■メイン写真
絶景、スリル満点の便石山「象の背」でヤッター!!
■今回のコース
1/4(金)
瀧原宮(伊勢神宮内宮の別宮)参拝⇒道の駅 奥伊勢木つつ木館⇒笠木不動滝⇒
大曽根公園・世界の椿園⇒三重県立熊野古道センター⇒夢古道おわせ(温泉)⇒
あけぼの鮨⇒キャンプinn海山[泊]
1/5(土)
キャンプinn海山⇒馬越峠入口→(熊野古道伊勢路・石畳の道)→馬越峠→天狗倉山→
馬越峠→便石山(象の背岩)→馬越峠→キャンプinn海山⇒きいながしま古里温泉
尾鷲市街の北側に連なる標高500m台の山塊には、熊野古道伊勢路が横切る馬越峠が
あり、峠をはさんだ東西には天狗倉山(てんぐらさん)と便石山(びんしやま)がそびえる。
ともに山頂部に巨岩をしたがえた絶景の山である。
今回、機会をいただき、2019年最初の登山教室・特別企画としてこれらの山を訪れた。
天狗倉山と便石山の両方を登るには、日帰りはちょっと困難なので、前泊することにした。
初日はまさに観光。
道中の名所に立ち寄りながら尾鷲をめざす。
まずは伊勢神宮内宮の別宮である瀧原宮へ初詣。
瀧原宮は中央構造線上の「ゼロ地場」とのオカルトめいた噂もあり、その影響なのか
知らないが、幹がねじれた巨杉があったりして面白い。
続いて、笠木不動滝(雄滝)へ。「原始の滝」のキャッチコピーなのだが、なぜ?
笠木山はいずれ登ってみたいと思った。
尾鷲市街を抜けて、大曽根公園・世界の椿園へ。
731種類の世界のツバキ753本と、尾鷲市の花である約2,500本のヤブツバキが
集められている。しかし、ツバキの花期にはちょっと早かったので、咲いているのは
ほんのわずかだった。
椿園もいいが、すぐ隣にあった廃墟に興味津々。
尾鷲ユースホステルの残骸。ここは1965年に開設したが、1985年に休館。その裏にある
青年の家も2002年3月末に閉鎖されたという。
三重県立熊野古道センターには、熊野古道に関する知識がいっぱい詰まっている。
分かりやすい展示、ジオラマ、動画などに大満足。
係員のおじちゃんが備え付けの望遠鏡を天狗倉山山頂の巨岩(天狗岩)に合わせて
くれたので、みんなで代わる代わる覗き込んだ。
この日の宿泊は、キャンプinn海山。コテージを1棟、丸借りした。
温泉入浴、夕食も終えて、寝るまでの間、小宴会を愉しむ。
キャンプinn海山のコテージは清潔で、装備も充実した、すばらしい施設だった。
翌朝、馬越峠入口から登山スタート。
熊野古道伊勢路、馬越峠への石畳の道。これは雰囲気あるなぁ。
ルリミノキの実。ほんのちょっと南の地に来ただけなのに、ちょっと植生が違うのが
面白くって仕方ない。
ハナミョウガの実。花は5月頃に咲く。
夜泣き地蔵。ほにゅうビンが供えられたお地蔵さんというのも珍しい。
ここで子どもの泣き封じを願うという。
林道が交差するところて眺めが開ける。いい休憩ポイントだ。
それにしても1月とは思えないほど暑い。
そこでツェルトで周囲を囲み、タイツを着込んだきたメンバーが着替え。
シャツ1枚になる人も。
馬越峠に到着。小さな休憩舎と、江戸時代末期の俳人・可涼園桃乙の碑がある。
まずは東へ、天狗倉山をめざす。
尾根筋をしばらく進むと、急登が始まる。
山頂の直下でルートは2つに分かれる。山頂を北から巻く道と、南から巻く道だ。
北側の道をとると、おおっ、突然、眼前にオーバーハングした巨岩が!
これが山頂に鎮座する天狗岩である。
左から回り込むと、岩の真下に役行者祠がある。
岩上には、この細いハシゴを登るしかない。
エイッと登ると、そこが天狗倉山の山頂だ。
圧巻の眺望は360度。そのスケールに息を呑む。清流・銚子川を見下ろす。
尾鷲港もバッチリ眼下に。
いつもの記念写真だが、すばらしい景色を観ておのずと笑顔がこぼれる。
南側の道から、もとの縦走路に戻り、ふたたび馬越峠を通って今度は西へ、
便石山へ向かう。
馬越峠は、天狗倉山と便石山の間にある「峠」といいながら、最低鞍部ではない。
まずは最低鞍部へと、少し下る。その途中の伐採地から、便石山の山容が見える。
しばらく行くと、一本だけ黒こげになった枯れ木があった。
皮肉にも火の用心の看板が。ここから天狗倉山を振り返る。
便石山への最後の登りも急坂が容赦なく続く。
しかも擬木階段の道なので、却ってしんどい。誰だ、こんな「整備」の仕方したのは!?
山頂へは北側から巻く登る。山頂直下は、やはり巨岩がごろごろ。
便石山の山頂は樹木に囲まれており、眺めはないが、急登のあとの高揚感があふれる。
山頂を西から回り込むと、待望の「象の背」が唐突に現れる。
こわごわ、象の背の先端に立つと、これまた尾鷲の海の絶景を楽しめた。
キャンプinn海山へダイレクトに下るルートで下山。
ここも序盤は擬木の階段。
送電線鉄塔を過ぎると、歩きにくいトラバース道に変わる。
いったん林道に出る。
すぐにふたたび山道に入ると、苔むした石畳の道になり、キャンプinn海山手前の
舗装林道に出る。
キャンプinn海山から見た天狗倉山。短い行程ながら、アップダウンもあって
充実感が強い山旅だった。
帰りに紀伊長島の秘湯「きいながしま古里温泉」に立ち寄り、すべすべのお肌に
なって帰途についた。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!
絶景、スリル満点の便石山「象の背」でヤッター!!
■今回のコース
1/4(金)
瀧原宮(伊勢神宮内宮の別宮)参拝⇒道の駅 奥伊勢木つつ木館⇒笠木不動滝⇒
大曽根公園・世界の椿園⇒三重県立熊野古道センター⇒夢古道おわせ(温泉)⇒
あけぼの鮨⇒キャンプinn海山[泊]
1/5(土)
キャンプinn海山⇒馬越峠入口→(熊野古道伊勢路・石畳の道)→馬越峠→天狗倉山→
馬越峠→便石山(象の背岩)→馬越峠→キャンプinn海山⇒きいながしま古里温泉
尾鷲市街の北側に連なる標高500m台の山塊には、熊野古道伊勢路が横切る馬越峠が
あり、峠をはさんだ東西には天狗倉山(てんぐらさん)と便石山(びんしやま)がそびえる。
ともに山頂部に巨岩をしたがえた絶景の山である。
今回、機会をいただき、2019年最初の登山教室・特別企画としてこれらの山を訪れた。
天狗倉山と便石山の両方を登るには、日帰りはちょっと困難なので、前泊することにした。
初日はまさに観光。
道中の名所に立ち寄りながら尾鷲をめざす。
まずは伊勢神宮内宮の別宮である瀧原宮へ初詣。
瀧原宮は中央構造線上の「ゼロ地場」とのオカルトめいた噂もあり、その影響なのか
知らないが、幹がねじれた巨杉があったりして面白い。
続いて、笠木不動滝(雄滝)へ。「原始の滝」のキャッチコピーなのだが、なぜ?
笠木山はいずれ登ってみたいと思った。
尾鷲市街を抜けて、大曽根公園・世界の椿園へ。
731種類の世界のツバキ753本と、尾鷲市の花である約2,500本のヤブツバキが
集められている。しかし、ツバキの花期にはちょっと早かったので、咲いているのは
ほんのわずかだった。
椿園もいいが、すぐ隣にあった廃墟に興味津々。
尾鷲ユースホステルの残骸。ここは1965年に開設したが、1985年に休館。その裏にある
青年の家も2002年3月末に閉鎖されたという。
三重県立熊野古道センターには、熊野古道に関する知識がいっぱい詰まっている。
分かりやすい展示、ジオラマ、動画などに大満足。
係員のおじちゃんが備え付けの望遠鏡を天狗倉山山頂の巨岩(天狗岩)に合わせて
くれたので、みんなで代わる代わる覗き込んだ。
この日の宿泊は、キャンプinn海山。コテージを1棟、丸借りした。
温泉入浴、夕食も終えて、寝るまでの間、小宴会を愉しむ。
キャンプinn海山のコテージは清潔で、装備も充実した、すばらしい施設だった。
翌朝、馬越峠入口から登山スタート。
熊野古道伊勢路、馬越峠への石畳の道。これは雰囲気あるなぁ。
ルリミノキの実。ほんのちょっと南の地に来ただけなのに、ちょっと植生が違うのが
面白くって仕方ない。
ハナミョウガの実。花は5月頃に咲く。
夜泣き地蔵。ほにゅうビンが供えられたお地蔵さんというのも珍しい。
ここで子どもの泣き封じを願うという。
林道が交差するところて眺めが開ける。いい休憩ポイントだ。
それにしても1月とは思えないほど暑い。
そこでツェルトで周囲を囲み、タイツを着込んだきたメンバーが着替え。
シャツ1枚になる人も。
馬越峠に到着。小さな休憩舎と、江戸時代末期の俳人・可涼園桃乙の碑がある。
まずは東へ、天狗倉山をめざす。
尾根筋をしばらく進むと、急登が始まる。
山頂の直下でルートは2つに分かれる。山頂を北から巻く道と、南から巻く道だ。
北側の道をとると、おおっ、突然、眼前にオーバーハングした巨岩が!
これが山頂に鎮座する天狗岩である。
左から回り込むと、岩の真下に役行者祠がある。
岩上には、この細いハシゴを登るしかない。
エイッと登ると、そこが天狗倉山の山頂だ。
圧巻の眺望は360度。そのスケールに息を呑む。清流・銚子川を見下ろす。
尾鷲港もバッチリ眼下に。
いつもの記念写真だが、すばらしい景色を観ておのずと笑顔がこぼれる。
南側の道から、もとの縦走路に戻り、ふたたび馬越峠を通って今度は西へ、
便石山へ向かう。
馬越峠は、天狗倉山と便石山の間にある「峠」といいながら、最低鞍部ではない。
まずは最低鞍部へと、少し下る。その途中の伐採地から、便石山の山容が見える。
しばらく行くと、一本だけ黒こげになった枯れ木があった。
皮肉にも火の用心の看板が。ここから天狗倉山を振り返る。
便石山への最後の登りも急坂が容赦なく続く。
しかも擬木階段の道なので、却ってしんどい。誰だ、こんな「整備」の仕方したのは!?
山頂へは北側から巻く登る。山頂直下は、やはり巨岩がごろごろ。
便石山の山頂は樹木に囲まれており、眺めはないが、急登のあとの高揚感があふれる。
山頂を西から回り込むと、待望の「象の背」が唐突に現れる。
こわごわ、象の背の先端に立つと、これまた尾鷲の海の絶景を楽しめた。
キャンプinn海山へダイレクトに下るルートで下山。
ここも序盤は擬木の階段。
送電線鉄塔を過ぎると、歩きにくいトラバース道に変わる。
いったん林道に出る。
すぐにふたたび山道に入ると、苔むした石畳の道になり、キャンプinn海山手前の
舗装林道に出る。
キャンプinn海山から見た天狗倉山。短い行程ながら、アップダウンもあって
充実感が強い山旅だった。
帰りに紀伊長島の秘湯「きいながしま古里温泉」に立ち寄り、すべすべのお肌に
なって帰途についた。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!