Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2022年12月18日(日) 比叡アルプスから、戦国時代の山城跡・壺笠山へ!!

2022年12月19日 | 山登りの記録
■メイン写真
登仙台展望台から見た琵琶湖。すばらしい絶景が広がる


■今回のコース
不動温泉→(地蔵谷)→P383→送電線鉄塔→一本杉→桜茶屋跡→壺笠山(城跡)→穴太駅


晴天だが、冷たく強い風が吹く一日、京都側から比叡山の南側を通り、滋賀県側へと
抜けてみた。
今回は登路に比叡アルプス、下山路に無動寺道を予定していたが、
桜茶屋跡から先で東海自然歩道が12月15日から工事に入って通行止めになっていて
やむなく壺笠山経由で穴太へと下りた。

親鸞上人の修行の地を見に行きたかったのに、ちょっと残念。
しかし、戦国時代の山城跡である壺笠山に登れたのはよかった。



不動温泉まではタクシーで。橋を渡り、無動寺川沿いの林道に入ると、
古い道標がある。今は比叡山への道としてはややマイナーな印象があるが、
かつては主要な参拝路だったようだ。



風化花崗岩の土砂で白い印象の沢を遡る。道というよりは、歩けるところを
探しながら行く感じだ。ほどなく左岸にケルンのような石積みをみる。
ここが比叡アルプスのP383に続く支尾根への取付き点だ。



やはり風化花崗岩のザレザレした道を登っていくと、P383の少し手前で京都北山方面が
見える場所に出る。クリーンセンターの向こうに白くなっているのは十三石山や
半国高山あたりだろうか。



比叡アルプスの主稜線に乗る。明るい雑木林の尾根だ。



京都市街の向こうに頂を白く染めた愛宕山。



少し先では、比叡山も見えた。この尾根は風が通って寒いが、眺めが楽しめるのがいい。
ひえー、比叡山も冷え冷えのようだ。



尾根上にはごつごつした岩が断続的に表れる。これが少しアルプスっぽい。
ちなみに比叡アルプス上には、名前が付いたピークはない。
ご当地アルプスの中でも珍しいのではないか。



NHK電波中継所のすぐ手前も好展望だ。
遠く生駒山。



こちらは男山と、遥か向こうに大阪のビル街。あべのハルカスの姿も。



NHK電波中継所に到着。NHKだけではないのだけれど。



標高的にもかなり近づいた大比叡。



一本杉。2017年だったか、台風で主幹が折れてしまった。
それでも、まだまだ威風堂々。



登仙台展望台は、ちょうど京都府と滋賀県の境が走っており、駐車場にちゃんと境界線が
引かれているのが面白い。



ロテルド比叡の前を通り過ぎ(本当はコーヒーでも飲んでいきたいのだが、現在、当ホテルは
宿泊者以外の喫茶やランチを提供していない)、ドライブウェイのゲートの右手から、
東海自然歩道に入る。



桜茶屋跡を過ぎて、無動寺へ向かおうと思ったら、なんと通行止め。
12月15日から工事が始まったという。なんとアンラッキーな。
やむなく、地図を広げて代替ルートを検討。壺笠山を経て穴太に下ることにした。



一度、谷筋に下る。これが一直線の急坂なのだ。木段は整備されているのだが。
谷筋で沢を渡り、今度は対岸のジグザグ坂を、標高差で100m以上登り返す。



延暦寺への丁石があった。ここも主要な参道だったのだろう。



たるんだ固定ロープがあるトラバース箇所が1か所。あとは問題ない、歩きやすい道。



唐崎への分岐を過ぎ、少しだけ登り返すと、壺笠山のピークに着く。
山城らしく、平らな山頂の周りには郭が2、3段、刻まれていた。
織田信長軍を迎え撃つため、浅井・朝倉の連合軍が城を築いたというもの。
完全な石垣は見当たらないが、なんとなく運んできたようなサイズの岩がかなり多く
散らばっているのが興味深い。



西側の急斜面を下り、林道に出て掘割状の道を行くと、住宅街に出る。



琵琶湖の対岸に三上山(近江富士)と、彼方に鈴鹿の山々を見ながら、京阪京津線の穴太駅を
目指した。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2022年12月14日(水) 紀伊田... | トップ | 2022年12月24日(土) [桜井]... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登りの記録」カテゴリの最新記事