気ままにツーリング

Ninja1000SX とスウィッシュ でアドベンチャーな旅へ

雪の大山登山

2014-02-19 | 登山

2014年2月18日(火

久々の丹沢 大山への登山。。。

雪の大山登山

関東に大雪が降り積もり、雪山と化した大山は、アイゼン等がないと厳しく、 歩くにも時間が掛かり、後半では、ちょっとしたスリルを味わうハメになった。

今回は、アジリティで大山へと向かった。

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大山へと続く道に、残雪がないか心配だったが、全く問題なかった。

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大山の駐車場に到着。

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駐車料金(200円)を支払う際、『そんな靴で行くの?上はアイゼンがないと危ないよ』と係りの人に言われる。

ちゃんと準備してますよ~っと、昨年、買ったチェーンスパイクを持って来たことを告げた。

係りの人に、写真まで撮ってもらって、ちょっと嬉しい。(*^。^*)

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先ずは、両脇にお店が並ぶ、コマ参道を登って行く。

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久々の山行は、脚にくる。。。

運動不足をちょっと感じた。

大山ケーブル駅を過ぎ、男坂と女坂の分岐で、女坂を選択。。。

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早速、雪が積もっていた。

少し歩いたところで、ダウンを1枚脱ぎ、スバッツとチェーンスパイクを、脚に装着する。

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中腹にある、阿夫利神社下社まで階段が続くのだが、ほとんど雪に覆われ、滑りやすく、歩くのもかなり疲れた。

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また少し歩いて、もう1枚ダウンを脱ぐ。。。

最後は、長シャツ1枚にタオルを首に巻き、夏でも冬でも変わらぬスタイルで登った。(´▽`;)ゞ

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それにしても、ふくらはぎに負担が掛かり、ちょっと痛い。

滑らないよう、つま先で雪道を踏ん張り、身体を持ち上げる。

雪山登山は、普段の倍以上の労力を使っていそうだ。

下社への道のりの一部はハードで、このあと降りるのが心配だった。

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普段の倍以上掛かって、下社に到着。

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境内の一部は、雪に埋もれ、先行きが不安になる。

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行くなって書いてあるし。。。(・・;)

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まぁ、もちろん行くのだが。

山道へと続く、急な階段もご覧の通り。

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横の手すりがあっても、登るのは困難だった。

ようやく山道に出ると、これまでの道のりに比べ、多少、歩き易かった。

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お馴染みの、一丁目からスタート。

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平日のためか、雪のためか、登る人は少ない。

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しばらく歩いて気付いたが、これほどの積雪を歩くには、チェーンスパイクではもの足らない。

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やはり、しっかりとした8本爪くらいのアイゼンがあると心強かった。

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あと、ステッキも必要だった。。。( ´△`)

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今回は、ちょっと大山を甘く見てしまった。

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何とか、無事、山頂に到着。

雪の大山登山

2時間35分も掛かってしまった。

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さっきまで、曇っていたが、途中から晴れ間も見え、見張らしは最高。

雪の大山登山

自宅は、どの方向だろうかと、いつも探すが分からない。

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ちょうど、お昼なので、コンビニで買った食糧を広げる。

カップ麺に、おにぎり、からあげくん。

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ちゃんと、お湯を沸かす道具も持参してきた。

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山頂で、景色を見ながら食べるラーメンは、なかなか美味い。

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食後は、見晴台方面に下山してゆく。

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だが、この選択が間違いだった。

ほとんどの人は、本坂を登って下って行く。

雪がない時なら問題ないが、こうも雪が深いと、下るのも苦労しそうだ。

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多分、大丈夫だろうと下って行く。

踏みあとを頼りに下るが、時々、ズボッと片足全てが雪に埋もれたりする。

【この程度ならまだマシ ↓ 】

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近くに、木の枝があれば、掴まって脱出可能だが、自力で抜けるには、体力も使うし大変だった。

急な斜面を下ったが、恐らく、本来の登山道ではない道も下っていた。

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踏みあとだけが頼りだったが、途中で踏みあとが無くなった時は、途方に暮れた。【行き止まったところ ↓ 】

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落ち着いて、少し戻ると別の踏みあとがあり、また下山道に戻れた。

見晴台への道のりは、かなり急坂のため、間違えて引き返すには、体力的にもしんどい。

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普段なら、もうとっくに見晴台に着いているはずだったが、

たった2.2kmの道のりは、果てしなく遠く感じた。

何とか、見晴台に到着。

雪の大山登山

ここから下社まで、1.4kmって書いてある。

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あと少しと、気分も少し晴れたが、次の瞬間、すぐに打ちのめされた。

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なんと、通行止め!?

また、山頂に戻るのは、体力的には厳しい。

別の下山道(日向薬師)なら、下れそうだが、麓に戻り、バス・電車でぐるっと回り、また駐車場まで戻るのも、かなり大変。。。

通行止めの先をよく見ると、踏みあとも残っている。

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ここは一か八か、行けるところまで行き、ダメなら戻ってこよう。

そう決意し、ロープをくぐり、道を進んだ。

途中から、斜面の端に踏みあとが続く。

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もし、バランスを崩し滑落でもすれば、遭難という文字が頭をよぎる。

ここは慎重に、一歩一歩確実に踏みしめて歩いた。

しかし、時々、腰の辺りまで、ズボッとハマったり、何かの拍子にバランスを崩し、谷側に身体を持っていかれた時は、ほんとヒヤヒヤした。

何度、元の場所に引き返そうと決意したことか。。。(ノ_・。)

先を行く人も見当たらず、後から来る人も居ない。。。

先行きだけが、不安だった。

そして、通行止めの箇所に到着。

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目の前では、仮設の橋が雪で崩落していた。

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だが、そこを迂回するように、誰かが、踏みあとを残してくれている。

ここは意を決し、前に進む事を選択。

右腕を、山側斜面にズボッと入れ、身体も右に傾け、慎重に迂回する。

雪崩でも、起きたら間違いなく、谷底だろう。

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この時ばかりは、アドレナリンも沢山出たのではないだろうか。

慎重に歩いた結果、何とか、崩落箇所を切り抜けた。

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これで、下社に行けると安堵のため息をついたが、まだまだ油断は禁物。

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斜面の端にある、踏みあとは、まだ続いていた。

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そして、ようやく。。。

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下社に到着。

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ホッと、一安心だった。

ここから、駐車場まで、男坂・女坂のどちらで下る予定だったが、どうも、右足のふくらはぎが傷んだので、ケーブルカーで下山を決めた。

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約6分で、大山ケーブル駅に到着。

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歩いたら、1時間くらい、掛かっていたかも知れない。。。

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コマ参道を下り、ようやく駐車場に到着。

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この後は、近くにある鶴巻温泉へ。。。

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弘法の里湯で、疲れを癒し、温泉でふくらはぎをよく揉んだら、少し、痛みは和らいだ。

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久々の大山だったが、今回は、疲れ切った登山だった。。。

ーDankeー☆