■メイン写真
天狗岩から六甲アイランド方面を眺める
■今回のコース
エクセル東バス停→石切道分岐→五助堰堤→西おたふく山→全山縦走路出合→極楽茶屋跡→
六甲ガーデンテラス→天狗岩→寒天橋→渦森橋バス停
初冬の六甲へ。今回は標高800mを越えながらも、イマイチ、マイナー感がただよう
西おたふく山へ。下山は絶景の天狗岩から南尾根を利用した。
JRの住吉駅から、住吉台くるくるバスでエクセル東へ。このあたりの住宅街は坂だらけ。
住む人は大変なのではといつも思う。
石切道の分岐。左へ行くと、江戸時代に盛んに切り出しされた御影石を運んだ「石切道」
だが、この日は直進だ。
五助堰堤が見えてきた。1957年に完成した大規模堰堤。いくらなんでも大きすぎると
思われていたが、1967年の豪雨で土石流が発生し、なんと一夜にして堰堤は土砂で
いっぱいになったというから驚きだ。
五助堰堤を左から越えると、その上は土石流が堆積してできた平地だが、今ではすっかり
湿原のような雰囲気になっており、木道もできている。
やがて落ち着いた植林帯に入る。雰囲気のいい石畳の道になる。熊野古道みたいだ。
住吉川上流沿いの山道は、かつては右岸につけられていた。今でも歩けるが少し荒れて
おり、左岸の道を歩くよう標識に誘導される。
めざす西おたふく山の電波塔が見えてきた。
川を渡ると、先ほど分かれた右岸道と合流する。
沢筋を離れると急登が続くようになり、笹薮が出てくる。
西おたふく山、だいぶ近づいてきたぞ。
ちなみに西おたふく山の山頂は電波塔が建っているため立入禁止。
すぐ北にある小ピーク(878m)へは、背丈ほどの笹薮を漕ぐ。
冬季はダニが姿を消すから余計な心配も無用だ。
電波塔のピークよりがわずかに標高が高い、西おたふく山878m点。
どっちを「山頂」と考えるかは自由。
六甲全山縦走路に出て、しばらくは縦走路を歩く。
海側の眺めが広がるところでは、思わず足を止めてしまう。
朝よりも空気が澄んできて、大阪市内のビル群もはっきり見えるようになってきた。
六甲ガーデカンテラスには、ちょうど正午ごろに到着。
北風を避けて、土産物屋の裏のウッドデッキで昼食をとり、海が見える光景を
楽しんだ。空気はさっきよりクリアになって、金剛山地、紀伊水道まで見える。
みよし観音。
1964年、伊丹空港を飛び立った徳島行の日東航空機が尼崎に墜落。
乗客7人を救出し、8人目を救出しようと機内に入った瞬間、旅客機が爆発して
殉職したスチュワ-デス麻畠美代子さんをたたえるために作られたそうだ。
六甲オリエンタルホテルがあった場所は今は平地になっている。
そこを回り込むあたりで雄キジを見かけた。
2004年に休止した六甲ロープウエー表六甲線は、今も鉄塔とワイヤーロープが
残ったまま。この下を通過すると、すぐ先が天狗岩だ。
天狗岩からの眺めは最高。
かつては、ここから夜景を楽しむカップルたちでにぎわったが、一時期から
ガラの悪い連中が増えて経営されるようになったそうな。
天狗岩南尾根を下る。一本道だ。アカマツと、林床にミヤコザサの植生。
しだいにコナラやクヌギなどが混じるようになる。
マユミの花かな?
上のほうは歩きやすい木段道だ。快調に下る。
まだ紅葉が残っている。秋の名残を楽しめた。
最後の最後になって、山道が荒れて歩きにくいところが出てくる。
木段の横木がことごとく抜け落ち、金属の棒がニョキニョキと突き出ている状態。
棒にピンクのリボンが付けられているのが救いだが、危ない。
寒天橋に到着。西山谷の流れを見ながら、久しぶりに遡行してみたいなと思った。
住宅街を渦森橋バス停へ。バスの便が多いのが嬉しい。
※初心者から楽しめる「遊山トレッキングサービスの登山教室」は、「ここをクリック」!!
天狗岩から六甲アイランド方面を眺める
■今回のコース
エクセル東バス停→石切道分岐→五助堰堤→西おたふく山→全山縦走路出合→極楽茶屋跡→
六甲ガーデンテラス→天狗岩→寒天橋→渦森橋バス停
初冬の六甲へ。今回は標高800mを越えながらも、イマイチ、マイナー感がただよう
西おたふく山へ。下山は絶景の天狗岩から南尾根を利用した。
JRの住吉駅から、住吉台くるくるバスでエクセル東へ。このあたりの住宅街は坂だらけ。
住む人は大変なのではといつも思う。
石切道の分岐。左へ行くと、江戸時代に盛んに切り出しされた御影石を運んだ「石切道」
だが、この日は直進だ。
五助堰堤が見えてきた。1957年に完成した大規模堰堤。いくらなんでも大きすぎると
思われていたが、1967年の豪雨で土石流が発生し、なんと一夜にして堰堤は土砂で
いっぱいになったというから驚きだ。
五助堰堤を左から越えると、その上は土石流が堆積してできた平地だが、今ではすっかり
湿原のような雰囲気になっており、木道もできている。
やがて落ち着いた植林帯に入る。雰囲気のいい石畳の道になる。熊野古道みたいだ。
住吉川上流沿いの山道は、かつては右岸につけられていた。今でも歩けるが少し荒れて
おり、左岸の道を歩くよう標識に誘導される。
めざす西おたふく山の電波塔が見えてきた。
川を渡ると、先ほど分かれた右岸道と合流する。
沢筋を離れると急登が続くようになり、笹薮が出てくる。
西おたふく山、だいぶ近づいてきたぞ。
ちなみに西おたふく山の山頂は電波塔が建っているため立入禁止。
すぐ北にある小ピーク(878m)へは、背丈ほどの笹薮を漕ぐ。
冬季はダニが姿を消すから余計な心配も無用だ。
電波塔のピークよりがわずかに標高が高い、西おたふく山878m点。
どっちを「山頂」と考えるかは自由。
六甲全山縦走路に出て、しばらくは縦走路を歩く。
海側の眺めが広がるところでは、思わず足を止めてしまう。
朝よりも空気が澄んできて、大阪市内のビル群もはっきり見えるようになってきた。
六甲ガーデカンテラスには、ちょうど正午ごろに到着。
北風を避けて、土産物屋の裏のウッドデッキで昼食をとり、海が見える光景を
楽しんだ。空気はさっきよりクリアになって、金剛山地、紀伊水道まで見える。
みよし観音。
1964年、伊丹空港を飛び立った徳島行の日東航空機が尼崎に墜落。
乗客7人を救出し、8人目を救出しようと機内に入った瞬間、旅客機が爆発して
殉職したスチュワ-デス麻畠美代子さんをたたえるために作られたそうだ。
六甲オリエンタルホテルがあった場所は今は平地になっている。
そこを回り込むあたりで雄キジを見かけた。
2004年に休止した六甲ロープウエー表六甲線は、今も鉄塔とワイヤーロープが
残ったまま。この下を通過すると、すぐ先が天狗岩だ。
天狗岩からの眺めは最高。
かつては、ここから夜景を楽しむカップルたちでにぎわったが、一時期から
ガラの悪い連中が増えて経営されるようになったそうな。
天狗岩南尾根を下る。一本道だ。アカマツと、林床にミヤコザサの植生。
しだいにコナラやクヌギなどが混じるようになる。
マユミの花かな?
上のほうは歩きやすい木段道だ。快調に下る。
まだ紅葉が残っている。秋の名残を楽しめた。
最後の最後になって、山道が荒れて歩きにくいところが出てくる。
木段の横木がことごとく抜け落ち、金属の棒がニョキニョキと突き出ている状態。
棒にピンクのリボンが付けられているのが救いだが、危ない。
寒天橋に到着。西山谷の流れを見ながら、久しぶりに遡行してみたいなと思った。
住宅街を渦森橋バス停へ。バスの便が多いのが嬉しい。
※初心者から楽しめる「遊山トレッキングサービスの登山教室」は、「ここをクリック」!!