Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2018年2月5日(月) 醍醐寺から醍醐山と高塚山の2座を歩く!

2018年02月06日 | 山登りの記録
■メイン写真
醍醐寺の仁王門。ド迫力の仁王さんは、1134年、大仏師・勢増、仁僧の作。


■今回のコース
・醍醐駅→醍醐寺→女人堂→開山堂
・高塚山→醍醐寺→醍醐駅


春は桜が美しい京都の醍醐寺。
ただし、空気が澄み渡るのは、キーンと冷え込んだ冬の日。
醍醐寺は修験道の寺なので、こんな寒い日に行くのも修行ぽくっていい。



醍醐駅前。ずいぶんご無沙汰なので、すっかり変わっていた。
左奥に見える参画のピークが高塚山だ。



醍醐寺の総門をくぐる。ここは無料で入れるエリア。
醍醐寺は、修験道を再興した聖宝理源大師が874年に上醍醐山上を拓いたのがルーツ。
聖宝理源大師というと、大峰山系・弥山へ行く途中に立派な像があるのを思い出す。
応仁の乱などで多くが焼失したが、豊臣秀吉が醍醐の花見を催したことを契機に
おおいに復興をとげた。



女人堂へ回り込む。ここで上醍醐への入山料600円を支払う。
醍醐寺は、先ほど通った総門、仁王門や国宝の五重塔などがある下醍醐と、
山の上にあり、醍醐寺開創の地である上醍醐に分かれている。



石段・木段が続く幅広の参拝道だ。
ところどころ急斜面になっているが、メジャーなお寺の参道だけあって、
うまくジグザグに道が切ってあって歩きやすい。



途中にある不動滝。さすがに滝の下は凍りついている。



清瀧宮拝殿(国宝)。
山腹を少し切り開き、前面が崖にさしかかる懸造り(かけづくり)の構造という。
1434年の建築。



醍醐水。
聖宝理源大師が、この場所で横尾明神に出逢った。横尾明神は、落葉をかきわけ
湧き水をくんで「ああ醍醐味なるかな」と言うと姿を消した。
それで聖宝理源大師は、笠取山の古名をあらため、ここを醍醐山と称した。
まさに醍醐山の発祥の地なのである。



醍醐水は今なお飲むことができるが、この日はさすがに凍ってしまっていた。
祠には、なんと、こんな千社札が!

少し上ったところに空き地があるが、ここは准胝堂跡だ。
何度も焼けており、1968年に再建さ
れたお堂も、2008年8月に落雷火災で焼失した。



薬師堂(国宝)。
913年に醍醐天皇の御願堂として創建された。
これは古いなあ。



五大堂。
元はこれも913年建てられた。醍醐天皇の御願堂だった。
この後、何度か火災に遭い、これは1940年に再建されたもの。
堂前のブロンズ像は、左から醍醐寺一世座主・観賢僧正(理源大師の弟子)、
聖宝理源大師、修験道の祖・役小角行者だ。



如意輪堂(重文)。
理源大師聖宝が上醍醐を開いた際、准胝堂と共に最初に建てた建物という。
創建は876年、現在の建物は1613年の建立。



如意輪堂前からの眺め。
ポンポン山がきれいに見えていた。



ずっとお寺の紹介になってしまうが、これで最後。
如意輪堂の隣にある開山堂(重文)。
理源大師聖宝を奉安したお堂。元の名は御影堂で911年、観賢僧正が建立したが、
後に焼失。これは、1606年、豊臣秀頼が再建したもの。



厳密にはちょっと参拝ルートを外れてしまうので恐縮だが、すぐ裏手に醍醐山の
最高点がある。なんとも地味で、知らずに通り過ぎてもおかしくない。

ここからしばらくは、どのルートをどう歩いたか、何故か記憶が飛んでしまった。



メジロが数羽いた。
こちらの足音に驚いて一斉に飛び立って逃げるとき、顔のすぐ前を横切ったので
こちらが目を白黒させてしまった。



UFOの一団が大木に激突していた。地球侵略に失敗したか(笑)。



気がついたら高塚山にいた。
山頂から10mほど手前に休憩ベンチがある。



ベンチからはわずかに眺めが得られた。
稲荷山から東山にかけての山塊だ。



木の枝をよけるようにアングルをさがすと、比良・蓬莱山が見える。



同様に、比叡山もなんとか見えた。



高塚山の、ひっそりした三角点。

尾根道は時折、複線化しているが、とにかく主たる稜線を外さなければ
迷うことはない。



長尾天満宮に下りてくる。



理性院(りしょういん)の千体地蔵。
理性院は、1115年、醍醐寺の賢覚が、父・賢円の住房に大元帥像を安置
したことに始まるという。この千体地蔵は、先代の住職が祀ったという。

北門を出て、古い友人の家がこのへんかなと探したが、見つからなかった。
あとで確認したら、家業の店の前を通っていた。残念。


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