Mr.Dashのぶろぐ館

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2024年9月11日(水) [大峰]稲村ヶ岳へ、ほのかな秋の気配を感じる

2024年09月13日 | 山登りの記録

■メイン写真
道中にある「マンモスの木」

■今回のコース
ごろごろ茶屋駐車場→母公堂→法力峠→山上辻(稲村ヶ岳山荘)→大日のコル→稲村ヶ岳→
(往路を戻る)→ごろごろ茶屋駐車場


M社のトレッキングイベントで、稲村ヶ岳をガイドしてきた。
いっこうに真夏の気温が下がらないまま、9月中旬を迎えているが、
「関西の軽井沢」とも呼ばれる洞川温泉も例外ではなく、例年より5度ほど
暑いような気がした。
そんな中、山に入ると、ほんの少し秋の気配を感じることができた。

まずは母公堂にご挨拶。
堂守さんが、わざわざご母堂の扉を開けて下さった。

登山口から少し登ると、五代松鍾乳洞との分岐に着く。

五代松新道は、赤井五代松翁親子が開いた、稲村ヶ岳へ安全に登れる道だ。

法力峠に到着。観音峰から続くルートとのジャンクション。

ほどなく、学校登山の記念碑をみる。
稲村ヶ岳は、女人大峯の別名をもつ。山上ヶ岳は今も女人禁制であるが、
女性は山上ヶ岳の代わりに稲村ヶ岳の大日山に登り、修行する。
奈良県では、古くから数え年で15になれば、通過儀礼として大峯詣りをしたものだが、
学校単位でそれが実施されるようになると、女生徒たちの安全を考え、道中に
公衆トイレが造られるなどのケアがなされた。

タマゴタケ。

ミヤマセンキュウかな?

近年SNSで人気の「マンモスの木」。

サラシナショウマ。

ぼちぼち岩場が出始める。
谷筋を回り込む箇所では、クサリが付けられているが、転落事故もあったところで
慎重に通過する。

山上辻に到着。稲村ヶ岳山荘は、宿泊予約があるときだけ開いている。
この日は閉まっていた。
ちょうどお昼時なので、山荘前の休憩ベンチで昼食をとった。

このあたりまで来ると、部分的に紅葉したカエデも出てきた。

大日山が見える。最近は、この形状からゴリラの頭みたいだという人も多いが、
もともとはこのピークこそが「稲叢(いなむら)」であり、女人大峯の行場があるのは
こちらのピークだ。

トリカブトが咲いていた。このあたりでは「カワチブシ」と呼ぶ。

大日のキレット。

シャクナゲが茂る森を見ながら、ちょっとした岩場をクリアして、
稲村ヶ岳の山頂に到着。
今回、途中に見られる珍しいシラヒゲソウは5輪しか確認できなかった。
この異常な猛暑が原因だろうか。

山頂のウッドデッキから、山上ヶ岳方面を眺めると、山頂部に雲がかかっていた。

金剛山、大和葛城山はハッキリ見えた。
山頂はたくさんの羽アリが舞っており、かなりうっとうしい。
それぞれ記念写真を撮って、そそくさと山頂をあとにした。

山頂直下の樹に、ツキヨタケを発見。

戻る途中、山上ヶ岳にかかっていた雲が晴れた。
朝の時点で、気象予報は13時ごろから雨とのことだったが、下山中に一瞬、
ぱらぱらと来ただけで雨は上がった。これは助かった。

下山途中に見かけた若いシカ。
他に見た動物といえば、なぜかヒキガエルを、やたらたくさん見かけた。

母公堂に戻り、堂守さんのご接待をありがたくお受けしてから、
ごろごろ水駐車場で水を汲んで帰った。下市口駅は、夕方でもかなり暑かった。

 


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