車に乗り、今日のもつひとつの目標、外鎌山(292m)を目指す。
ハシゴ登山であるが、そもそも散歩のような程度。苦にはならない。
166号線に入り、忍阪(おっさか)バス停のところの細道に入る。
突き当りを左折し、すぐ山手に延びる道へ右折する。緩やかな坂道を
上がると、すぐに舒明天皇陵だ。邪魔にならないよう路駐。
まずは綺麗に掃き清められた舒明天皇陵にお参りする。
Mr.Dashは、宗派等を問わず、ありがたい存在には
何にでも手を合わせて拝むことにしている。
細い谷川に沿って、幅1m強のコンクリート歩道をとる。
すぐに畦道になる。どこか懐かしい段々畑が続く。鏡女王墓を過ぎ、
大伴皇女墓に寄り道。元の畦道に戻り、栗林の中、先に進む。
「外鎌山」と、私製の小さな標識が左に。いよいよササが茂る山道に
入る。ここも夏場はヤブが深そう。行くなら冬枯れの頃がいいかも。
すぐ鋭角に左に折れ、そこからは尾根に乗る。植林帯である。
ニセピークを一つ過ごす。最後はクヌギなどの雑木林に変わり、
フカフカの落ち葉に何度か足を取られそうになる。
ちょっとした登りをこなすと、突然、開けた頂上に飛び出す。
まずは大きな石碑がある。山頂部は結構広い。見渡すと8-9本の
サクラが植えられている。春はさぞかし美しいことだろう。
予想外の好展望で、奈良盆地が一望できる。大和三山が浮島のように漂っている。
彼方の二上山は、雄岳、雌岳の両ピークのシルエットが、ちょうど
ナイスバディな女性のバストのように見える。
そして、葛城、金剛の峰々の雄大なこと!
近鉄電車がジオラマのような街を抜けて疾走する。
北側、眼下には、朝倉台の住宅街も見え隠れ。ここにお住まいの
H野さんは、お元気かな? しばし、無言で、山頂からの展望に酔った。
北に、朝倉台への下山道もあるが、南にもうひとつ、薄い踏み跡を
発見したので、好奇心に駆られて様子を見に行く。踏み跡はほどなく
二つに分かれる。明確な道のほうは右に折れ、そのまま山腹を巻いて
北に転じている様子なので、今回は捨てた。
南の急斜面を強引に下りている古いテープがあったが、こっちの踏み跡は
薄い。落ち葉が深く積もり、滑るのなんの。やがてテープがなくなり、
踏み跡も完全に消えてしまった。
このまま強引に下りても、鏡女王墓あたりの裏手に出てしまうに違いない。
標高差はおそらく60mほどしかない。
だが、宮内庁に喧嘩を売るつもりはないので、ここは再度、山頂に引き返し、
往路を忠実に戻ることにした。
帰路、さっきの畑では、ご夫婦とおぼしき二人がのどかに土を耕されていた。
短い散歩のような山行であったが、身体はスッキリ、気分も晴れ晴れして
家路についた。
ハシゴ登山であるが、そもそも散歩のような程度。苦にはならない。
166号線に入り、忍阪(おっさか)バス停のところの細道に入る。
突き当りを左折し、すぐ山手に延びる道へ右折する。緩やかな坂道を
上がると、すぐに舒明天皇陵だ。邪魔にならないよう路駐。
まずは綺麗に掃き清められた舒明天皇陵にお参りする。
Mr.Dashは、宗派等を問わず、ありがたい存在には
何にでも手を合わせて拝むことにしている。
細い谷川に沿って、幅1m強のコンクリート歩道をとる。
すぐに畦道になる。どこか懐かしい段々畑が続く。鏡女王墓を過ぎ、
大伴皇女墓に寄り道。元の畦道に戻り、栗林の中、先に進む。
「外鎌山」と、私製の小さな標識が左に。いよいよササが茂る山道に
入る。ここも夏場はヤブが深そう。行くなら冬枯れの頃がいいかも。
すぐ鋭角に左に折れ、そこからは尾根に乗る。植林帯である。
ニセピークを一つ過ごす。最後はクヌギなどの雑木林に変わり、
フカフカの落ち葉に何度か足を取られそうになる。
ちょっとした登りをこなすと、突然、開けた頂上に飛び出す。
まずは大きな石碑がある。山頂部は結構広い。見渡すと8-9本の
サクラが植えられている。春はさぞかし美しいことだろう。
予想外の好展望で、奈良盆地が一望できる。大和三山が浮島のように漂っている。
彼方の二上山は、雄岳、雌岳の両ピークのシルエットが、ちょうど
ナイスバディな女性のバストのように見える。
そして、葛城、金剛の峰々の雄大なこと!
近鉄電車がジオラマのような街を抜けて疾走する。
北側、眼下には、朝倉台の住宅街も見え隠れ。ここにお住まいの
H野さんは、お元気かな? しばし、無言で、山頂からの展望に酔った。
北に、朝倉台への下山道もあるが、南にもうひとつ、薄い踏み跡を
発見したので、好奇心に駆られて様子を見に行く。踏み跡はほどなく
二つに分かれる。明確な道のほうは右に折れ、そのまま山腹を巻いて
北に転じている様子なので、今回は捨てた。
南の急斜面を強引に下りている古いテープがあったが、こっちの踏み跡は
薄い。落ち葉が深く積もり、滑るのなんの。やがてテープがなくなり、
踏み跡も完全に消えてしまった。
このまま強引に下りても、鏡女王墓あたりの裏手に出てしまうに違いない。
標高差はおそらく60mほどしかない。
だが、宮内庁に喧嘩を売るつもりはないので、ここは再度、山頂に引き返し、
往路を忠実に戻ることにした。
帰路、さっきの畑では、ご夫婦とおぼしき二人がのどかに土を耕されていた。
短い散歩のような山行であったが、身体はスッキリ、気分も晴れ晴れして
家路についた。