Mr.Dashのぶろぐ館

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2020年6月28日(日) [福井/京都]青葉山(若狭富士)のスリリングな尾根を歩く!

2020年06月29日 | 山登りの記録
■メイン写真
ブナの大木が多い青葉山。この日はガスに包まれた神秘的なムード。


■今回のコース
松尾寺駐車場→松尾寺→青葉山西峰(西権現)→大師洞→東峰(青葉神社)→金比羅大権現→
展望台→高野コース分岐→熊野神社→松尾寺駐車場


京都側からは丹後富士、福井県側からは若狭富士の愛称で親しまれる府県境の双耳峰、
青葉山に登ってきた。途中、少し雨に降られたが、雨具を着込むほどではなかった。
(「丹後富士」の名は、由良ヶ岳や、建部山(舞鶴富士)に充てられることもある)

松尾寺から登ると、ものすごい急登から、西峰~東峰間のハシゴ、ロープの難所を
通過する愉快なトレッキングが楽しめる。



松尾寺にある登山者用駐車場(第3駐車場)に駐車。駐車場のまわりはオニグルミの群落で
囲まれていた。



まずは西国二十九番札所である松尾寺の境内へ。改修中の仁王門をくぐる。
この寺、和銅元(708)年の創建という歴史を誇る。
真言宗醍醐派なので修験道とも関係が深い。



本堂右奥から登山道に入る。



しばらく緩斜面を行くと、壊れた石鳥居がある。
古いガイド本では「鳥居」と載っているので、崩壊したのはそんなに昔ではない。



ほどなく、山頂まで標高差300mほど続く急登箇所が始まる。



太い固定ロープが次々に現れる。



ブナ、カエデの美しい樹林帯に心が洗われる。



長いハシゴが出現。まるで大峰山系の大普賢岳のようだ(そんな、オーバーな)!



ギンリョウソウが頭をもたげていた。



ツルアジサイ



西峰の直下にある祠に到着。
青葉山を構成する凝灰角礫岩、火山角礫岩をそのまま使った石段を登ると、
祠中には鏡がみえる。



西峰に到着。西権現と呼ばれる祠と避難小屋が建つ。
西権現の裏の岩塊が山頂だ。なお西峰は松尾寺の奥の院でもある。
西峰頂上の岩峰にも登ったが、深いガスで日本海は見えず。
晴れたら白山まで見えるのだが仕方ない。
雨脚が強くなってきたので、避難小屋を借りてランチとした。ありがたかった。



山頂部に咲いていたイワガラミ。



ホタルブクロは純白ではなく、細かい赤紫の点々が見られた。
このほかオオバギボウシもみられた。



東峰へと続く稜線は、いかにも修験の行場らしいヤセ尾根のルートとなる。
まずは、弘法大師や泰澄大師が修行したという大師洞をくぐる。



またまた大普賢岳のような、連続したハシゴ場が出てきた。
こういうの、好きな人にはたまらない。



ロープが張られた岩場のトラバース箇所に咲くイブキジャコウソウ。



嬉しいことに、カワラナデシコもみられた。



何かが宿っていそうな岩屋を越えていく。



エンレイソウ。



青葉山東峰に到着。西峰より1m高い。山頂には青葉神社が鎮座する。



高野方面に下山する。まずは馬の背を越える。



ブナの美林の中をひたすら下っていく。これまでの険路からガラッと変わり
整備された木段の道だ。金比羅大権現の祠、展望台(ガスの中)を経て、植林帯に入る。



アシカのような、人魚のような…



かなり下りてきたころ、やっとガスが晴れて高野の集落が見えた。
竹薮を抜けると集落に出た。あとは松尾寺へと農道を西へ戻った。
最後の最後に青空が覗いた(苦笑)。

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