■メイン写真
座頭谷の風化花崗岩帯を進む
■今回のコース
知るべ岩バス停→座頭谷温泉跡地→4段堰堤上部→奇岩群→六甲ハニー農場→全山縦走路出合
→水無山→一軒茶屋→六甲最高峰→(魚屋道)→鳥・虫地獄→有馬温泉駅
※下見時の記録は、「ここをクリック」!!
座頭谷コースは、ちょっと薮っぽい中を抜けていく箇所もあるので、
葉が茂ってからの季節には不向き。ということで、歩くには春がベストシーズンともいえる。
この日は遊山トレッキングサービスの登山教室で訪れた。
知るべ岩バス停から有馬街道を少し進み、ガードレールを越え、橋を渡る。
この橋、万里の長城っぽいと称する人もいる豪華なものだ。
はじめは座頭谷温泉跡地を抜ける。
戦前から戦後すぐにかけて、短い期間だったが温泉リゾートだったそうだ。
座頭谷には、砂防対策の歴史がある。
くずれやすい岩質は、豪雨などで土石流を起こしやすいことから、古くから多くの堰堤で
対策されてきた。
その典型例が、下部の積堰堤を含む4段の堰堤だ。
右岸(向かって左側)から堰堤を越えると、最上部の堰堤の上は、すでに土砂で満杯だ。
そこを歩いていく。
歩き始めると汗ばんでくる。衣服の調整をマメに行いながら進むと、
目の前に「六甲のグランドキャニオン」の光景が飛び込んできた。
圧倒的な迫力だ、
ルートが分かりにくいところもある。しかも、しばしば崩壊等で微妙に地形が変わる。
間違わないポイントは、座頭谷の本流の右岸からできるだけ外れないように
灌木の隙間を見出すことだ。
こういう場所では、地図を見る“読図”より、地形をよく見て柔軟に判断することが
求められる。
奇岩群を抜けると、美しい鎧積みが残る古い堰堤に出る。
左岸側へ急登が始まる。短いものの、今日のルートでは最も険しいところだ。
急登を終えると、六甲ハニー農場に出る。車道を渡り、アカマツが主体の雑木林に入る。
少しばかり倒木がある。倒木は、正規のルートを見落す原因にもなる。
頭の中で倒木の映像を消して、本来のルートを浮かび上がらせる想像力が必要だ。
661mピークを西から巻くと、今上天皇のご成婚記念植樹の碑がある。
笹薮の斜面をトラバースしたら、歩きやすさ満点の、六甲全山縦走路に合流する。
これまで他パーティには会わなかったのに、ここからは人もいっぱい。
その縦走路も一部、土砂崩れにより迂回路が設けられている。
水無山を過ぎたあたりの小広くなったコルで「もぐもぐタイム」。
Iさんが手作りの、いかなごの佃煮を分けてくださった。
六甲最高峰に到着。標高差780mを登りきった瞬間!
日が差したり、陰ったりを繰り返すこの日。
日差しが出てくると、暖かく感じた。
こぼれ話だが、この日は高校時代の同級生5名(といっても、うち初対面が3名)が
参加してくれた。
その中の一人が、たまたま山頂にいた若いお嬢さんが母校名が入ったジャージを
着ていたということで声をかけたのだが、20何年若い後輩だということが分かり、
思わぬ偶然に盛り上がった。
魚屋道で、有馬へ下山する。
アセビがもう満開になっている。
トンネル跡を通る。
かつて六甲山で一番古いトンネルがあったところだ。
荷物を積んだ馬や、湯治客を運ぶ駕籠が通っていたという。
虫地獄・鳥地獄に下山。同級生のうち3名は、かんぽの宿で温泉に入って
帰るということで、ここで第一次解散。
残るメンバーは、有馬の温泉街に出てから解散となった。
万歩計を持っていた人によると26,000歩ということで、そこそこ歩いたようだ。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!
座頭谷の風化花崗岩帯を進む
■今回のコース
知るべ岩バス停→座頭谷温泉跡地→4段堰堤上部→奇岩群→六甲ハニー農場→全山縦走路出合
→水無山→一軒茶屋→六甲最高峰→(魚屋道)→鳥・虫地獄→有馬温泉駅
※下見時の記録は、「ここをクリック」!!
座頭谷コースは、ちょっと薮っぽい中を抜けていく箇所もあるので、
葉が茂ってからの季節には不向き。ということで、歩くには春がベストシーズンともいえる。
この日は遊山トレッキングサービスの登山教室で訪れた。
知るべ岩バス停から有馬街道を少し進み、ガードレールを越え、橋を渡る。
この橋、万里の長城っぽいと称する人もいる豪華なものだ。
はじめは座頭谷温泉跡地を抜ける。
戦前から戦後すぐにかけて、短い期間だったが温泉リゾートだったそうだ。
座頭谷には、砂防対策の歴史がある。
くずれやすい岩質は、豪雨などで土石流を起こしやすいことから、古くから多くの堰堤で
対策されてきた。
その典型例が、下部の積堰堤を含む4段の堰堤だ。
右岸(向かって左側)から堰堤を越えると、最上部の堰堤の上は、すでに土砂で満杯だ。
そこを歩いていく。
歩き始めると汗ばんでくる。衣服の調整をマメに行いながら進むと、
目の前に「六甲のグランドキャニオン」の光景が飛び込んできた。
圧倒的な迫力だ、
ルートが分かりにくいところもある。しかも、しばしば崩壊等で微妙に地形が変わる。
間違わないポイントは、座頭谷の本流の右岸からできるだけ外れないように
灌木の隙間を見出すことだ。
こういう場所では、地図を見る“読図”より、地形をよく見て柔軟に判断することが
求められる。
奇岩群を抜けると、美しい鎧積みが残る古い堰堤に出る。
左岸側へ急登が始まる。短いものの、今日のルートでは最も険しいところだ。
急登を終えると、六甲ハニー農場に出る。車道を渡り、アカマツが主体の雑木林に入る。
少しばかり倒木がある。倒木は、正規のルートを見落す原因にもなる。
頭の中で倒木の映像を消して、本来のルートを浮かび上がらせる想像力が必要だ。
661mピークを西から巻くと、今上天皇のご成婚記念植樹の碑がある。
笹薮の斜面をトラバースしたら、歩きやすさ満点の、六甲全山縦走路に合流する。
これまで他パーティには会わなかったのに、ここからは人もいっぱい。
その縦走路も一部、土砂崩れにより迂回路が設けられている。
水無山を過ぎたあたりの小広くなったコルで「もぐもぐタイム」。
Iさんが手作りの、いかなごの佃煮を分けてくださった。
六甲最高峰に到着。標高差780mを登りきった瞬間!
日が差したり、陰ったりを繰り返すこの日。
日差しが出てくると、暖かく感じた。
こぼれ話だが、この日は高校時代の同級生5名(といっても、うち初対面が3名)が
参加してくれた。
その中の一人が、たまたま山頂にいた若いお嬢さんが母校名が入ったジャージを
着ていたということで声をかけたのだが、20何年若い後輩だということが分かり、
思わぬ偶然に盛り上がった。
魚屋道で、有馬へ下山する。
アセビがもう満開になっている。
トンネル跡を通る。
かつて六甲山で一番古いトンネルがあったところだ。
荷物を積んだ馬や、湯治客を運ぶ駕籠が通っていたという。
虫地獄・鳥地獄に下山。同級生のうち3名は、かんぽの宿で温泉に入って
帰るということで、ここで第一次解散。
残るメンバーは、有馬の温泉街に出てから解散となった。
万歩計を持っていた人によると26,000歩ということで、そこそこ歩いたようだ。
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!