Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2025年1月26日(日) [大峰]通称「天女の舞」へ、スノートレッキングを楽しむ!!

2025年01月28日 | 山登りの記録

■メイン写真
通称「天女の舞」にて、わずかに残る霧氷に、青空が覗いた

■今回のコース
天川村役場→登山口→門前山分岐→坪ノ内林道出合→栃尾辻→天女の舞→(往路を戻る)→
天川村役場


天川村役場から弥山へ向かう登山道の途中、栃尾辻の少し先で登山道を外れたところ、
P1518の手前に、通称「天女の舞」と呼ばれる平原がある。
そこだけなぜか木がまばらで、絶景が広がる斜面である。
2010年頃から「天女の舞」と呼ばれはじめ、ネット上では2013年頃からこの名が
出てくるケースが増えている。

今では「天河神社に祀られている弁財天が、舞を舞ったとされる絶景スポット」
などと、出どころのわからない由緒までプラスされて紹介され、すぐ上のP1518までも
「天女の頂」と呼ぶ向きも増えてきている。

そもそも、もともとインドの神に由来する「弁財天」は、イコール「天女」ではないし、
「天女の舞」に、「天女花」の別名をもつオオヤマレンゲもない。
地名は時代によって変わっていくものだが、歴史も大事にしたいところ。
まして「新しい昔話」を"創造"していくのはいかがなものか。

とはいえ、「天女の舞」がすばらしい絶景ポイントであり、霧氷スポットで
あることは疑いようのない事実だ。
手ごろな冬山を楽しめ、ちょうど日帰りで行ける場所ということもあり、
久しぶりに訪れた(前フリが長いなぁ)。

天川村役場に駐車し、グランドを回り込むようにして登山口へ。

はじめは植林の急坂を延々と登る。序盤でありながら、道中で最も疲れるところだ。
雪は全く見られない。

送電線鉄塔が2本立っているところに出ると、ようやく眺めが楽しめる。
観音峰、稲村ヶ岳あたりが正面に見える。

アカマツが多い尾根道に変わり、門前山のすぐ東を通り、陣ノ峰は西側を巻く。
次に尾根の東側に出ると、いよいよ登山道がアイスバーン化してきたので、
アイゼンを装着する。

標高1150mあたりで、先ほどとは別の送電線鉄塔をみる。

ここからは、観音峰、稲村ヶ岳がさっきより近く、大きく見える。

坪ノ内林道に合流する。

行者還岳の尖った山容がチラッと見える。

林道を歩くのは100mあるかないか。すぐに山道が分岐する。
分岐にある古い看板。1980年代の中頃まで、この林道を「すずかけライン」と
いう臨時バスが運行されていた。
1980年代の中盤といえば、日本経済が最も元気だったころだ。
坪ノ内林道は、一部が崩壊してから放置されていて、今ではクルマは入れない。
ここまでバスで来れたら、八経ヶ岳登山もずいぶん楽だったことだろう。

ブナ群落の尾根道に入ると、雪の量が増えてきた。
登山道は、ハイカーの踏みつけにより、アイスバーン化している。

栃尾辻に到着。

もうちょっとの頑張り、最後の上り坂を行く。
弥山に向かう登山道と、「天女の舞」への分岐の目印は、横に張られたトラロープ
なのだが、その10mほど手前に、ぐるりと幹が一周している変形ブナがある。

そして、ゴールの「天女の舞」に到着。

私製プレートの前で記念写真。

上のほうに、わずかに霧氷が残っていた。

帰りは、往路をそのまま戻る。
アイゼン歩行はしだいに足にくるものだが、皆さん、一度も転倒したり引っかけたり
せずに下山できた。さすがである。


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