日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

福岡ソフトバンクホークス紅白戦&WBC日本代表合宿2日目

2009年02月17日 | HAWKS
福岡ソフトバンクホークスの宮崎キャンプは第4クールが最終日。17日は紅白戦の初戦が行われ、ルーキー・巽真悟がプロ入り初の実戦に臨みました。そしてWBC代表合宿は2日目。こちらはフリー打撃でした。


福岡ソフトバンクホークスの紅白戦第1戦は、若手主体の赤組VS小久保・松田・本多のレギュラー組の白組という組み合わせ。紅組は田上秀則が4番捕手で入り、先発投手は高橋秀聡。白組は3番・松田、4番・小久保、5番・中西健太というクリーンナップ。巽は白組先発で登板しました。
実戦デビューとなる巽ですが、初回に城所龍磨に2塁打を浴びると、その後2失点と嫌な立ち上がり。この後2回に2失点、3回には3失点を喫し、3回までに9安打7失点という最悪のデビューとなってしまいました。その後、2番手で登板した金無英も炎上。2回を投げて3失点と若さが出てしまう結果に。紅組はこの試合、城所が3安打とリードオフマンとしての仕事を果たせば、B組から参加している中村晃が2回に巽からライトへの2塁打を放ち、田上は2本の長打を放つ活躍を見せました。対する白組は、中西が2回の第1打席にレフトへ豪快な一発を放てば、3番手で登板した久米勇紀が2回無失点の好投を見せました。試合のほうは10-1で紅組の圧勝に終わりました。
今回の紅白戦は、紅組打線が白組の新人投手2名を滅多打ちにするという形になりました。白組先発・巽は「実力不足です」と反省しきり。高山投手コーチからはレポートの提出を求められました。プロの洗礼を浴びた巽投手、この日の反省を今後に生かすよう頑張って欲しいと思います。次は無失点でリベンジですよ。金無英も酷かった…。2回3失点の内容では2軍降格も考えられますね。
ルーキー2人がボロボロの中、紅組2番手で登板した摂津正が3回1安打無失点の好投。ランナーを出しながらも相手打者を遊撃ゴロ併殺打に打ち取る冷静なピッチングを見せ、開幕1軍に大きくアピールしました。これは文句無しの合格点!1軍で中継ぎエースとして活躍できそうだし、久米・摂津・馬原の「勝利の方程式2009」というのが出来るかもしれません。「コントロールが良かった」とコメントしてましたが、巽とのアマチュア経験の差が大きく出たんじゃないかな?うーん、オープン戦で摂津をじっくり見てみたい。


サンマリンスタジアムでのWBC日本代表候補合宿は2日目に突入。この日はシート打撃で実戦形式の練習が行われました。4番候補の村田修一は、田中将大から左中間を破る2塁打を打てば、第3打席にも左中間への2塁打を放って4番入りをアピール。そんな中、中島裕之が3打席連続ヒットと大当たり。青木宣親も3安打の猛打賞、第1打席では7球粘った後にセンター前ヒットを放っていました。イチローは5打数で2安打放ったものの、2度も三振に倒れてしまいました。岩村明憲はフリー打撃では柵越え3連発を見せたものの、シート打撃では3打席連続三振。ちょっと本番が心配ですね…。
投手陣では、小松聖と渡辺俊介が揃って4奪三振の好投。小松は細川亨、川崎宗則、イチローを3者連続三振に仕留めれば、渡辺は岩村から2連続三振を奪えば、松中信彦、小笠原道大といった左の強打者にも三振を奪いました。渡辺のアンダースローは、今回も海外の強打者を幻惑させるかも。田中将大も負けじと4奪三振、イチローとの最初の対戦の時は、スライダーで空振り三振を奪いました。これにはイチローも「スライダーに自信があるだろう」と田中のスライダーを絶賛していました。
17日は前日を上回る43000人のファンが詰め掛けた代表合宿。宮崎の「侍ジャパンフィーバー」はまだまだ続きそうです。18日の宮崎の天気は曇りのち晴れ。またファンが殺到する一日となるでしょう。ちなみに、ホークスキャンプはお休みです。



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WBC日本代表本格始動!

2009年02月17日 | Sports

野球の国別対抗戦・WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で連覇を目指す日本代表(通称・侍ジャパン)の代表候補合宿が、16日にサンマリンスタジアム宮崎でスタートしました。代表合宿には33人のメンバーが招集され、イチロー・松坂大輔・岡島秀樹・岩村明憲・城島健司・福留孝介といったメジャーリーガーもこの合宿に参加。初日には4万人のファンが殺到、早春の宮崎にWBC熱が沸いております。

合宿前日、代表候補33人の選手が宮崎に集合し、宮崎市内のホテルでの全体ミーティングで原監督が「大きな目標に向かって船は出港した。力を合わせて強いチームを作ろう」と檄を飛ばせば、王貞治相談役(福岡ソフトバンク会長)は「最高のものを手にする実力は持っている。今のこのときめきを持続して力を合わせて頑張ってほしい」と激励しました。
そして16日、午前9時30分に快晴の宮崎で侍ジャパンが本格始動。まずグラウンドに入ると、ウォーミングアップとランニングを行い、その後キャッチボール、守備練習でノックをやりました。守備練習では、イチローがライトに入り、内野手で登録されている松中信彦がレフトに入りました。日本代表の問題点であるレフトには、稲葉篤紀、内川聖一も入っていたそうです。松中は昨年、ソフトバンクでレフトを守っていたこともあり、レーザービームも出したことがあるんです。でもね~、松中のレフトはハラハラしますよ。内川は外野を守ることはあるけど、ほとんど1塁が中心。北京五輪ではG.G.佐藤が慣れないレフトでエラーを連発、それが原因でメダル獲得を逃しました。左翼手の定着が連覇の鍵となりそうです。
ブルペンでは15人中14人が投球練習を行い、松坂・ダルビッシュ有・岩隈久志の「WBC3本柱」は、ダルビッシュと松坂が56球投げたのに対し、岩隈が65球と軽めの調整。松坂は「気持ちよく投げられた」と好感触だったんですが、岩隈はフォームの悪さに不満気味。ダルビッシュは「まあまあ」と語っていたけど、松坂は褒めていました。クローザー候補の藤川球児は、30球とこちらも軽めの投球でした。
練習終了後、原監督は「いよいよ始まったという感じです。まずは良いスタートが切れたと思います」と初日の全体練習を振り返り、イチローは「疲れちった。単純に長いですね」と4時間という練習時間の長さに疲労感はあったものの、充実した様子で語っておりました。確かにメジャーリーグの練習は90~120分と短く、2日分に相当する4時間の練習は非常に長く感じたのでは。この日は東国原英夫宮崎県知事が代表合宿を訪問し、原監督に宮崎牛とイセエビの差し入れを贈呈。原監督もイセエビを手にして笑顔を見せておりました。
代表合宿は22日までの1週間、21日と22日に巨人との練習試合を行います。合宿終了後、2月24日と25日に京セラドーム大阪でオーストラリア代表との強化試合2連戦、25日には最終登録メンバーの28人が発表され、28日に巨人戦、3月1日の西武戦と東京ドームでの強化試合が続きます。そして3月5日にWBC第1ラウンドがスタート。WBC開幕まであと17日、原JAPANのサバイバル合宿は始まったばかりです。


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