Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2015年10月3日(土) [大阪の山レビュー]隠れキリシタンの里から茨木・竜王山へ

2015年10月06日 | 山登りの記録
■メイン写真
竜王山のシンボル、木製展望台

■今回のコース
千里中央駅⇒(阪急バス)⇒千提寺口バス停→キリシタン遺物史料館→
マリア墓碑→忍頂寺バス停→宝池寺→竜王山→負嫁岩・穴仏→岩屋→
分岐→清水廃寺→車作バス停⇒(阪急バス)⇒千提寺口バス停⇒(阪急バス)⇒
千里中央駅

小学校高学年から就職してしばらくするまで茨木に住んでいたのに、
隠れキリシタンの里をゆっくり歩いたことがなかった。
今回、茨木市が幾つか整備している自然歩道のひとつ、「キリシタン自然歩道」の
北端部を歩き、キリシタン遺物史料館を訪問してみて、遅ればせながら
その魅力を知った。



千提寺口バス停を下りてすぐ、キリシタン遺物史料館に向かって
ギッソ道という古道がある。



距離的には近いのだが、ちょっと入ってみるだけでズボンの裾はこんなに!
で、断念。



少しバス道を戻って、左の舗装道をたどった。



キリシタン遺物史料館。入館無料。
歴史の教科書に出てくるフランシスコ・ザビエル像は、この集落の旧家に
伝えられていた「あけずの櫃」に入っていたものだという。
館内は、写真撮影は禁止だ。



「愛と光の家」の前を通る。
キリシタン大名として有名な高山右近像が立っている。
この辺りは、かつて右近の所領だったのだ。



天満宮の石段の向かいから、いったん、あぜ道に入る。



薮を分けて、隠れキリシタンの墓碑が発見された小山へ。
現在は、墓碑はさっきのキリシタン遺物史料館に保存・展示されている。



もとの道(キリシタン自然歩道)に戻り、暗い竹林を抜けて
のどかな農村風景の中を進む。



忍頂寺交差点に着く。さて、ここから石段を上って竜王山へ。



丁石が立つ参道。クヌギやコナラの実がたくさん落ちていた。



林道に出て、そのまま道なりに、宝池寺へ。
八大龍王宮の裏には綺麗な湧き水が溜まる池がある。



ほんの10分足らずで、竜王山の山頂に着く。
地味な三角点に挨拶してから、木製展望台に登る。絶景かな!

北東へ続く山道を下り、竜王山自然歩道に出合う。
この分岐は、まず左へ。



竜王山自然歩道には、短いが薮もある。
やがて左側に巨岩群が現れる。



ちょっとした岩場を下り、穴仏へ。
戦国時代に、忍頂寺本堂に安置していた薬師如来を、この岩屋に安置したという。
また、行者がこの穴で即身成仏したともいう。



続いて、負嫁岩へ。
働き者が多いこの村に、他村からきたお嫁さんが、しばしばこの岩の上で
さぼって憩っていた。あるとき、天狗が現れてお嫁さんを叱りつけ、
岩の上の松の木に縛り上げたため、お嫁さんは餓死してしまったという伝承がある。
そそり立つ巨岩の上に、もう一つ大きな岩が乗っているのだが、
樹木が茂り分かりにくい。



元の道を戻り、瀧不動明王へ。



続いて岩屋へ。
光仁天皇の皇子、開成皇子が修行したという、高さ30mの岩。



ちょっと危ないが、岩屋の上に登ることもできる。



最後は鉄鎖にすがり、ゴボウで上部に出る。ちょっとハングしていて難しい。
岩の上には、弁財天を祀る宝塔がある。



林道に出る。ハギの花がちょうど満開。

竹林の分岐を左にとり、続く分岐は鋭角に折れる。
ややこしいものの、要所に標識があり、「車作」を目指せばいい。



清水廃寺。



深山水路の脇にある錆びた水車。



美しい車作の集落を見下ろす。



深山水路を作った畑中権内の碑。
宝暦時代の地元の庄屋さんで、水不足に悩む村人を救うため
用水路を数十年をかけて建設した人だ。

車作バス停からは、当初は阪急茨木市行きのバスに乗ろうと考えていたが、
待ち時間はなんと1時間半。
逆方向に見えるが、千提寺口行きのバスが止まっていたので運転手さんに
聞いたら、千提寺口で別のバスに乗り継げば、千里中央に早く戻れることが
分かった。親切な運転手さん、忍頂寺を経て千提寺口に着くまでの道中、
いろいろ解説してくれた。

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