日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

侍JAPAN巨人に大勝で快調な滑り出し!

2009年02月22日 | Sports

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表の宮崎合宿は5日目を迎え、21日には読売ジャイアンツとの練習試合を行いました。この週末は巨人との練習試合が続き、当落線上にいる選手はこの2日間でアピールしなければなりません。超満員のサンマリンスタジアム宮崎で行われた初戦は、和田毅が先発のマウンドに上がり、侍JAPAN打線がいきなり爆発しました。

この日の先発オーダー
1(左)青木宣親
2(遊)中島裕之
3(右)イチロー
4(指)稲葉篤紀
5(三)村田修一
6(一)小笠原道大
7(中)福留孝介
8(捕)城島健司
9(二)岩村明憲
 (投)和田 毅
青木と中島の1,2番コンビ、イチローが3番に入り、4番には稲葉を起用。下位打線は福留、城島、岩村のMLB組。和田と城島のバッテリーは福岡ソフトバンク(ダイエー)でも組んでいて、今回は約3年ぶりの再結成となります。

1回、和田は1死から谷佳知にヒットを許しますが、ラミレスを見逃し三振に仕留める上々の滑り出しを見せます。その裏の日本は、青木がライト前ヒット、中島が3塁線を破る2塁打で無死2,3塁の場面でイチローが登場しますが、巨人先発・東野峻の前に3球見逃し三振に倒れてしまいます。続く稲葉が東野のスライダーを捉えると、打球はライトスタンドに突き刺さる3ラン本塁打。稲葉の一撃で日本が3点を先制します。
日本は2回、2死から青木が盗塁を決めると、中島がセンター前タイムリーを放って1点追加。3回には相手のエラー連発でチャンスを広げると、福留が右中間を破る3塁打で2点追加。4回、中島、イチローの連続四球の後、稲葉がレフト2塁打を放って7点目、途中出場・栗原健太の3塁ゴロの間にイチローが生還してもう1点追加。4回まで毎回の8得点と大きくリードします。
日本先発・和田は、2回に巨人打線を3者凡退に抑えると、3回には簡単に2死を取った後、工藤隆人に四球を与えたところで降板します。2番手で登板した田中将大は、谷をセンターフライに打ち取ってゼロに抑えます。4回にはアルフォンゾと坂本勇人を空振り三振に仕留め、5回は走者を出しながらも冷静なピッチングで反撃を許さない好投を見せました。
試合は5回以降、日本代表は巨人の中継ぎ陣の前に更なる追加点が奪えず。7回にはこの試合唯一の3者凡退に終わると、8回には2死から途中出場の川崎宗則がヒット&盗塁、亀井義行四球で1,2塁の場面でしたが、松中信彦が2塁ゴロに終わって2者残塁。投手陣では、6回に内海哲也が2イニング連続で3者凡退、7回に馬原孝浩が安打による走者を出しながらも無失点。9回には藤川球児が登板しますが、小田嶋正邦に2塁打を許すと、2死2塁の場面で円谷英俊にセンター前ヒット。これを中堅手・青木が好返球で本塁封殺。青木のファインプレーで反撃点を与えず無失点に抑えました。
通常のルールでは試合終了なんですが、今回は特別ルールで9回裏も続行。日本は四球と相手のエラーで1死1,2塁の場面で、細川亨が左中間へのタイムリー2塁打で2者が生還して勝負あり。侍JAPAN、巨人に10-0の快勝で白星スタートを切りました。


■日本代表 10-0 巨人
巨人 000 000 000 0
日本 312 200 002 10
(9回裏続行の特別ルール)
(巨)東野、古川、栂野、ロメロ、木村正-鶴岡、実松
(日)和田、田中、内海、馬原、藤川-城島、細川
【本】稲葉(日本代表)


原ジャパンの対外試合第1戦となった巨人との練習試合は、投打が噛み合って巨人投手陣から10得点、初回から4回までは毎回得点の大当たり。この日4番に入った稲葉は、3打数2安打4打点(1本塁打)と大当たり。一日にして4番候補の仲間入りしたかのような活躍でした。3番のイチローは2打数無安打に終わり、4回の第3打席が終わった所で交代しました。1番の青木は2安打&盗塁でリードオフマンの役目を果たせば、守備では9回に好返球で2塁走者を刺す場面もありました。
投手陣は5投手の継投で完封リレー。先発の和田が2回途中まで投げて4奪三振の好投を見せれば、2番手の田中は巨人打線を無安打に抑え、3番手・内海は所属先の巨人を相手にパーフェクトピッチング。抑え候補の馬原と藤川は、ともにヒットを許し、特に藤川に関しては2安打浴びるという今後に不安を残す結果となりました。
福岡ソフトバンクから選ばれている川崎と松中もこの試合に出場し、5回表の守備から出場した川崎は、2打席目にセンター前ヒットを放つと、亀井の場面で盗塁を決めました。松中は6回に代打で登場し、全力疾走で内野安打で出塁。2打席目にはチャンスの場面で凡退してしまいました。スパイクの靴擦れによる左アキレス腱痛で別メニュー調整が続いていることで、落選のピンチという情報もあるんですが、この日の試合では内野安打を放って代表入りをアピールしていました。松中が落選すれば代表にとっては痛手になると思うし、ホークスファンもがっかりする人がいっぱい出てくるでしょう。ホークスファンの私にとっては、最終メンバーに入ってほしいところです。
日曜日はWBC日本代表の宮崎合宿が最終日。原監督によれば、28人の最終メンバーを固める予定ということです。もしかしたら、松坂大輔・岩隈久志・ダルビッシュの3人のうち誰かが登板するかもしれないし、左のエース候補・杉内俊哉も投げてくるかもしれません。ただし、日曜日の宮崎の天気は、午後から雨が降る予報が出ているから、練習試合が中止になる恐れもあります。第2戦も侍JAPANの打線が火を噴いて、第1ラウンドに弾みをつけられるか?



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