日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ニューヨーク州の住宅地に飛行機が墜落

2009年02月14日 | Weblog

ニューヨークのハドソン川でUSエアウェイズの旅客機が不時着したものの、機長の冷静な判断により乗客が全員無事という「ハドソン川の奇跡」があり、全米中に感動と勇気を与えるというのがありましたが、1ヵ月後に同じニューヨーク州で悲劇が起こりました。

事故が起きたのは現地時間の12日・午後10時20分ごろ、ニューアーク(ニュージャージー州)発のコンチネンタル航空傘下の旅客機があと少しでバファローの空港に到着するところで、住宅地に激突してしまいました。激突した飛行機と民家はすぐに炎上、この事故で飛行機に乗っていた乗員・乗客49人全員、巻き添えを食らった住民1人の計50人が死亡、住民2人が負傷する大惨事となりました。この後も3時間以上も炎上し、一夜明けてもガソリンの臭いがしていたそうです。ニューヨーク日本総領事館の報告では、乗客に日本人はいなかったという事です。
事故当日はニューヨーク州に強風注意報が発令されていて、航空機の遅延と欠航が相次ぎ、事故機も2時間遅れでニューアーク空港を離陸していました。そして事故現場では、当時みぞれ混じりの天候でした。強風とみぞれという天候不順が事故の原因だったかどうかはまだ明らかにされていません。死者の中には、2001年の同時多発テロで夫を亡くした人も含まれていて、バファローの自宅に向かうつもりでした。これも運命なのだろうか…。

事故機であるコルガンエア(コンチネンタル航空傘下)3407便は、ボンバルディア社製のDHC8-Q400で、2007年3月に起きた高知空港での胴体着陸事故と同じ飛行機でした。ボンバルディアの飛行機はこれまでに様々なトラブルが起きていて、2007年3月には離陸後に警告灯が消えなかったり、車輪が出ないというのもあれば、9月スカンジナビア航空の旅客機の胴体着陸が相次いで起こりました。死亡事故が起きた事で言えば、1990年11月にタイ・バンコクで38名の死者が出た事故、95年にはニュージーランドの航空会社の飛行機が墜落して5人死亡するというのがありました。今回のバファローの墜落事故は、バンコクの事故を上回る50人の死者を出し、DHC8シリーズ史上最悪の事故となりました。これだけボンバルディア製のトラブルが続発していると、旅客機への恐怖心が増しそうですね。
ニューヨークでの飛行機事故といえば、ワールドトレードセンタービルに激突したというのが思い浮かんでしまいます。最初このニュースを見たときは悲惨な事故だなと思っていたけど、2機目が激突したときにはテロだと確信しました。ハドソン川の胴体着陸の時は、バードストライクが原因で起きた事故だったけど、最初はテロじゃないかと疑ってしまいました。「ハドソン川の奇跡」から1ヵ月後に「バファローの悲劇」が発生、英雄となったUSエアウェイズのチェスリー・サレンバーガー機長は、この墜落事故をどう感じているのでしょうか。亡くなられた被害者の方々のご冥福をお祈りします。


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コメント (2)
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