Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

9月24日(日)大峰主稜1泊2日縦走・狼平→天川川合(4)

2006年10月03日 | 山登りの記録
狼平の吊り橋を渡り、高崎横手分岐へ。小腹がへって、ここでおやつを食べる。やがてブナ、カエデが美しすぎる樹林帯にさしかかる。ナメリ谷分岐のあたりの広い美林で、昼食。なんか食ってばかりだ。ふーっと深呼吸をすると、身体の芯から
浄化されるようだ。いや食い物が消化されてるのか。

長い坂を降りる途中、幹がくるりんと一周した奇妙な形の木を発見。ともちゃんが、すかさず撮影(写真)。どうやったらこんな形になるのか。そういえば、鈴鹿の綿向山にも「幸福ブナ」という、くるりん樹木があったなぁ。

栃尾辻のオンボロ小屋を過ぎ、右の道を下る。坪内(つぼのうち)林道が山道のすぐ左横に迫る。そしてしばらく再び林の中へ。左の斜面に、測量のショッキングピンクのリボンがちらほら続く。ひょっとしてここは林道になってしまうのか?自然林がまた消えていく予感。

再び林道に接する。重機がいっぱいある。以前来たときは、草ボーボーの林道だったのに、掘り起こされている。うわ、これは確実に林道が延びつつあるということだ。林道に下りるところが半ば崩され、メチャ急なヤセルートに変貌していた。こんなところが一番の難所になっているとは。

林道に出ると、右手に稲村ヶ岳、バリゴヤの頭、行者還岳が眼に飛び込んでくる。あやうく大日岳の尖峰が眼に刺さるところだった(わけない)。

50mほど先の山道に入るが、ほんのちょっと手前の簡易舗装林道に間違いやすい。いや、白状すると間違えた。案外ちょっとしたマチガイはやってしまっているものなのだ。で、すぐ正しい道に復帰。どんどん標高を下げる。植林帯に入る。ススキの茂る、送電線下を通る。ふもとの村と、川迫川、そして稲村ヶ岳が眼前に飛び込む。

足の裏がいいかげんズキズキするころ、簡易浄水道が見えた。ゴールが近い。民家の脇から、天川の登山口に出る。吊り橋を渡って、川合のバス停へ。手前の自販機で買った缶ビールで乾杯。くーっ。こんなに美味いものがこの世にあるのか(いつも云ってる気がする)!!気が遠くなってきた。

バスを待つ間、ともちゃんは、観光案内所の隣で採れたて野菜を嬉々として買っていた。

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