Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2019年6月16日(日) [丹波]白髪岳、ちょっぴりスリルな白い岩稜を行く!

2019年06月20日 | 山登りの記録
■メイン写真
白髪岳へ向かう岩稜の尾根を行く


■今回のコース
古市駅→とんど場→住山登山口→白髪岳→鐘掛ノ辻→松尾山→千年杉→仙ノ岩→
卵塔群→とんど場→古市駅


丹波富士の別名をもつ白髪岳は、ちょっぴりスリリングな山頂付近の露岩の尾根や
山頂からの展望が魅力だ。
鉄道の駅(古市駅)から直接徒歩でアプローチできることもあって人気がある。



とはいっても、駅から3キロほどは田園風景の中、舗装道が続く。
有料の駐車場がある「とんど場」の分岐。
ここを起点に周回する予定だ。



手入れが行き届いた栗林の中を通る。丹波と言えば、栗だ。



しだいに山の奥へと導かれていく。
未明まで降っていた雨で、サワガニが林道まで出てきていた。



「鹿物語起源の地」の標識が立つ。
住山地区に伝わる民話で、鰐谷に住む与作という村人が身重の鹿を銃で撃ったところ、
鹿は瀕死の状態で小鹿を出産し息絶えた。
これを後悔した与作は、二度と猟はしないと誓い、母鹿を埋葬して子安地蔵を彫り
手厚く祀った。さらに、しばらく小鹿を育て、山に返した。
山に返して3ヶ月、小鹿は、父鹿とともに母鹿の墓に現れたという。
そこは地蔵谷と呼ばれるようになり、子安地蔵はその後、住山の八幡神社に移されたとか。

※「鹿物語」の詳細は「ここをクリック」!!



住山登山口。ヤマボウシの花が満開だった。あずま屋で休憩できる。



ツバキ林の中を急登が続く。体力的にはいちばんつらいところかもしれない。
主稜線に出ると眺めが開ける。ベンチが2つ置いてある。



ここからが技術的にいちばん難しいというか、面白い区間を迎える。
「白髪」の名の由来にもなった白い露岩帯には、ロープやクサリが設置されており、
岩登りチックな楽しさが体験できる。



低山とは思えない岩場に、テンションが盛り上がる。



アリドオシの花。



ウスノキの花かなぁ。



最後の鎖場。短いとはいえ、注意深く登ろう。



三角点がある白髪岳のピーク。
20名近い先行パーティがいたが、ほどなく出発してくれたので、
ゆっくりランチを摂って、全方位の展望を愉しんだ。山座同定もおもしろい。



山頂で記念写真。
これでもこの数年が樹木がかなり成長した。



いきなり、ロープが何本も張られた急坂を下る。



きれいな樹林帯に癒されながら、鐘掛ノ辻に到着。
鰐谷(ワン谷)、文保寺への道が交差する。
「鐘掛」という名が、かつての修験の痕跡を匂わせるが、ぐるりと見渡しても
修行できそうな険しい岩は見当たらない。



短い急登をしのいで、松尾山の山頂に立つ。
ここは戦国時代の山城跡。地元の酒井氏が、明智光秀を迎え討つために築城したが
敗れた。麓に高仙寺跡があるため、この山の別名は高仙寺山という。



山頂からほんの数分歩くと、千年杉に着く。
他に巨木がない中、異彩を放つ。



すぐ先にあるのが仙ノ岩。東側の眺めが開け、露岩からの高度感はバツグンだ。



卵塔群。高仙寺の歴代僧侶の墓だ。



ここから南に続く尾根道をたどり、最短距離でとんど場に下る。
ぽつりぽつりと雨粒が落ちてきたが、樹林帯の葉がほぼ完全に受け止めてくれるので
我々はほとんど濡れずに済んだ。

傘をさして長い舗装道を戻り、古市駅へ。
電車は1時間に2本だが、うまいことにすぐに快速電車がやってきた。


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