Mr.Dashのぶろぐ館

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2023年11月25日(土) [奈良]額井岳(大和富士)から、お葉つきイチョウの戒長寺へ!

2023年11月27日 | 山登りの記録
■メイン写真
榛原赤瀬付近から見た額井岳(大和富士)


■今回のコース
香酔峠バス停(自由昇降区間)→登山口→大保山→十八神社分岐→額井岳→
サガヒラ山→戒場峠→戒場山→戒長寺→山部赤人墓→天満台東三丁目バス停


榛原の北東に、漢字の「山」の形で見えるのが、額井岳。別名、大和富士。
珍しいお葉つきイチョウがある戒長寺へ抜けると、充実した行程になる。
今回は香酔峠からアプローチした。曇り空で、北風が吹く寒いスタートだ。

奈良交通バスで、自由昇降区間の香酔峠で下車。峠にあった喫茶店はとうにつぶれている。
峠を少し北に下りたところから脇道に入る。民家を2軒見送り、山道に入る。
マツタケ山なので登山道を外れないようにする。



とはいえ、かつての尾根道は廃道化。薄い踏み跡には倒木が重なり、小さく迂回しながら
強烈な急登をしのぐ。



支尾根に出て、ほどなく大保山に到着。展望はないので長居は無用。



少し先のトラバース箇所で、大保山を振り返る。美しい雑木林のピークが印象的だ。



十八神社からの一般的なルートと合流する。こちらから登ると、大保山は通らない。



紅葉は少ないだけにに、見つけると注目してしまう。



ほどなく額井岳の山頂に到着する。三角点の隣に休憩舎がある。
かつては展望デッキがあったが、天板が腐ったりしたのち、完全に撤去された。
今は樹木が成長して眺めもなくなった。



関西百名山でもあるし、もっと展望がよかったら人気も出てくる山だと思う。



ガイドロープが張られた急坂を下り、少し登り返すとサガヒラ山だ。
これで「山」の漢字の3ピークを制覇できたぞ。



水資源開発公団の反射板。塗装が剥げているが、もう実用されていないのだろうか。



その直下からは、宇陀から曽爾方面の山々が一望できる。



あまり大きくない岩がごろごろ点在する尾根を行く。



青空が覗きはじめたとたん、黄葉が綺麗に輝き始めた。



戒場山に到着。広い山頂部だが、植林に囲まれた単調な場所だ。
ここでランチタイム。カップラーメンが美味い季節になった。



戒長寺に下る。
真言宗の寺である戒長寺。創建年代は不明とのことだが、平安時代後期にはあったようだ。
境内のホオノキは、30年以上前の説明版に、「樹齢300年以上」と書かれており、
奈良県指定天然記念物に指定されている。



やはり境内にあるお葉つきイチョウ。イチョウの種子が葉と一緒についたものをお葉つきイチョウと
いう。かなり珍しいもので、この日もおびただしい落ち葉の中から、お葉つきイチョウを
見つけることはできなかった。こちらも奈良県指定天然記念物だ。



石段上部のカエデも美しく色づいていた。



額井岳の美しいシルエットを見ながら、農道を山部赤人墓に向かう。
久しぶりに宇陀方面の山々を見る。



山部赤人墓。ここからしばらくは山道に入る。
山部赤人は、万葉集に多くの歌を遺した歌人だ。
「田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 不尽の高嶺に 雪は降りける」は有名。



車道に出て、さらに竹やぶが茂り放題の小径に入る。
道端にフユイチゴが実をつけていた。

農道から住宅街に出ると、天満台東三丁目バス停だ。
1時間に2本程度のバスがあるのはうれしい。この日もドンピシャでバスに乗れた。

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