■メイン写真
三ツ塚付近から、明神平のあしび山荘を見下ろす
■今回のコース
大又林道駐車地→旧あしび山荘跡地→旧みなかみ山荘跡地(キワダサコ)→明神滝展望休憩地→
明神平→明神岳→(往路を戻る)→大又林道駐車地
台高のナツヤマといえば、明神平。
冬の霧氷もいいが、涼しげな沢沿いの道からアプローチし、明神平で開放的な雰囲気にひたり、
明神岳のブナ林に憩うのもいい。
大又林道終点の駐車スペースは、大雨により対岸斜面が崩れ、駐車できるキャパシティが
半減して久しい。しかし夏場は、冬よりは駐車スペースの先陣争いは激しくないようだ。
それでも9:00過ぎでほぼ満車状態だった。
岳友のクルマが停まっていたので、途中で会えるかなと思った。
車止めの先、林道を進む。シカが慌てて斜面を駆け上っていく。
続いて、イタチか? 逃げる瞬間、かろうじてカメラに収める。2匹いた。
橋を渡り、いよいよ山道に入る。
渡渉。ロープがしっかり張ってあるのは心強いが、両手で頼ってはいけない。
2つ目の渡渉を終えると、先代のあしび山荘が建っていた跡地がある。
今はもう土台だけが当時を物語る。
向こうから単独の男性が下りてきた。思った通り、岳友のY氏だ。
朝早くから、檜塚まで行ってきたのだそうだ。
「今日は暑くなりますよ!」と気遣ってくれた。
キワダサコにある、旧みなかみ山荘跡地も、石垣が残るのみ。
この先で3度目の渡渉。
美しい明神谷の緑。
明神滝の手前で、天王寺高校の生徒さんたちが下山してくるのにすれ違った。
明神平に建つあしび山荘は、天王寺高校の持ち物で、同校は毎年、林間学校で
ひとクラスずつ、あしび山荘に泊まりに来る。
Mr.Dashは2019年に依頼を受け、ガイドとして同行しているが、この日は最初の
クラスが下山してきたというわけだ。
明神滝は、夏場は木の葉に隠れ、落差30mという全貌を全て目にすることはできない。
急登を終え、ブナ・カエデ・ヒメシャラなどの美しい樹林帯に出るが、
ここもすっかりバイケイソウの天下。花が臭くなければ、もう少し好きになれるのだが。
ヤマジノホトトギス。ぽつぽつと、何輪かみつけた。
ブナを見ながら、つづら折りの道を行く。
山の傾斜は急だが、ジグザグに刻まれた道のおかげで、まったくラクチンである。
ヒメシャラの花が落ちていた。
明神平直下の湧き水を、みんなで頭から浴びてクールダウン。
ここまで、熱中症にならないように、ゆっくりしたペースで、かつ水分補給を欠かさず
登ってきたが、ここで頭を冷却できたのはよかった。
薊岳を望む。
そして、明神平に到着。天王寺高校のあしび山荘の前には鍋や釜が並べて干してあった。
天理大学の小屋は三重県側にある。こちらの木陰でランチをとった。
日が当たると暑いスキー場跡の斜面を登り、ブナやミズナラの木立の尾根に出る。
涼やかな尾根の先が、明神岳の目立たないピークである。
若い木が多いが、ブナの純林と言ってよい、癒し系の場所だ。
すぐ横からは、大台ヶ原や大峰主稜の豪華な顔ぶれが覗く。
ひと時、憩うつもりだったが、虫が多くて閉口。まあ、この季節は仕方ないか。
往路を戻る途中、クサアジサイに気づいた。
天王寺高校の、次のクラスが登ってくるのにすれ違う。
駐車地に戻ると、もう我々のクルマの他は1台しか止まっていなかった。
帰りに、やはた温泉で汗を流し、冷たい飲み物を買って生き返った。
三ツ塚付近から、明神平のあしび山荘を見下ろす
■今回のコース
大又林道駐車地→旧あしび山荘跡地→旧みなかみ山荘跡地(キワダサコ)→明神滝展望休憩地→
明神平→明神岳→(往路を戻る)→大又林道駐車地
台高のナツヤマといえば、明神平。
冬の霧氷もいいが、涼しげな沢沿いの道からアプローチし、明神平で開放的な雰囲気にひたり、
明神岳のブナ林に憩うのもいい。
大又林道終点の駐車スペースは、大雨により対岸斜面が崩れ、駐車できるキャパシティが
半減して久しい。しかし夏場は、冬よりは駐車スペースの先陣争いは激しくないようだ。
それでも9:00過ぎでほぼ満車状態だった。
岳友のクルマが停まっていたので、途中で会えるかなと思った。
車止めの先、林道を進む。シカが慌てて斜面を駆け上っていく。
続いて、イタチか? 逃げる瞬間、かろうじてカメラに収める。2匹いた。
橋を渡り、いよいよ山道に入る。
渡渉。ロープがしっかり張ってあるのは心強いが、両手で頼ってはいけない。
2つ目の渡渉を終えると、先代のあしび山荘が建っていた跡地がある。
今はもう土台だけが当時を物語る。
向こうから単独の男性が下りてきた。思った通り、岳友のY氏だ。
朝早くから、檜塚まで行ってきたのだそうだ。
「今日は暑くなりますよ!」と気遣ってくれた。
キワダサコにある、旧みなかみ山荘跡地も、石垣が残るのみ。
この先で3度目の渡渉。
美しい明神谷の緑。
明神滝の手前で、天王寺高校の生徒さんたちが下山してくるのにすれ違った。
明神平に建つあしび山荘は、天王寺高校の持ち物で、同校は毎年、林間学校で
ひとクラスずつ、あしび山荘に泊まりに来る。
Mr.Dashは2019年に依頼を受け、ガイドとして同行しているが、この日は最初の
クラスが下山してきたというわけだ。
明神滝は、夏場は木の葉に隠れ、落差30mという全貌を全て目にすることはできない。
急登を終え、ブナ・カエデ・ヒメシャラなどの美しい樹林帯に出るが、
ここもすっかりバイケイソウの天下。花が臭くなければ、もう少し好きになれるのだが。
ヤマジノホトトギス。ぽつぽつと、何輪かみつけた。
ブナを見ながら、つづら折りの道を行く。
山の傾斜は急だが、ジグザグに刻まれた道のおかげで、まったくラクチンである。
ヒメシャラの花が落ちていた。
明神平直下の湧き水を、みんなで頭から浴びてクールダウン。
ここまで、熱中症にならないように、ゆっくりしたペースで、かつ水分補給を欠かさず
登ってきたが、ここで頭を冷却できたのはよかった。
薊岳を望む。
そして、明神平に到着。天王寺高校のあしび山荘の前には鍋や釜が並べて干してあった。
天理大学の小屋は三重県側にある。こちらの木陰でランチをとった。
日が当たると暑いスキー場跡の斜面を登り、ブナやミズナラの木立の尾根に出る。
涼やかな尾根の先が、明神岳の目立たないピークである。
若い木が多いが、ブナの純林と言ってよい、癒し系の場所だ。
すぐ横からは、大台ヶ原や大峰主稜の豪華な顔ぶれが覗く。
ひと時、憩うつもりだったが、虫が多くて閉口。まあ、この季節は仕方ないか。
往路を戻る途中、クサアジサイに気づいた。
天王寺高校の、次のクラスが登ってくるのにすれ違う。
駐車地に戻ると、もう我々のクルマの他は1台しか止まっていなかった。
帰りに、やはた温泉で汗を流し、冷たい飲み物を買って生き返った。