■メイン写真
一面の雲海を背に、大山山頂を目指す
■今回のコース
13日
休暇村奥大山(鏡ヶ成)→新小屋峠への分岐→象山→休暇村への分岐→休暇村奥大山⇒
ホテル大山しろがね[泊]
14日
ホテル大山しろがね→夏山登山口→行者コース分岐→6合目避難小屋→石室→
大山頂上避難小屋(工事中、仮山頂)→6合目避難小屋→行者コース分岐→元谷大堰堤→
大神山神社→大山寺→ホテル大山しろがね
関西、関東あわせて7名様と北アルプス・蝶ヶ岳へ行く予定だったが、巨大台風の
来襲で中止に。
3連休が全部吹っ飛ぶのはしのびなく、都合がつく3名様と、行先を大山に変えることにした。
初日は足慣らし。
鏡ヶ成を起点に、象山(1,085m)へ「お山歩」。
台風が去った影響で、冷たい北風が吹き抜けていた。
ここは落ち着いたブナ林。いつもながら気持ちいい。
2本の木がくっついてX字になっている!
何度かここにきているが、初めて気がついた。
山の魅力は、一度では尽くせない。
秋の花の主役、リンドウがあちこちで咲いていた。
尾根に出ると、鏡ヶ成の休暇村が見下ろせた。
烏ヶ山は残念ながら雲で隠れていた。
マツムシソウも、まだ咲いていてくれた。
象山の山頂に到着。日本海が僅かに見えたが、おおむね霧の中。
別の道で、駐車地に引き返す途中、ヤマボウシを多く見かけた。
このあと、クルマで「ホテル大山しろがね」に移動。
おいしい地ビールや夕食を楽しんだ。
翌朝、今回のメインイベント、大山登山へ。
モンベル大山店の前にある開山1300年(昨年)記念マンホール。
夏山登山道の登山口。いよいよ始まるゾ。
まずは阿弥陀堂に立ち寄る。
大山寺では現存する最古の建物。平安時代に円仁(慈覚大師)が創建したが、最初の堂は
1529年の山津波で倒壊。移築された現在の建物は1552年の再建。
夏道登山道は整備が行き届いている。丸太階段も新調された。
山頂をめずすはいかーは老若男女、とにかく大勢だった。
今年は登山道だけでなく、頂上と6合目の避難小屋も立て替え中。
工事用のモノレールも仮設させていた。
紅葉が始まる直前のブナ林。
枯死した樹にはキノコがびっしり。
3合目から5合目まで、強烈な急登が続く。
6合目避難小屋が工事中のため、5合目に仮設トイレができていた。
今年だけの貴重なシーン。
6合目。山の神で登山の無事を祈る。
ちなみに工事中の6合目は、こんな感じ。この日は作業はお休みだった模様。
登山道脇のヤマブドウ。
8合目まで、2度目の急登が続く。樹高が低くなり、眺めが開けてくる。
この日は雲が多く、日本海はほとんど見えず残念。
西側のみ、少し下界の様子が覗けた。
木道が出てくると、広大な山頂部の台地に出る。
みごとな雲海! そう。ガスの中を通り抜け、いつしか雲の上に来ていたのだ。
木道を、まずは石室に向かう。
あたりは特別天然記念物のダイセンキャラボクの群落。
赤いかわいい実が熟し始めていた。
石室。入口は崩れかけているが、こっちは工事しないのかな。
山頂部に到着。皆さん、がんばりました。
避難小屋は改築中。その手前に登山者用の休憩広場が設けられ、
「仮設山頂」も造られていた。え?一番高い場所じゃないのに「山頂」なの?
いや。そもそも大山の本当の最高点・剣ヶ峰は、著しい崩壊のため、とうの昔に
立入禁止になっている。
ほかに仮設トイレ、仮設売店がある。トイレは無料だった。
ホテルに頼んで作って頂いた弁当を山頂で楽しむ。
改築中の避難小屋。
先代の小屋は何度かお世話になったが、中は暗かった。
新しいものはどうなるのだろう。
山頂は涼しい風が吹き抜け、背中の汗もすっかり乾いてしまった。
身体が冷える前に下山しよう。
この青い実は何かな?
下山は、元谷へ下る行者コースをとる。
夏道登山道との分岐から大堰堤への間は、すばらしいブナの森だ。
元谷の涸れ沢を渡っていると霧が晴れ、北壁が迫力の姿を現した。
午後になると逆光でいい写真が撮れないが、この日はガスっていたのが奏功し、
細部まで見えてよかった。
大神山神社へ下るまでの間、落ち着いたブナの林床で、ユキザサの実を見つけた。
大神山神社に到着。
「偉大な神のおわす山」、大山の古名がついた神社で、大穴牟遅神(大国主命の別名)を
祀る。大国主命は、「大山の山頂に立って雲の上から草昧の国土を見下ろし国見を
されて国造りを相談」されたという。
昨年、創建1300年で盛り上がった大山寺。
最後にホテル大山しろがねに戻り、風呂で筋肉をリカバー。
モンベルが手がける「大山参道市場」でお土産を買って家路についた。
※初心者から楽しめる「遊山トレッキングサービスの登山教室」は、「ここをクリック」!!
一面の雲海を背に、大山山頂を目指す
■今回のコース
13日
休暇村奥大山(鏡ヶ成)→新小屋峠への分岐→象山→休暇村への分岐→休暇村奥大山⇒
ホテル大山しろがね[泊]
14日
ホテル大山しろがね→夏山登山口→行者コース分岐→6合目避難小屋→石室→
大山頂上避難小屋(工事中、仮山頂)→6合目避難小屋→行者コース分岐→元谷大堰堤→
大神山神社→大山寺→ホテル大山しろがね
関西、関東あわせて7名様と北アルプス・蝶ヶ岳へ行く予定だったが、巨大台風の
来襲で中止に。
3連休が全部吹っ飛ぶのはしのびなく、都合がつく3名様と、行先を大山に変えることにした。
初日は足慣らし。
鏡ヶ成を起点に、象山(1,085m)へ「お山歩」。
台風が去った影響で、冷たい北風が吹き抜けていた。
ここは落ち着いたブナ林。いつもながら気持ちいい。
2本の木がくっついてX字になっている!
何度かここにきているが、初めて気がついた。
山の魅力は、一度では尽くせない。
秋の花の主役、リンドウがあちこちで咲いていた。
尾根に出ると、鏡ヶ成の休暇村が見下ろせた。
烏ヶ山は残念ながら雲で隠れていた。
マツムシソウも、まだ咲いていてくれた。
象山の山頂に到着。日本海が僅かに見えたが、おおむね霧の中。
別の道で、駐車地に引き返す途中、ヤマボウシを多く見かけた。
このあと、クルマで「ホテル大山しろがね」に移動。
おいしい地ビールや夕食を楽しんだ。
翌朝、今回のメインイベント、大山登山へ。
モンベル大山店の前にある開山1300年(昨年)記念マンホール。
夏山登山道の登山口。いよいよ始まるゾ。
まずは阿弥陀堂に立ち寄る。
大山寺では現存する最古の建物。平安時代に円仁(慈覚大師)が創建したが、最初の堂は
1529年の山津波で倒壊。移築された現在の建物は1552年の再建。
夏道登山道は整備が行き届いている。丸太階段も新調された。
山頂をめずすはいかーは老若男女、とにかく大勢だった。
今年は登山道だけでなく、頂上と6合目の避難小屋も立て替え中。
工事用のモノレールも仮設させていた。
紅葉が始まる直前のブナ林。
枯死した樹にはキノコがびっしり。
3合目から5合目まで、強烈な急登が続く。
6合目避難小屋が工事中のため、5合目に仮設トイレができていた。
今年だけの貴重なシーン。
6合目。山の神で登山の無事を祈る。
ちなみに工事中の6合目は、こんな感じ。この日は作業はお休みだった模様。
登山道脇のヤマブドウ。
8合目まで、2度目の急登が続く。樹高が低くなり、眺めが開けてくる。
この日は雲が多く、日本海はほとんど見えず残念。
西側のみ、少し下界の様子が覗けた。
木道が出てくると、広大な山頂部の台地に出る。
みごとな雲海! そう。ガスの中を通り抜け、いつしか雲の上に来ていたのだ。
木道を、まずは石室に向かう。
あたりは特別天然記念物のダイセンキャラボクの群落。
赤いかわいい実が熟し始めていた。
石室。入口は崩れかけているが、こっちは工事しないのかな。
山頂部に到着。皆さん、がんばりました。
避難小屋は改築中。その手前に登山者用の休憩広場が設けられ、
「仮設山頂」も造られていた。え?一番高い場所じゃないのに「山頂」なの?
いや。そもそも大山の本当の最高点・剣ヶ峰は、著しい崩壊のため、とうの昔に
立入禁止になっている。
ほかに仮設トイレ、仮設売店がある。トイレは無料だった。
ホテルに頼んで作って頂いた弁当を山頂で楽しむ。
改築中の避難小屋。
先代の小屋は何度かお世話になったが、中は暗かった。
新しいものはどうなるのだろう。
山頂は涼しい風が吹き抜け、背中の汗もすっかり乾いてしまった。
身体が冷える前に下山しよう。
この青い実は何かな?
下山は、元谷へ下る行者コースをとる。
夏道登山道との分岐から大堰堤への間は、すばらしいブナの森だ。
元谷の涸れ沢を渡っていると霧が晴れ、北壁が迫力の姿を現した。
午後になると逆光でいい写真が撮れないが、この日はガスっていたのが奏功し、
細部まで見えてよかった。
大神山神社へ下るまでの間、落ち着いたブナの林床で、ユキザサの実を見つけた。
大神山神社に到着。
「偉大な神のおわす山」、大山の古名がついた神社で、大穴牟遅神(大国主命の別名)を
祀る。大国主命は、「大山の山頂に立って雲の上から草昧の国土を見下ろし国見を
されて国造りを相談」されたという。
昨年、創建1300年で盛り上がった大山寺。
最後にホテル大山しろがねに戻り、風呂で筋肉をリカバー。
モンベルが手がける「大山参道市場」でお土産を買って家路についた。
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