Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2023年4月23日(日)[京都北山]シャクナゲ尾根から天ヶ岳へ、満開のシャクナゲに酔いしれる!

2023年04月25日 | 山登りの記録
■メイン写真
白いシャクナゲが見られるのが、「シャクナゲ尾根」の魅力


■今回のコース
小出石バス停→登山口→(シャクナゲ尾根)→鉄塔下→寂光院道分岐→天ヶ岳→三又岳→
戸谷峰→薬王坂の分岐→鞍馬駅


久しぶりに京都北山のシャクナゲ尾根に行ってみた。
「シャクナゲ尾根」は、大原の少し北、小出石から西に入った尾根で、国土地理院の地図にも
その名が書かれている。
標高400~500mほどの低山でありながら、比較的大規模な群落を擁するのは、京阪神エリア
では珍しい。シャクナゲと言えば険しい岩場などに自生するイメージがあるが、ここはさしたる
困難もなく見に行けるのもいい。

朝、京都市営地下鉄・国際会館前は、京都バスを待つハイカーたちの長い行列ができていた。
バスはすぐに臨時便が出た。大原で下りる人は少なく、そのほとんどが終点の小出石まで乗車。
お目当てはシャクナゲである。えらい有名になったものだ。



登山口からは、いきなりの急登がしばらく続く。



尾根筋に乗っかったなと思うと、さっそくシャクナゲが現れる。
ネット情報などで、いい感じで咲いていることは知っていたが、やはり実際に目にすると嬉しい。



今年は花の数も多いようだ。これは期待できそうだ。
しばらくはシャクナゲのフラワーロードが続き、皆さん、写真撮影に忙しい。
なかなか前に進めない"亀さんペース"になるが、この日のメインの見せ場である。
ここはしっかり時間をとって楽しもう。



サラサドウダンもわずかに見られた。



ヤマツツジも気の早いヤツが咲き始めている。



数は少ないが、白いシャクナゲもある。
白花の中でも、花の内側がわずかにピンク色のものと、薄い緑色というのがある。



今度はピンクが濃い株。大峰や台高ではよく見るタイプの色だが、こういうのも鮮やかでいい。



送電線鉄塔のところで、ここまで展望がなかったことに初めて気づかされる。
このあとも、ここまで眺めが開けるところはない。



まだしばらく、シャクナゲを楽しみながら、寂光院道分岐で右に折れ、天ヶ岳をめざす。
新緑が美しいトラバース道になる。時折、幅が狭くなったりするが、難所というほどではない。



シャクナゲが見られなくなると、代わりに目を楽しませてくれたのはミツバツツジ。



天ヶ岳に近づくにつれ、ミツバツツジが増えてくる。



満開のミツバツツジの下をくぐるように進んでいく。心が和む。



百井峠への分岐。ここは鞍馬駅方面へ折れる。



作業林道が交わる鞍部を経て、ひと登りで天ヶ岳に到着。残念ながら展望には恵まれず。
天ヶ岳は、Mr.Dashが中学一年の時、入部した「野外活動部」で初めて登った記念の山だ。
あの時は南麓の静原からアプローチし、東俣、西俣を使ったのをいまだに憶えている。

鞍馬駅へは、尾根を南に向かう。
雑木林の歩きやすい尾根道は、やや単調だが、新緑を見ながら、野鳥のさえずりを
聴きながら歩くのは楽しい。



途中で尾根道をそれて、薄い踏み跡をたどって三又岳のピークに寄る。
小さな山名標識があるだけの山頂。



もとの尾根道に戻り、小さくアップダウンしながらアカマツ林を抜けていく。
525m三等三角点の戸谷峰も眺めは得られない。



午後になって、風が冷たく感じられるようになってきた。
路傍にギンリョウソウが咲いていた。



経塚を通過。地形図で言えば、くらま温泉へ下る廃道の破線が尾根道に交わるあたりにある。



次の経塚。ここまで来れば、薬王坂も近い。



薬王坂の分岐に到着。ここで京都一周トレイルに合流だ。



ここからの下り坂は、道幅も広く、もはや「高速道路」のよう(笑)。
八幡宮の裏手に下りてきた。すぐ横の空き地にこいのぼり。
鞍馬駅で、ちょうどやってきたのは展望列車「きらら」。座って出町柳駅まで、らくちん、らくちん。

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