■メイン写真
鐘掛を登り終えると大展望。和束(わづか)の茶畑がわずかに見える。
■今回のコース
金胎寺→(行場ルート)→迎え行者→行場の辻→東覗→西覗→胎内潜→千手の滝→
五光の滝→護摩壇→鐘掛→平等岩→蟻の戸渡→行場の辻→迎え行者→金胎寺
アウトドア手話企画-等高線-とのコラボで、和束町にある鷲峰山・金胎寺の行場ルートへ。
今回はテレビ取材の撮影クルーも同行だ。
この取材だが、当方は脇役。あくまで主役は手話通訳士の資格をもつ登山ガイド、
Hさんの活動だ。
なお、放送日が未定のため、現段階では、どこの局のどの番組かは内緒。
金胎寺は無住だが、管理している醍醐寺に事前に取材許可をとった。
(このあたり、サラリーマン時代、広報マンだったサガが出た。)
で、担当のお坊さんも、寺まで来られていた。恐縮。
ここの行場ルートは、本来は修行の場。しかし最近はハイカーによる事故も多い。
金胎寺の寺務所前で、この日に必要となるロープワークを練習した。
クライミングの名人でもあるHさんの講習は、じつにスムーズ。
入山料を納め、お参りをしてから出発。
それにしても寒いなあ。気温はなんと5度。
迎え行者でも手を合わせ、行場ゾーンに突入だ。
大きなアカガシが目印の行場の辻へ。左の道に進むと、すぐに急な下り坂になる。
東覗を通過。時間がかかってもOK。足の置き場所を示して難所をクリア。
西覗(先週、事故があったらしい)では、慎重に眺めを楽しむ。
取材のカメラも回っているので、こちらもいつものように写真をパチパチ撮れない。
30mほどある急な岩場の下降ポイント。フィックスロープを張って万全を期す。
狭い岩の隙間を抜ける「胎内潜」。取材陣は巻き道から先行し、
「生まれ変わって」出てくるお客様たちを撮影。
谷筋に下りるとほどなく、千手の滝がかかる。
「沢登りだったら、登るのが楽しそうな滝」「でも行場だから登ったら罰が当たるね」。
続いて五光の滝。ここでランチタイム。
こちらは手話はできないので、いつも持ってきている防水メモ帳と油性ペンで筆談。
みなさん達者な人ばかりなので、ここまではシミュレーションしていた時間通りに
進行している。
それはいいが、空からぽつぽつと何かが降ってくる。なんと小さな氷の粒!
寒いわけだ。
木橋の手前で沢を渡渉し、ややスリップが懸念される岩でもロープを出してクリア
したら、いよいよ楽しい岩場登りが待っている。
護摩壇の役行者像にも「安全に行けますように」と願う。
鐘掛。山伏さんたちは鎖一本で登って修業するのだろうが、我々はトップロープを
設置してチャレンジした。岩の上でビレイしながら、懸命に登るみなさんの姿を
見ていると、こちらも自然に「ガンバ!」「いいよ、いいよ、その調子!」と大声が出る。
もちろん相手には聞こえないのだが、こういう時、思いはザイルを通じて伝わるような
気がする。勝手な思い過ごしかな。
この日は、撮影クルーのほうが登山経験が少ないので、要所では彼らのケアも
怠ることはできない。
小鐘掛ではHさんが先頭に立ってクリア。こちらは重くて長い機材を身に着けて
懸命に登る音声さんをサポート。気がかりだったポイントも無事通過できた。
平等岩は、正面壁は登山靴ではどうしようもないので、一番右の高巻きルートを選択。
平等岩を登り切ると、そこは大絶景ポイント。充実感いっぱいの記念写真。
その後も急登が続く。蟻の戸渡を登り終え、展望台でふたたび景色を愉しんだあと、
行場の辻に戻る。
もとの道を寺務所へと帰る。お坊さんが出迎えてくださった。
「お接待」ですと、暖かい寺務所に招き入れてもらった。
外はふたたび雹が激しく降り始めている。
温かいおしるこを頂きながら、行場道や寺にまつわる貴重なお話を伺ったが、
そこには新たな発見も幾つかあった。かねて疑問だった点も氷解し有意義だった。
撮影クルーは、法螺貝を吹くお坊さんの映像も撮っていた。
当方、今回の取材では一番脇役であるが、どのようにテレビに映るのか、それとも
やっぱりカットになるのか、オンエアが楽しみだ。
※聴覚障害のある方を対象に活動する「アウトドア手話企画-等高線-」は、「ここをクリック」!!
※初心者から楽しめる遊山トレッキングサービスの登山教室は、「ここをクリック」!!
鐘掛を登り終えると大展望。和束(わづか)の茶畑がわずかに見える。
■今回のコース
金胎寺→(行場ルート)→迎え行者→行場の辻→東覗→西覗→胎内潜→千手の滝→
五光の滝→護摩壇→鐘掛→平等岩→蟻の戸渡→行場の辻→迎え行者→金胎寺
アウトドア手話企画-等高線-とのコラボで、和束町にある鷲峰山・金胎寺の行場ルートへ。
今回はテレビ取材の撮影クルーも同行だ。
この取材だが、当方は脇役。あくまで主役は手話通訳士の資格をもつ登山ガイド、
Hさんの活動だ。
なお、放送日が未定のため、現段階では、どこの局のどの番組かは内緒。
金胎寺は無住だが、管理している醍醐寺に事前に取材許可をとった。
(このあたり、サラリーマン時代、広報マンだったサガが出た。)
で、担当のお坊さんも、寺まで来られていた。恐縮。
ここの行場ルートは、本来は修行の場。しかし最近はハイカーによる事故も多い。
金胎寺の寺務所前で、この日に必要となるロープワークを練習した。
クライミングの名人でもあるHさんの講習は、じつにスムーズ。
入山料を納め、お参りをしてから出発。
それにしても寒いなあ。気温はなんと5度。
迎え行者でも手を合わせ、行場ゾーンに突入だ。
大きなアカガシが目印の行場の辻へ。左の道に進むと、すぐに急な下り坂になる。
東覗を通過。時間がかかってもOK。足の置き場所を示して難所をクリア。
西覗(先週、事故があったらしい)では、慎重に眺めを楽しむ。
取材のカメラも回っているので、こちらもいつものように写真をパチパチ撮れない。
30mほどある急な岩場の下降ポイント。フィックスロープを張って万全を期す。
狭い岩の隙間を抜ける「胎内潜」。取材陣は巻き道から先行し、
「生まれ変わって」出てくるお客様たちを撮影。
谷筋に下りるとほどなく、千手の滝がかかる。
「沢登りだったら、登るのが楽しそうな滝」「でも行場だから登ったら罰が当たるね」。
続いて五光の滝。ここでランチタイム。
こちらは手話はできないので、いつも持ってきている防水メモ帳と油性ペンで筆談。
みなさん達者な人ばかりなので、ここまではシミュレーションしていた時間通りに
進行している。
それはいいが、空からぽつぽつと何かが降ってくる。なんと小さな氷の粒!
寒いわけだ。
木橋の手前で沢を渡渉し、ややスリップが懸念される岩でもロープを出してクリア
したら、いよいよ楽しい岩場登りが待っている。
護摩壇の役行者像にも「安全に行けますように」と願う。
鐘掛。山伏さんたちは鎖一本で登って修業するのだろうが、我々はトップロープを
設置してチャレンジした。岩の上でビレイしながら、懸命に登るみなさんの姿を
見ていると、こちらも自然に「ガンバ!」「いいよ、いいよ、その調子!」と大声が出る。
もちろん相手には聞こえないのだが、こういう時、思いはザイルを通じて伝わるような
気がする。勝手な思い過ごしかな。
この日は、撮影クルーのほうが登山経験が少ないので、要所では彼らのケアも
怠ることはできない。
小鐘掛ではHさんが先頭に立ってクリア。こちらは重くて長い機材を身に着けて
懸命に登る音声さんをサポート。気がかりだったポイントも無事通過できた。
平等岩は、正面壁は登山靴ではどうしようもないので、一番右の高巻きルートを選択。
平等岩を登り切ると、そこは大絶景ポイント。充実感いっぱいの記念写真。
その後も急登が続く。蟻の戸渡を登り終え、展望台でふたたび景色を愉しんだあと、
行場の辻に戻る。
もとの道を寺務所へと帰る。お坊さんが出迎えてくださった。
「お接待」ですと、暖かい寺務所に招き入れてもらった。
外はふたたび雹が激しく降り始めている。
温かいおしるこを頂きながら、行場道や寺にまつわる貴重なお話を伺ったが、
そこには新たな発見も幾つかあった。かねて疑問だった点も氷解し有意義だった。
撮影クルーは、法螺貝を吹くお坊さんの映像も撮っていた。
当方、今回の取材では一番脇役であるが、どのようにテレビに映るのか、それとも
やっぱりカットになるのか、オンエアが楽しみだ。
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