持ってきて対抗してた・笑)



程よく酔いが回った頃、空が明るくなり今日初めて槍ヶ岳が姿をあらわした。
自炊室の窓から眺める槍ヶ岳と蛙岩、大天井岳への稜線



安曇野の町も見えてきた、雲より上にいるの気持ちいいね~
一緒だった男性三人組は明日は表銀座へ行くそう、素晴らしい景色を眺めながら和やかな時間を過ごしました



18時、そろそろ日没かな?ヘリポートからのお馴染みの眺め
雨が上がって良かったわ。



日没前の燕岳 左下、裏銀座烏帽子岳のとんがりが雲の隙間に。



到着した時は真っ白だった穂高の稜線も見えてきた



スッキリ空も良いけれど、雲があることで印象的な夕景になるのが良いよね
あぁ、空が広いなぁ~久しぶりに見れたよ
山頂は明日の朝に期待してオヤスミナサイ・・・


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2023.8.25(金)


4時10分、燕岳目指して歩き始める。
日の出時刻は5時ちょっと過ぎくらい?陽が登る前のオレンジ色の空が美しい



ヘッデン着けて進む
風がやや強めだけど全然寒くないのがやっぱりちょっと変な感じ。



日の出時刻前に山頂到着



富士山



燕岳から眺める山々



何度も見てるのにすぐ忘れるから、忘れないように山名入りにしてみた(書かないと覚えない昭和人)




続々と山頂目指して登ってくるので、5分程度で交代して戻ります
日の出前の燕岳山頂は初めて、いつだって美しいけど、この時間もとびきり美しい。
山で迎える極上の朝のひととき、言葉が無くなるね



槍の向こう、笠ヶ岳もうっすらピンク色



行きは暗くてわからなかったコマクサを確認
まだ咲き残ってくれてた、嬉しい。



朝日が昇る



メガネ岩がピンク色に染まり



燕岳が赤く染まる、なんて美しい瞬間なんだろう



体調不良でこの夏予定してた山に行けなくて、でもどうしてもアルプスには行きたくて



何度登っても飽きない、いつも心地よい時をくれる燕岳を選びました



今回もまた、素敵な時間をありがとう




山荘に戻ってコーヒーとパンを食べて下山
稜線を歩きたくなるような素晴らしいお天気だけど (この後10時過ぎにはまた白い世界になったらしい)



富士山を眺めながらまた中房温泉へ降りていきます



途中、赤くなりかけのナナカマド



前回山で会った時は白い花だったね、
あれから一ヶ月、赤い実になったゴゼンタチバナ



中房温泉で汗を流し、またバスで穂高駅へ
ありがとう、またね。

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下界に降りたら穂高駅も松本駅も、ビックリするくらい日差しが強くてビリビリ暑い
朝晩は涼しいのだろうけど、昼間は東京とあまり変わらない感じ?

6月に行った翁堂が忘れられなくて、激暑な歩道をザック背負ったまま店へ
普通盛のナポリタン頼んでみたら通常の2.5倍くらいの量!
お腹すかせた状態でピザとシェアして頂いたけど、夜になってもお腹が空かなかった、でも美味しかったよ~






【行程】往路:新宿23:10ー安曇野穂高BS3:40  穂高駅BS5:10ー中房温泉BS6:05
    復路:中房温泉BS10:45ー穂高駅11:50/12:05ー松本12:34~松本14:50ー(あずさ)ー新宿17:25

【歩行】往路:登山口6:40⇒合戦小屋10:03~10:40⇒燕山荘11:40
    復路:燕山荘6:40⇒合戦小屋7:15⇒登山口9:20

    登り1443m 下り1446m 距離11.0km

    



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