■メイン写真
「少し昔の大台ケ原」の雰囲気を保つ「緑の尾根」ルート
■今回のコース
大台ヶ原駐車場→日出ヶ岳→シャクナゲ平→シャクナゲ坂→「シャクナゲの森」コル→
テンネンコウシ高→「シャクナゲの森」コル→裕嵓→ミネコシ谷→緑の尾根→日出ヶ岳→
大台ヶ原駐車場
「緑の尾根」ルートの存在を知ったのは、JTBパブリッシングの「山歩き安全マップ」で、
ウチの山岳部のK師匠が書いた大杉谷のガイド文中に載っていたのを読んだ時なので、
もう3年以上前のことになるが、実際に歩いてみると、その魅力の虜になった。
いろんなガイドブックは、広く目を通しておくものだ。
大台ヶ原駐車場から日出ヶ岳までは「いつもの道」。
かつて松葉杖をつきながらでも歩きに行った道だ。
それでも嬉しい出会いは毎回あるものだ。今回はクルマムグラの花。
そして、大合唱していたのはハルゼミ。
シカにも遭遇。声を掛けたら、しばらく立ち止まってくれた。
展望台から尾鷲の海を見る。
高丸山、天狗倉山、便石山なども見える。
シロヤシオはまだ咲き残っていてくれた。
日出ヶ岳山頂に到着。青空がないのは少し残念だが、歩くのには好都合。気温16度。
日出ヶ岳の山頂から見た釈迦ヶ岳。大日岳の鋭峰もバッチリ。
大杉谷へ続く登山道を下る。みごとなシャクナゲ群落が続いている。
こうした鎖場もあるにはあるが、概ね、難しい道ではない。
「緑の尾根」ルートに入るには、幾つかの標識を目安にするとよい。
トラバースしている薄い踏み跡が見いだせる。
アザミ谷の最上流部に下ると、古き良き台高山系の姿がみられる。
谷筋の右岸/左岸いずれでもよいので、歩きやすいところを拾って登る。
まるでカルスト地形のような白い岩に苔がついて、美しすぎる!
登り切ったところが「シャクナゲの森」のコル。
白い露岩から見えるのは、地池高あたりへの尾根だろうか。
せっかくなのでテンネンコウシ高(1,431m)のピークを往復してみた。
山頂そのものは樹林に囲まれているが、少しそれると南側の断崖絶壁で肝を冷やせる。
コルに戻り、伐採地の踏み跡をトラバースする。2か所ほど山ヌケしていて
ガレているが、慎重に渡れば問題ないレベル。
裕嵓に出る。岩場に出て景色を見てもよい。
ミネコシ谷の大滝の落ち口などが見える。
ミネコシ谷上流部の小さな斜瀑のすぐ上で流れに下りて、適当に渡渉して沢沿いに200mほど遡る。
ちなみにヤマビルの姿はなかった。
ひんやりした風が流れていると思ったら、まだヤマツツジが咲いていた。
やっぱりこのへんは涼しいのだ。
古いテープも参考にしながら(一部、錯綜しているので注意が必要)、
すぐ西の支尾根に登り返す。落葉広葉樹の美しい尾根には、強い根っこで高く身体を
持ち上げた樹があったりして面白い(ルートから外れて、わざわざくぐってみた)。
木の根道を稜線沿いに登り下りしていく。
そのうち、右にシャクナゲ群落が見えてくるが、そこには立ち入らずに済む。
やがて背の低いササが一面に敷かれた疎林に出る。「緑の尾根」と呼ばれる
尾根である。なんとまぁ、きれいなところなのだう!
地理的にいえば、大杉谷登山道からミネコシ谷最上流部を隔てたすぐ南の尾根と
いうことになる。
踏み跡は、ケモノ道程度。時折、それも途切れるので、ササを踏み分けて登る。
ダニの点検はマメに行ったが、ズボンに防虫スプレーを振っていたこともあってか、
ほとんど付いてこなかった。
途中で、シャクナゲの最後の一輪を発見。
それなりにダラダラと登り続ける坂なので、脚は疲れてくるが、ふだん見慣れない
景色を楽しみながら行けば、それも忘れる。
日出ヶ岳まであと150mくらいのところで、大杉谷への登山道に合流する。
大台ヶ原周辺には、まだまだ、ワクワクさせてくれるエリアが存在する。
地形図、GPS必携だが、ワイルドな山歩きをしたい人にはおすすめだ。
※初心者から楽しめる「遊山トレッキングサービスの登山教室」は、「ここをクリック」!!
「少し昔の大台ケ原」の雰囲気を保つ「緑の尾根」ルート
■今回のコース
大台ヶ原駐車場→日出ヶ岳→シャクナゲ平→シャクナゲ坂→「シャクナゲの森」コル→
テンネンコウシ高→「シャクナゲの森」コル→裕嵓→ミネコシ谷→緑の尾根→日出ヶ岳→
大台ヶ原駐車場
「緑の尾根」ルートの存在を知ったのは、JTBパブリッシングの「山歩き安全マップ」で、
ウチの山岳部のK師匠が書いた大杉谷のガイド文中に載っていたのを読んだ時なので、
もう3年以上前のことになるが、実際に歩いてみると、その魅力の虜になった。
いろんなガイドブックは、広く目を通しておくものだ。
大台ヶ原駐車場から日出ヶ岳までは「いつもの道」。
かつて松葉杖をつきながらでも歩きに行った道だ。
それでも嬉しい出会いは毎回あるものだ。今回はクルマムグラの花。
そして、大合唱していたのはハルゼミ。
シカにも遭遇。声を掛けたら、しばらく立ち止まってくれた。
展望台から尾鷲の海を見る。
高丸山、天狗倉山、便石山なども見える。
シロヤシオはまだ咲き残っていてくれた。
日出ヶ岳山頂に到着。青空がないのは少し残念だが、歩くのには好都合。気温16度。
日出ヶ岳の山頂から見た釈迦ヶ岳。大日岳の鋭峰もバッチリ。
大杉谷へ続く登山道を下る。みごとなシャクナゲ群落が続いている。
こうした鎖場もあるにはあるが、概ね、難しい道ではない。
「緑の尾根」ルートに入るには、幾つかの標識を目安にするとよい。
トラバースしている薄い踏み跡が見いだせる。
アザミ谷の最上流部に下ると、古き良き台高山系の姿がみられる。
谷筋の右岸/左岸いずれでもよいので、歩きやすいところを拾って登る。
まるでカルスト地形のような白い岩に苔がついて、美しすぎる!
登り切ったところが「シャクナゲの森」のコル。
白い露岩から見えるのは、地池高あたりへの尾根だろうか。
せっかくなのでテンネンコウシ高(1,431m)のピークを往復してみた。
山頂そのものは樹林に囲まれているが、少しそれると南側の断崖絶壁で肝を冷やせる。
コルに戻り、伐採地の踏み跡をトラバースする。2か所ほど山ヌケしていて
ガレているが、慎重に渡れば問題ないレベル。
裕嵓に出る。岩場に出て景色を見てもよい。
ミネコシ谷の大滝の落ち口などが見える。
ミネコシ谷上流部の小さな斜瀑のすぐ上で流れに下りて、適当に渡渉して沢沿いに200mほど遡る。
ちなみにヤマビルの姿はなかった。
ひんやりした風が流れていると思ったら、まだヤマツツジが咲いていた。
やっぱりこのへんは涼しいのだ。
古いテープも参考にしながら(一部、錯綜しているので注意が必要)、
すぐ西の支尾根に登り返す。落葉広葉樹の美しい尾根には、強い根っこで高く身体を
持ち上げた樹があったりして面白い(ルートから外れて、わざわざくぐってみた)。
木の根道を稜線沿いに登り下りしていく。
そのうち、右にシャクナゲ群落が見えてくるが、そこには立ち入らずに済む。
やがて背の低いササが一面に敷かれた疎林に出る。「緑の尾根」と呼ばれる
尾根である。なんとまぁ、きれいなところなのだう!
地理的にいえば、大杉谷登山道からミネコシ谷最上流部を隔てたすぐ南の尾根と
いうことになる。
踏み跡は、ケモノ道程度。時折、それも途切れるので、ササを踏み分けて登る。
ダニの点検はマメに行ったが、ズボンに防虫スプレーを振っていたこともあってか、
ほとんど付いてこなかった。
途中で、シャクナゲの最後の一輪を発見。
それなりにダラダラと登り続ける坂なので、脚は疲れてくるが、ふだん見慣れない
景色を楽しみながら行けば、それも忘れる。
日出ヶ岳まであと150mくらいのところで、大杉谷への登山道に合流する。
大台ヶ原周辺には、まだまだ、ワクワクさせてくれるエリアが存在する。
地形図、GPS必携だが、ワイルドな山歩きをしたい人にはおすすめだ。
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