Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2015年9月30日(水) 太郎生から、ススキの穂そよぐ曽爾高原へ

2015年10月01日 | 山登りの記録
■メイン写真
ススキが見ごろを迎えたお亀池。空はすっかり秋。

■今回のコース
南出口バス停⇒池の平高原⇒石畳の道入口→亀山峠→展望広場(二本ボソ)方面→
亀山峠→亀山→お亀池→亀山峠→石畳の道入口⇒上太郎生バス停


秋の曽爾高原と言えば、ススキ。
定番だが、大多数のハイカーや旅行者は、奈良県の曽爾村側から来る。
人とはチョット違うことが好きなMr.Dashとともちゃんは、三重県津市美杉町の
太郎生からアプローチした。

中太郎生から林道で池の平高原へ。
池の平高原は、今から40年ほど前は湿原地帯で、湿性生物も豊富だったと
いわれている。湿原には木道が架けられ、観光客やハイカーも多かったそうだ。
今では湿原は消滅し、一面のススキの原っぱになり、訪れる人も少ない。



しかし、池の平高原から見る倶留尊山は、岩壁の迫力がハンパでなく
素晴らしい山容美を誇っており、これだけで十分、太郎生側から登る
値打ちがある。
写真は左から倶留尊山、三ツ岩の879m峰、高槻山。



くろそ山荘の横を通り過ぎ、亀山峠へ向かう石畳の道の入口に着く。
ここで舗装林道は終了だ。



石畳は苔がついて、古道の趣がある。



地形図の等高線を見ると、亀山峠まではものすごい傾斜なのだが、
この道は東海自然歩道。歩きやすくジグザグに切ってあり、
じつに快適に登っていける。
昔の人は本当に山を良く知っていたのだ。



そして、ひょこんと尾根に飛び出ると、そこには見事な絶景が待っていた。
亀山峠に着いたのだ。
向かいに屏風岩、住塚山、国見山、兜岳、鎧岳が並んでいる。

まず、二本ボソの方に登っていく。二本ボソの手前に例の料金所(番小屋)が
あるので、この日はその手前の展望広場までとする。



ここからの眺めは本当に素晴らしい。
ここは、中学1年の時に、野外活動部の夏合宿で来た思い出の場所だ。



稜線から、東側に横たわる大洞山を見る。
99年、「ヤマケイJOY」で初めて記事を書かせていただいた思い出の山だ。



亀山峠に戻り、今度は亀山を目指す。
途中、ちょっとした岩場があって楽しめる。



亀山山頂から、古光山を望む。

ナナカマドやミズナラなど落葉広葉樹が育っている遊歩道を下り、
お亀池に下る。
お亀池では、中学生が宿泊の遠足か何かで来ており、はしゃぐ声が
遠くまで響いていた。



お亀池の周回で見つけたナンバンギセル。
今では貴重な植物といえる。

この日は絶景とナンバンギセルを見ることができ、大満足。

曽爾高原では現在、お亀池の周囲に電灯を設置し、夜間にライトアップする
「曽爾高原 山灯り」イベントを実施中。時間が合えばこれも見たかったが
あまりに早く下山できたうえ、お亀の湯も定休日だったので、
待ちきれず帰宅してしまった。

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