金曜日はオーティズの逆転サヨナラ2ランで勝利したものの、土曜日は新垣が3回5失点の乱調で完敗を喫しました。(新垣はその後2軍落ちが決定。もう雁の巣から帰って来ないで。ヤフードームのマウンドに2度と上がらないでくれ)日曜日は埼玉西武ライオンズとの3連戦最終日。この日は「5月男」の杉内が先発。11連勝を飾って単独4位、日本ハムVSオリックスの結果次第で3位浮上となったのか?
先発の杉内は初回、西武の上位打線を3者凡退に仕留める好スタートを切ると、2回には1死からG.G.佐藤に2塁打を浴びたものの、後続を連続三振。この回は全てのアウトが三振でした。3回も2つの三振を奪い、序盤の3イニングは素晴らしいピッチングを見せます。4回には中島にヒットを許しましたが、おかわり中村の場面で中島を狭死させると、ストレートで見逃し三振に仕留めました。
打線の方は西武先発・野上亮磨の前に1,2回は3者凡退に倒れましたが、3回に1死から田上が高めの球を捉え、レフトスタンドに飛びこむホームランを放って1点を先制します。4回には2つの四球と松中のヒットで無死満塁のチャンス。長谷川凡退で1死後、オーティズがレフト線を破るタイムリー2塁打で2点を追加し、西武先発・野上をKO。なおも1死2,3塁の場面で柴原がセンター前タイムリーを放って更に2点追加。この回は連続タイムリーで4点を奪いました。
ソフトバンク打線は6回以降も得点を刻みます。6回には1死からオーティズが西武3番手・大沼の2球目のカーブをすくい上げ、打った瞬間本塁打とわかる当たりはレフト上段まで飛んで行きました。ひぇぇ~っっ!7回には2死2塁から小久保がライトフェンス直撃の2塁打で1点追加、8回には無死満塁から本多の遊撃ゴロの間に1点を追加して8点目。
杉内は5回と6回に2イニング連続で3者凡退に抑え、7回には疲れが見えたのか中島の2塁打と平尾の四球で2死1,3塁とピンチを迎えましたが、G.G.佐藤を捕手フライに打ち取って2者残塁。7回まで無失点の杉内でしたが、8回に2死からボカチカにライトへの本塁打を浴びて1点を失いましたが、失点はこの一発のみ。8回を投げ切ったところで役目を終え、9回はファルケンボーグが西武打線を3者凡退に抑えてゲームセット。ソフトバンクが8-1で快勝、西武との3連戦を2勝1敗で終えました。
パシフィック・リーグ公式戦 2009/05/10(日)
ソフトバンク-西 武 9回戦
(西武5勝3敗1分、ヤフードーム、13:01、30337人)
L 000 000 010 1
H 001 401 11X 8
【投手】
(西)野上、土肥、大沼、星野、岩崎-銀仁朗、野田
(ソ)杉内、ファルケンボーグ-田上
【責任投手】
(勝)杉内6試合4勝1敗
(敗)野上4試合2敗1S
【本塁打】
(西)ボカチカ9号ソロ(8回、杉内)
(ソ)田上4号ソロ(3回、野上)、オーティズ4号ソロ(6回、大沼)
今回の試合は田上とオーティズの一発もあって8得点、杉内が8回1失点の好投で西武に完勝です!杉内は今季4勝目で5月の連勝記録を11に伸ばしました。この日は8回まで打者28人に対して126球、散発の4安打・12奪三振・1四死球・1失点(被本塁打1)とエースらしいピッチングを見せてくれました。2回から8回まで毎回三振、特におかわり君から3連続三振を奪いました。要注意人物に何もさせなかったのは本当に大きいですね。
打撃陣は10安打で8得点、着実に得点を重ねていき、4回には4得点、6~8回には3イニング連続得点を叩き出しました。6回に本塁打を放ったオーティズは4打数3安打3打点の大活躍。12試合で4本塁打、打率は.356と絶好調です。3回に先制アーチを打った田上は、守備面でも杉内を好リード。「杉内なら誰が捕手でも抑えられる」と語っていましたが、2人の息が合っていたからこそ12個の三振を奪ったんだと思います。これからは杉内が投げる時は田上がマスクを被るというのはどうでしょうか?
西武に勝ち越して単独4位となったソフトバンク、札幌ドームでの日ハムVSオリックス戦でオリックスが敗れたため3位に浮上しました。久々のAクラスなんだけど、まだ借金が2つ残ってるんだよな…。早く借金を完済し、貯金生活でAクラスを実感したいですね。月曜日は移動日で火曜日からは千葉ロッテとの3連戦。ローが2軍に落ちたため、先発に上がる人は未定です。誰が投げるかは、火曜日になってのお楽しみ…。先発ローテの穴を埋める人が出てくるのを待ってます。これからのホークスは、打線はいつものように「フリキレ!」、投手陣は「アナウメェ~!」です。