三浦皇成騎手通算100勝達成！

中央競馬史上最高のホープ・三浦皇成騎手が、７日の東京競馬第４レースでJRA通算100勝を達成しました。デビューから11ヶ月７日での100勝到達は、武豊騎手の１年１カ月16日を約２ヶ月更新するという史上最速記録です。

この日の第４レース・サラ系３歳未勝利戦（ダート・1400ｍ）で⑧インフィニットエアに騎乗した三浦騎手は、道中７番手でレースを進めると、最後の直線では８番手から一気に猛追し、ゴール前で⑩ダノンアスコットをかわして１着でゴールイン。見事100勝目を飾ったのでありました。レース後のインタビューで三浦騎手は、「馬の能力を信じて外を出すことができ、馬の能力で勝てたのでよかった」と振り返りました。検量室前で握手責めがあり、審議中は喜べない状態でしたが、確定になった瞬間は嬉しかったんだそうです。
デビューからの１年を振り返って「本当にあっという間で、毎週毎週競馬だった」と語り、思い出のレースには、函館２歳ステークスで初重賞勝ちをもたらしたフィフスペトル、デビュー最多勝の新記録を達成した時のアドバンスヘイローを挙げていました。今年とその先の目標については、年末までには先輩騎手とリーディング争いができること、１年通してケガ無く楽しく競馬ができるようになりたいと意気込みを語っていました。

三浦騎手通算100勝達成おめでとうございます。ルーキーイヤーの昨年は、91勝と新人最多勝利記録を大幅に塗り替えるという偉業を達成し、記録と記憶に残るような出来事でいっぱいでしたね。デビューした日に特別レースで初勝利を飾れば、４月には福島で１日12レースも騎乗するというのもあり、５月には新潟で２日間全レース乗っていたという記録も作りました。
今年に入ってからは、順調に勝ち星を挙げていましたが、99勝目でリーチをかけた翌日に進路妨害で２日間の騎乗停止処分を受けてしまいました。本人曰く「自分を見つめなおすことができた」と言った通り、処分明けのこの日に100勝を飾ることができました。全国の競馬ファンもこの日が来るのを待っていましたよ。この日は10鞍騎乗しましたが、４レースの１勝のみ。今日は９鞍騎乗し、メインの共同通信杯は⑦ショウナンアルディに騎乗します。
今年はまだ９勝ですが、まだまだ勝ち星を重ねていくかもしれない三浦騎手、次はGI初勝利＆年間100勝達成目指して頑張ってほしいし、年内に通算200勝達成というのも見てみたいです。今後も勝ち続けて、ファンを喜ばせるのもそうだし、同世代の騎手や競馬学校の生徒たちに夢と刺激を与えるような存在になってください！

おまけ：７日の東京競馬場は、三浦騎手以外にも節目の勝利数を達成する人が相次ぎました。第１レースでは郷原洋行調教師が通算100勝を達成すれば、第５レースで石橋脩騎手が通算200勝を飾りました。この人たちも祝ってあげましょう。