Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2024年2月10日(土)~12日(月) 「手話でハイキング」企画で、[北ア]上高地へ、スノーシューハイク!

2024年02月15日 | 山登りの記録
■メイン写真
からまつ橋から見た前穂高岳


■今回のコース
2/10 平湯温泉・平田館[泊]
2/11 平田館→平湯温泉バスセンター⇒(バス)⇒中の湯バス停→大正池→田代池→河童橋→
   明神→山のひだや[泊]
2/12 山のひだや→明神→河童橋→上高地バスターミナル→大正池→中の湯バス停⇒(バス)→
   平湯温泉バスセンター→ひらゆの森[入浴]⇒高山市内


手話通訳士であり、登山ガイドでもある「二刀流」の細井裕子氏が主宰する「-等高線-」
との毎年恒例のコラボ企画。今回は上高地へのスノーシューハイクだ。
お客様の対象は、ろう者及び手話ができる人である。

Mr.Dashは手話ができないので、細井さんの手話通訳のほか、筆談、身ぶり手ぶり、
"紙芝居"など、さまざまな方法だコミュニケーションを図る。

平湯温泉の平田館に前泊。夕食にはA5ランクの飛騨牛が出てきてモウ最高だった。

翌朝、バスで中の湯へ。釜トンネル入口には人がいっぱいだ。
目を疑うような軽装のハイカーも散見されるが、登山届の提出を求めるパトロールの
係員も、特段注意することもなく、皆、冬山ゾーンへと入っていく。
我々は全員にビーコンを装着してもらい、ガイドは(当たり前だが)スノーショベル、
ピッケル、ゾンデ(プローブ)携行のうえ出発する。



まずは釜トンネル、上高地トンネル(写真)を歩く。
真っ暗な隧道の中を、ヘッ電をしながら歩いたのはもう過去の話。
今は照明で明るい、明るい。



上高地トンネルを出ると、眩しい青空。
しかし積雪は少なく、バス道は多くのハイカーに踏み固められているので
スノーシューは履かず、ツボ足で行く。アイゼンも要らなかった。



大正池のほとりに下りたが、穂高連峰は大部分が雲に隠れていた。
復路に期待しよう。



田代池へと向かう。水のある風景は、やはり美しい。



標識があると、積雪量がわかりやすい。
これまで冬の上高地に入った中では、今回か最も雪が少ない。



日本山岳ガイド協会が運営する「上高地 アルプス山荘」の横を通る。



河童橋に到着。さっきよりも展望条件が悪くなってしまった。



小梨平では、お猿さんの群れに遭遇。赤ちゃんの無邪気なしぐさ。



貫禄たっぷり、おっさんっぽいヤツも。



ノウサギの足跡。



小梨平を過ぎると、さすがにトレースが少なくなった。
長塀山~蝶ヶ岳が見えてきた。



明神橋を渡る。



今日のゴール、山のひだやさん。
冬季も頑張って営業されている(要予約、人数条件あり)。
コーヒーとケーキを注文して、おやつタイムを楽しんだ。
ケーキは、パティシエをしている小屋の娘さんの特製で、
いつも置いてあるわけではないもの、ラッキーだった。



夜はランプの灯りと、ソーラー発電で貯めた電気を使った電飾で、
幻想的な雰囲気に。

2/12、中の湯ゲートを目指して戻る。
夜のうちに新雪が20cmくらい積もったので、スノーシューも楽しい。



腰が曲がっていることから「水戸黄門カラマツ」と名付けられた巨樹。
幹回りは4.6mあるという。



新雪は、やっぱり嬉しくなる。細井ガイドが千手観音の雪形を造った。



河童橋、再び。まだ他に人の姿はない。



霞沢岳を見上げる。



ヒガラちゃん?



大正池からの眺めは、昨日よりずっといい。
穂高連峰がすべて見えることはなかったが、白と青のコントラストを愉しんだ。



焼岳。



みんなで上機嫌の記念写真。



時間の余裕ができたので、からまつ橋の分岐でコーヒータイム。
細井ガイドがみんなの分の湯を沸かしてくれた。



からまつ橋から、明神岳~前穂高岳を眺める。
グリーンシーズンは、バスで通過するだけのこの場所。
わざわざここで立ち止まる人はほとんどいないだろう。
あまりなじみのない角度からの風景を見られるのは、この時期ならでは。



バスを待つ間、お茶をしようと中の湯売店に入ったら、ガイド友達の
八巻ちゃんにばったり会った。去年の夏、小梨平でも出くわしたが、
偶然も続くもんやなあ。



下山後は、平湯温泉「ひらゆの森」で入浴。
ゆっくり、あたたまった。



解散したあとは、細井ガイドと高山市内で夕食。
ふらりと寄ったジビエのお店で、初めてアナグマの肉を食った。
脂身が多いように見えるが、意外に淡泊で美味かった。
他にクマ、シカ、イノシシも食べて、腹の中は動物園になった。

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