2024.5.10(金)埼玉県・秩父の武甲山へ
いつもならこの時期、奥多摩か丹沢前衛あたりのシロヤシオを楽しみにしているのだけど、
なんと今年は花芽さえも付いていないらしい・・・裏年過ぎる~
同じエリアでもないのに示し合わせたかのように花が咲かないとか、自然界って不思議ね。
ということで、標高差1000m以上で暑くなさそうな秩父に久しぶりに行ってみようと降り立った”浦山口駅”
無人駅の改札を出るとこのかわいらしい案内板が迎えてくれるのは変わってなかった
車道を道標に従って歩いていくと、札所の橋立鍾乳洞
もうかれこれ35年くらい昔、両親がまだ健在だった頃に訪れた場所、変わってないのが懐かしくて嬉しい。
武甲山に登るのは13年ぶりとか、自分でもビックリだけど。
覚えているところもあれば全く記憶にないところもあり、
もりもりの新緑と清らかな沢を見ながらの登山口までの林道歩き約1時間は気持ちよく歩けた。
緑の森に吸い込まれるように入っていく
この前日は気温がとても低かったので、この日の朝もダウンを着ていないと寒いくらいでしたが
沢を離れると九十九折の杉林を登り、
涼しくてもやっぱりたくさん汗かいて、尾根に乗る
そこからしばらくは緩やかな山椒に囲まれた道を進む
この辺りからセメント採掘の機械音、人々の暮らしに恩恵を与えてくれると解っていてもちょっと複雑
登山道に岩が増えてくると
シラジクボとの分岐に到着しました
このあたり、全然記憶にない・・・山頂方面へ
途中、開けた場所から見える山々は・・・三つドッケとか奥多摩方面?
あれは両神山
全般的に花が少ないのは仕方ないけど
さっきの分岐から山頂まで直登かと思いきや、ぐるっと廻りこんで登る感じで
なかなか頭上に空が見えてこない・笑
バイケイソウだらけの斜面を息を切らせ登るとようやく
山頂
武甲山御嶽神社
神社の裏の展望台
浅間山あたりは見えていたようですが、同定できず
湿度が低く、空気が冷たい日だったので登りで汗をかいてもすぐに冷える
ニリンソウが咲く陽の当たる広場でランチにして、今日はそのまま表参道を下山します
神社からしばらくはルイヨウボタンの群落
表参道はずーーっと杉の道で、空が見えないのは悲しいけど涼しく歩けるのかな?
途中には樹高が高い大きな杉の木、2箇所
不動滝
橋の下にはヒメレンゲ
だいぶ降りてきたところで振り返ると立派な石柱
つまり私たちは裏参道から登って表参道を降りてきたということですね(^^
13年前は表参道を歩いていなかったので初めてのルートでした
この辺りのアスファルトの急坂が一番きつかったかも・笑
進んでいくとカフェがありました、土日営業との事で残念、ここで一息入れられると楽だよねぇ・・・
一の鳥居到着
立派で新しいトイレがありました。
さっきのカフェが開いてたらなぁ、と思う理由は、ここには自販機は無いのと携帯の電波が届かないことと
ここから横瀬駅までの車道歩き1時間半が待ち受けているから。
13年前に来た時は疲れすぎて途中で(電波が届くところまで行って)タクシーを呼んだのよね・・・
さて、気合入れて歩きましょう!
車道脇にオドリコソウがいっぱい咲いてて嬉しかったけど、
やっぱり辛いなぁ、この車道歩き。
時々目の前が白くなるし靴底は真っ白になるし、山中は涼しいけど日差しの強さが痛いし・・
時折武甲山を振り返り気を紛らしながら歩き、時計を見るとあれ?あと8分で電車が来るよ?
それを逃すと30分待ちだよ・・・という事で最後は走る走る!
・・・セーフ!ホームに上がるのと電車の入線が同時、間に合った~
当初は横瀬駅近くの”武甲の湯”に寄るつもりだったけど、久しぶりの秩父だから”みそポテト”食べたい!
となり、横瀬駅には何もないから西武秩父駅まで戻り”祭の湯”で汗を流すことに変更
山歩き後の温泉⇒ビール&みそポテトは秩父の山には欠かせないね~♪
山欲もお腹も満たされてらくらくラビューで帰りました。
【歩行】
浦山口駅8:10⇒武甲山11:02~11:45⇒十五丁目登山口12:50⇒一の鳥居13:10⇒横瀬駅14:37
※累積標高差:登り1200m 下り1192m 距離15.6km
☆見る度に気になっていた、もとの武甲山はどんな形だったの?の謎を調べていたら見つけたので
勝手にリンクさせていただきました。
貴重な写真ありがとうございます。
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