■メイン写真
松の台展望所で、ヒカゲツツジの花越しに展望を楽しむ
■今回のコース
水分れ公園駐車場→観音堂登山口→二ノ山(滝山古墳)→岩座展望所→三ノ山→亜炭展望所→
四ノ山→松の台展望所→深坂北峰→ツツジが岡展望所→向山→向山平展望所→五ノ山→
蛙子峰→譲葉山分岐→珪石山分岐→清水山→イルカ岩→南多田分岐→亀岩→剣爾岩分岐→
領家の頭→天狗岩→いそ部神社→水分れ公園→水分れ公園駐車場
丹波の向山は、ヒカゲツツジの群生で知られる。
一般呼称は「むかいやま」だが、地元の人は「むこやま」と呼ぶ。
1300年の由緒ある「いそ部神社」(「いそ」の字は、山偏に石)の御神体(剣爾山)が
神社の向こうにあるということだうか。なにやら面白そうだ。
コンパクトな周回コースではあるが、「連山」と呼ばれるだけあって、多くの小ピークを
越えていく、充実のミニ縦走コースである。
この日は、地元密着の登山ガイド・中辻郁美さんにスペシャルゲストとして
同行いただいた。
玉ノ池の隣にある水分れ公園駐車場から、観音堂登山口へ。
いきなりの急登となる。身体が慣れないうちはつらいが、ピンク色に咲き誇る
ミツバツツジに慰められる。
昭和33年に発見された滝山古墳を過ぎるとすぐに、二ノ山のピークに着く。
二ノ山の四等三角点は、新型デザインの三角点が設置されている。
次のランドマークは岩座展望所。南西側の眺めがすばらしい。
急登は続く。三ノ山に到着だ。
三ノ山を過ぎると、ヒカゲツツジが姿を見せ始める。
この先が大いに期待できる咲きっぷり。
葉の形状等をみると、シャクナゲに近いヒカゲツツジ。上品な薄黄色の花が好きだ。
亜炭展望所では、アセビも花盛りを迎えていた。
ミツバツツジとの共演もみられる。
四ノ山を過ぎると、いよいよ待望のヒカゲツツジ群落が現れる。
松の台展望所。いっぱいの花に、みんな有頂天だ。
とはいえ、足元はちょっとした岩場もあるので、見とれすぎないように。
尾根の北側にはヒカゲツツジが多く、南側はミツバツツジ。
この屋根ここそ日本海と瀬戸内海の分水嶺である。
深坂北峰に到着。
満開のヒカゲツツジのトンネルだ。
ツツジが岡展望所を通過。この近くから、今朝から歩いてきた序盤のピークが眺められる。
向山の三角点峰に到着。三角点があり、北東の眺めが開ける。
ここでゆっくりランチをとった。
向山から見た黒井城址(猪ノ口山)。黒井は、あの春日局が生まれた場所だ。
この日の最高点、五ノ山。ここからは進路が南に変わる。
蛙子(がえるご)展望所の直下の岩場。西側から岩を回り込んで、最後はトラバースぎみに
通過する。
トラバース箇所からは、これから歩く尾根が見えるのだが、ヤマザクラが目立つ。
ヒカゲツツジの柔らかい黄色と、ヤマザクラの淡いパンクがよく合う。
蛙子峰のピークは、新しく開かれた道との分岐点になっていた。
地形図を見ると、尾根を東に行くと551mのピークがある。
地元有志で、このピークを宝来山と名付け、春日町野村方面に続くルートを開拓したという。
551mなのでホーライ山かと、思わず納得。
なお、当ルートはロープが張られた急坂だが、ヒカゲツツジ群落が続くという。
珪石山分岐を直進すると、すぐに妙な形をした岩場に出る。岩が細いU字型にえぐれ、
真ん中には穴が開いている。ここはかつての鉱山で、珪石が採掘されていた。
マイクロウェーブ反射板が立つ清水山に到着。周回ルートも終盤にさしかかる。
西へ続くなだらかな稜線を忠実に下る。後半はユニークな形をした岩が多い。
まずはイルカ岩。イルカというよりはアシカに近いかなとの声が。
博打岩を過ぎ、お次は亀岩。これはもどちらかというと海辺の岩にへばりついている
「カメノテ」に近いかな?
剣爾(けんじ)山からは、北側の眺めが開け、これまで歩いてきた稜線が見てとれる。
標識には416mと書かれているが、地形図上の416mピークとは100m以上ずれている。
領家ノ頭を過ぎ、天狗岩に到着。
かなり下ってきたので暑さを感じるようになってきた。
オレンジ色の地衣類がついた天狗岩に上ると、石生の町並みと、城山が一望できる。
最後に千代田の小径を通って、いそ部神社に抜けた。
いそ部神社がある水分れ(みわかれ)公園は、「日本で最も低い標高の中央分水界」だ。
沢の流れが人工的に二分され、一方は日本海、もう一方は瀬戸内海へ流れていく、
珍しいスポットだ。
下山後、中辻ガイドのおすすめで、ソーセージの専門店「バイエリッシャーホーフ」
に立ち寄った。
ドイツのバイエルンでマイスターの称号を得た店主がつくるソーセージは絶品だった。
松の台展望所で、ヒカゲツツジの花越しに展望を楽しむ
■今回のコース
水分れ公園駐車場→観音堂登山口→二ノ山(滝山古墳)→岩座展望所→三ノ山→亜炭展望所→
四ノ山→松の台展望所→深坂北峰→ツツジが岡展望所→向山→向山平展望所→五ノ山→
蛙子峰→譲葉山分岐→珪石山分岐→清水山→イルカ岩→南多田分岐→亀岩→剣爾岩分岐→
領家の頭→天狗岩→いそ部神社→水分れ公園→水分れ公園駐車場
丹波の向山は、ヒカゲツツジの群生で知られる。
一般呼称は「むかいやま」だが、地元の人は「むこやま」と呼ぶ。
1300年の由緒ある「いそ部神社」(「いそ」の字は、山偏に石)の御神体(剣爾山)が
神社の向こうにあるということだうか。なにやら面白そうだ。
コンパクトな周回コースではあるが、「連山」と呼ばれるだけあって、多くの小ピークを
越えていく、充実のミニ縦走コースである。
この日は、地元密着の登山ガイド・中辻郁美さんにスペシャルゲストとして
同行いただいた。
玉ノ池の隣にある水分れ公園駐車場から、観音堂登山口へ。
いきなりの急登となる。身体が慣れないうちはつらいが、ピンク色に咲き誇る
ミツバツツジに慰められる。
昭和33年に発見された滝山古墳を過ぎるとすぐに、二ノ山のピークに着く。
二ノ山の四等三角点は、新型デザインの三角点が設置されている。
次のランドマークは岩座展望所。南西側の眺めがすばらしい。
急登は続く。三ノ山に到着だ。
三ノ山を過ぎると、ヒカゲツツジが姿を見せ始める。
この先が大いに期待できる咲きっぷり。
葉の形状等をみると、シャクナゲに近いヒカゲツツジ。上品な薄黄色の花が好きだ。
亜炭展望所では、アセビも花盛りを迎えていた。
ミツバツツジとの共演もみられる。
四ノ山を過ぎると、いよいよ待望のヒカゲツツジ群落が現れる。
松の台展望所。いっぱいの花に、みんな有頂天だ。
とはいえ、足元はちょっとした岩場もあるので、見とれすぎないように。
尾根の北側にはヒカゲツツジが多く、南側はミツバツツジ。
この屋根ここそ日本海と瀬戸内海の分水嶺である。
深坂北峰に到着。
満開のヒカゲツツジのトンネルだ。
ツツジが岡展望所を通過。この近くから、今朝から歩いてきた序盤のピークが眺められる。
向山の三角点峰に到着。三角点があり、北東の眺めが開ける。
ここでゆっくりランチをとった。
向山から見た黒井城址(猪ノ口山)。黒井は、あの春日局が生まれた場所だ。
この日の最高点、五ノ山。ここからは進路が南に変わる。
蛙子(がえるご)展望所の直下の岩場。西側から岩を回り込んで、最後はトラバースぎみに
通過する。
トラバース箇所からは、これから歩く尾根が見えるのだが、ヤマザクラが目立つ。
ヒカゲツツジの柔らかい黄色と、ヤマザクラの淡いパンクがよく合う。
蛙子峰のピークは、新しく開かれた道との分岐点になっていた。
地形図を見ると、尾根を東に行くと551mのピークがある。
地元有志で、このピークを宝来山と名付け、春日町野村方面に続くルートを開拓したという。
551mなのでホーライ山かと、思わず納得。
なお、当ルートはロープが張られた急坂だが、ヒカゲツツジ群落が続くという。
珪石山分岐を直進すると、すぐに妙な形をした岩場に出る。岩が細いU字型にえぐれ、
真ん中には穴が開いている。ここはかつての鉱山で、珪石が採掘されていた。
マイクロウェーブ反射板が立つ清水山に到着。周回ルートも終盤にさしかかる。
西へ続くなだらかな稜線を忠実に下る。後半はユニークな形をした岩が多い。
まずはイルカ岩。イルカというよりはアシカに近いかなとの声が。
博打岩を過ぎ、お次は亀岩。これはもどちらかというと海辺の岩にへばりついている
「カメノテ」に近いかな?
剣爾(けんじ)山からは、北側の眺めが開け、これまで歩いてきた稜線が見てとれる。
標識には416mと書かれているが、地形図上の416mピークとは100m以上ずれている。
領家ノ頭を過ぎ、天狗岩に到着。
かなり下ってきたので暑さを感じるようになってきた。
オレンジ色の地衣類がついた天狗岩に上ると、石生の町並みと、城山が一望できる。
最後に千代田の小径を通って、いそ部神社に抜けた。
いそ部神社がある水分れ(みわかれ)公園は、「日本で最も低い標高の中央分水界」だ。
沢の流れが人工的に二分され、一方は日本海、もう一方は瀬戸内海へ流れていく、
珍しいスポットだ。
下山後、中辻ガイドのおすすめで、ソーセージの専門店「バイエリッシャーホーフ」
に立ち寄った。
ドイツのバイエルンでマイスターの称号を得た店主がつくるソーセージは絶品だった。