2014年2月18日(火)
久々の丹沢 大山への登山。。。
関東に大雪が降り積もり、雪山と化した大山は、アイゼン等がないと厳しく、 歩くにも時間が掛かり、後半では、ちょっとしたスリルを味わうハメになった。
今回は、アジリティで大山へと向かった。
大山へと続く道に、残雪がないか心配だったが、全く問題なかった。
大山の駐車場に到着。
駐車料金(200円)を支払う際、『そんな靴で行くの?上はアイゼンがないと危ないよ』と係りの人に言われる。
ちゃんと準備してますよ~っと、昨年、買ったチェーンスパイクを持って来たことを告げた。
係りの人に、写真まで撮ってもらって、ちょっと嬉しい。(*^。^*)
先ずは、両脇にお店が並ぶ、コマ参道を登って行く。
久々の山行は、脚にくる。。。
運動不足をちょっと感じた。
大山ケーブル駅を過ぎ、男坂と女坂の分岐で、女坂を選択。。。
早速、雪が積もっていた。
少し歩いたところで、ダウンを1枚脱ぎ、スバッツとチェーンスパイクを、脚に装着する。
中腹にある、阿夫利神社下社まで階段が続くのだが、ほとんど雪に覆われ、滑りやすく、歩くのもかなり疲れた。
また少し歩いて、もう1枚ダウンを脱ぐ。。。
最後は、長シャツ1枚にタオルを首に巻き、夏でも冬でも変わらぬスタイルで登った。(´▽`;)ゞ
それにしても、ふくらはぎに負担が掛かり、ちょっと痛い。
滑らないよう、つま先で雪道を踏ん張り、身体を持ち上げる。
雪山登山は、普段の倍以上の労力を使っていそうだ。
下社への道のりの一部はハードで、このあと降りるのが心配だった。
普段の倍以上掛かって、下社に到着。
境内の一部は、雪に埋もれ、先行きが不安になる。
行くなって書いてあるし。。。(・・;)
まぁ、もちろん行くのだが。
山道へと続く、急な階段もご覧の通り。
横の手すりがあっても、登るのは困難だった。
ようやく山道に出ると、これまでの道のりに比べ、多少、歩き易かった。
お馴染みの、一丁目からスタート。
平日のためか、雪のためか、登る人は少ない。
しばらく歩いて気付いたが、これほどの積雪を歩くには、チェーンスパイクではもの足らない。
やはり、しっかりとした8本爪くらいのアイゼンがあると心強かった。
あと、ステッキも必要だった。。。( ´△`)
今回は、ちょっと大山を甘く見てしまった。
何とか、無事、山頂に到着。
2時間35分も掛かってしまった。
さっきまで、曇っていたが、途中から晴れ間も見え、見張らしは最高。
自宅は、どの方向だろうかと、いつも探すが分からない。
ちょうど、お昼なので、コンビニで買った食糧を広げる。
カップ麺に、おにぎり、からあげくん。
ちゃんと、お湯を沸かす道具も持参してきた。
山頂で、景色を見ながら食べるラーメンは、なかなか美味い。
食後は、見晴台方面に下山してゆく。
だが、この選択が間違いだった。
ほとんどの人は、本坂を登って下って行く。
雪がない時なら問題ないが、こうも雪が深いと、下るのも苦労しそうだ。
多分、大丈夫だろうと下って行く。
踏みあとを頼りに下るが、時々、ズボッと片足全てが雪に埋もれたりする。
【この程度ならまだマシ ↓ 】
近くに、木の枝があれば、掴まって脱出可能だが、自力で抜けるには、体力も使うし大変だった。
急な斜面を下ったが、恐らく、本来の登山道ではない道も下っていた。
踏みあとだけが頼りだったが、途中で踏みあとが無くなった時は、途方に暮れた。【行き止まったところ ↓ 】
落ち着いて、少し戻ると別の踏みあとがあり、また下山道に戻れた。
見晴台への道のりは、かなり急坂のため、間違えて引き返すには、体力的にもしんどい。
普段なら、もうとっくに見晴台に着いているはずだったが、
たった2.2kmの道のりは、果てしなく遠く感じた。
何とか、見晴台に到着。
ここから下社まで、1.4kmって書いてある。
あと少しと、気分も少し晴れたが、次の瞬間、すぐに打ちのめされた。
なんと、通行止め!?
また、山頂に戻るのは、体力的には厳しい。
別の下山道(日向薬師)なら、下れそうだが、麓に戻り、バス・電車でぐるっと回り、また駐車場まで戻るのも、かなり大変。。。
通行止めの先をよく見ると、踏みあとも残っている。
ここは一か八か、行けるところまで行き、ダメなら戻ってこよう。
そう決意し、ロープをくぐり、道を進んだ。
途中から、斜面の端に踏みあとが続く。
もし、バランスを崩し滑落でもすれば、遭難という文字が頭をよぎる。
ここは慎重に、一歩一歩確実に踏みしめて歩いた。
しかし、時々、腰の辺りまで、ズボッとハマったり、何かの拍子にバランスを崩し、谷側に身体を持っていかれた時は、ほんとヒヤヒヤした。
何度、元の場所に引き返そうと決意したことか。。。(ノ_・。)
先を行く人も見当たらず、後から来る人も居ない。。。
先行きだけが、不安だった。
そして、通行止めの箇所に到着。
目の前では、仮設の橋が雪で崩落していた。
だが、そこを迂回するように、誰かが、踏みあとを残してくれている。
ここは意を決し、前に進む事を選択。
右腕を、山側斜面にズボッと入れ、身体も右に傾け、慎重に迂回する。
雪崩でも、起きたら間違いなく、谷底だろう。
この時ばかりは、アドレナリンも沢山出たのではないだろうか。
慎重に歩いた結果、何とか、崩落箇所を切り抜けた。
これで、下社に行けると安堵のため息をついたが、まだまだ油断は禁物。
斜面の端にある、踏みあとは、まだ続いていた。
そして、ようやく。。。
下社に到着。
ホッと、一安心だった。
ここから、駐車場まで、男坂・女坂のどちらで下る予定だったが、どうも、右足のふくらはぎが傷んだので、ケーブルカーで下山を決めた。
約6分で、大山ケーブル駅に到着。
歩いたら、1時間くらい、掛かっていたかも知れない。。。
コマ参道を下り、ようやく駐車場に到着。
この後は、近くにある鶴巻温泉へ。。。
弘法の里湯で、疲れを癒し、温泉でふくらはぎをよく揉んだら、少し、痛みは和らいだ。
久々の大山だったが、今回は、疲れ切った登山だった。。。
ーDankeー☆