日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ACLグループリーグ第6戦 ガンバと名古屋の若武者がゴールを決めた!

2009年05月21日 | soccer

AFCチャンピオンズリーグのグループリーグ第6戦、前日は鹿島アントラーズがG組1位通過したのに対し、川崎フロンターレは連敗でH組2位で終えました。20日はガンバ大阪がホームでFCソウル、名古屋グランパスは中国に乗り込んで北京国安と対戦しました。


ガンバ大阪vsFCソウル@万博記念競技場
新型インフルエンザの影響で無観客試合も検討されたガンバVSソウル戦ですが、通常通り(サポーターを入れて)の開催となりました。この日は遠藤保仁とルーカスが出場停止、レアンドロが負傷欠場、主力選手もベンチ入りせず、若手主体&播戸竜二がキャプテンマークを巻いて臨みました。厳戒態勢にも関わらずスタジアムに駆けつけたサポーターのためにも勝利したいところでしたが…。
試合は前半2分、ソウルがいきなりチャンスを作り、左サイドのクロスにイ・サンヒョプが頭で狙いましたが、バーを越えていきます。ガンバは前半10分、公式戦初出場の17歳・宇佐美貴史がミドルシュート!ソウルGKの正面で弾かれますが、こぼれ球を山崎雅人が狙うも右に外れました。18分、寺田紳一が相手陣内でボールを奪うと、右サイドを突破してシュートしますが、GKが足でセーブ。19分には播戸がペナルティエリア付近で倒されてFK。このFKをパク・ドンヒョクが強烈に狙いましたが、クロスバーの上。30分、ソウルはダムジャノビッチのパスを受けたアジウソンがシュート、ガンバGK・松代直樹が弾くとこぼれ球をサンヒョプがボレーで叩きつけるも決められない。ガンバは前半終了間際にセットプレーからチャンスを迎えるもシュートには持ち込めず。前半はスコアレスで終了。
後半、ガンバは立ち上がりに宇佐美がロングを狙いますが、枠を捉えられず。ソウルは6分にダムジャノビッチがドリブルからシュートを打って来るも失敗。直後に寺田のパスを受けた山崎が抜け出すが、ソウルDFがブロック。こぼれ球の競り合いはソウルがクリア。8分、ガンバ・寺田のミドルシュートをGKが正面でセーブ。直後にソウルはカウンター攻撃を仕掛け、ダムジャノビッチがエリア内にいた味方選手にスルーパスを出しましたが、オフサイド判定でガンバDFは安心しました。
後半18分にようやく試合が動き出します。倉田秋のロングパスに宇佐美が抜け出し、GKとの1対1から右足で決めて先制ゴール!宇佐美が公式戦デビュー戦でプロ初得点!しかし後半28分、ソウルはイ・スンヨルが右サイドを駆け抜けた後にグラウンダークロス、最後はダムジャノビッチに押し込まれて同点に追いつかれてしまいます。中澤聡太がオフサイドだと抗議するも警告、それでも不服だと抗議を続けますが、味方選手がなだめます。
追いつかれたガンバは、安田理大がエリア内に進入するもダメ、32分には山崎が左からシュートするも阻まれ、こぼれ球に倉田が打つも左に外れます。38分には播戸が胸トラップから左足ボレーで見せるが、GKが横っ飛びでセーブ。41分、山崎が右サイドを突破すると、相手をかわしてシュートを放つもGKにキャッチされる。ガンバが再三チャンスを作るも勝ち越し点が奪えず、このまま引き分けに終わるかに思われたロスタイム、ソウルのCKのこぼれ球をキム・ハンユンに決められて逆転。最後の最後で逆転を許してしまったガンバ大阪、FCソウルに1-2で敗れ、ACLの無敗記録が19試合でストップしました。


北京国安VS名古屋グランパス@北京工人体育場
こちらも首位通過が決まっている名古屋グランパス。グループリーグ最終戦の北京国安戦は、楢崎正剛・小川佳純・ダヴィ・中村直志の主力が欠場、控え主体で挑みました。
前半9分、吉田麻也が北京のスライディングタックルで倒され、チュ・イーファンに警告が出ました。北京は10分過ぎにペナルティエリア付近でワンタッチパスを繋ぎ、最後はスイ・ドンリャンがミドルを狙いますが、バーを越えて行きました。14分にJ・グリフィスのクロスを名古屋GK・西村弘司がセーブ、こぼれ球にドゥ・ウェンフイがシュート、しかしボールはポストに直撃。その後も北京が試合のペースを握りますが、名古屋DF陣が何とか守りぬいてみせます。28分にはチョー・ティンが中央から強烈なミドル!これは左に外れました。
北京ペースで迎えた前半33分、花井聖が倒されてFK獲得。このFKを自ら狙うがサイドバーに直撃、しかし跳ね返ったボールを新川織部が押し込んで名古屋が先制!前半終了間際、津田知宏がパスを受けますが、オフサイドを取られてしまいました。
後半に入り、1点を追う北京の猛攻が続きます。まず7分にシュウ・ユンロン、15分には右サイドのクロスをJ・グリフィスが頭で合わせますが、竹内彬が阻む。18分には北京の波状攻撃を名古屋守備陣が必死でセーブ。同点ゴールは絶対に許しません。一方で北京の酷いファウルが連発。19分にモディボが花井の背中に向けてタックル、20分にはグオ・フイが田口泰士の顔面を蹴りあげるが、これはノーファウル。
名古屋は23分、久々にチャンスを迎えます。中盤のパス回し→津田が右サイドでパス→巻佑樹がミドルを狙いますが、全然ダメ。後半30分に津田を下げて杉本恵太を投入して追加点を決めようとしますが、後半36分に北京のグオ・フイに決められて同点に追いつかれてしまいます。1-1で迎えた後半44分、北京はモディボが右サイドから勝負に出ますが、エリア内で吉田を倒してファウル。今度は名古屋が左サイドのクロスに杉本、巻が押し込むが北京DFに阻まれる。今度は北京がカウンターを見せるが、名古屋DFがブロック。終了間際、杉本が突破を図ろうとしたところ、ラン・ジョンが手を出した。極悪非道のファウルでラン・ジョンは2枚目の警告で退場処分。試合は1-1の引き分けに終わり、名古屋は3勝3分けの無敗でグループステージを終えました。


20日も日本勢の勝利は無し。ACL第6戦は日本勢4チームに白星はありませんでした。ガンバ大阪は宇佐美選手のゴールで先制しながらも、その後2失点で逆転負けを喫し、全勝突破はならず。ACLの無敗記録がついに止まってしまいました。名古屋グランパスは新川選手が先制点を決め、後半は北京の猛攻を耐え続けましたが、後半35分に同点ゴールを奪われてしまいました。最後のラリアットは本当に酷いです。
17歳の宇佐美選手は、今年トップチームに昇格し、公式戦デビューとなったこの試合でプロ初ゴールを挙げてみせました。ユース時代から注目されていて、どんな選手なのか気になってましたが、ミドルシュートを果敢に打っていき、突破力もありますね!数年後にはガンバの主力になっていて、遠藤選手の後継者になっていると思います。浦和レッズの原口元気と山田直輝、鹿島・大迫勇也といった若手の逸材が活躍し、宇佐美選手も続くことでしょう。

これでグループリーグの全日程が終了しました。鹿島は4勝1敗1分けの勝ち点13でG組首位、ガンバは5勝1敗・勝ち点15でF組首位、名古屋は3勝3分け・勝ち点12でE組首位、川崎は3勝2敗1分け・勝ち点10でH組2位という結果でした。そしてA~H組の勝ち上がりは次の通り。
A組:パフタコル、アルヒラル   B組:アルシャバブ、ペルセポリス
C組:アルイティハド、ウンムサラル  D組:アルエティファク、ブニョドコル
E組:名古屋グランパス、ニューカッスル・ジェッツ  F組:ガンバ大阪、FCソウル
G組:鹿島アントラーズ、水原三星ブルーウィングス  H組:浦項スティーラース、川崎フロンターレ
6月24日の決勝トーナメント1回戦では、ガンバVS川崎の日本勢対決、鹿島VSFCソウル、名古屋VS水原三星という組み合わせになりました。一発勝負で勝てばベスト8進出、日本勢が3チーム勝ち上がることもあるでしょう。決勝トーナメントも日本勢の活躍を期待したいと思います!




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松中がサヨナラ弾で復活だ!2009年交流戦初白星!

2009年05月21日 | HAWKS

火曜日からプロ野球セ・パ交流戦が始まり、交流戦連覇を狙う福岡ソフトバンクホークスは、阪神タイガースとの2連戦からスタート。前日の開幕戦は、1点をリードながらも9回に守護神・馬原が同点弾を打たれ、杉内の白星を消してしまいました。その後延長戦でも決着がつかず引き分けに終わりました。一夜明けた20日はホールトンが先発。試合はこの日も1点を争う展開になり、馬原がまたやってしまいました。


初回、ホールトンは2つの四死球で2死1,2塁といきなりピンチを招きますが、新井を3球三振に仕留めて2者残塁。3つのアウトを全て三振で奪ってみせました。2回には先頭打者を死球で歩かせますが、続く林威助を投手ゴロ併殺打に打ち取りました。ホールトンは3回にこの試合初めての3者凡退に抑え、序盤3イニングは無安打ピッチング。
打線は初回、ホークス(ダイエー)でプレーしていた阪神先発・下柳の立ち上がりを攻め立て、川崎のヒット、松中と小久保の四球で2死満塁と先制のチャンスを迎えますが、長谷川が2塁ゴロに倒れて3者残塁。大チャンスをモノにできません。3回、川崎がヒットを放つと、オーティズの場面で盗塁を成功。松中が下柳のエラーで1死1,3塁とし、小久保の遊撃ゴロの間に川崎が生還してソフトバンクが先制します。
ホールトンは4回も3者凡退に抑え、5回には2死1塁の場面で藤本に初安打を許して同点のピンチを迎えましたが、赤星を三振に仕留めてこの回も0点に抑えます。6回までランナーを出しながらも無失点に抑える我慢のピッチングが続き、7回も簡単に2死としましたが、狩野に3球目の直球を狙われ、レフトスタンドへの一発を浴びて同点にされました。
同点に追いつかれた直後の7回裏、先頭の森本が阪神2番手・ウィリアムスからヒットを放つと、本多の犠打、川崎の四球で1死1,2塁と勝ち越しのチャンス。ここでオーティズがセンター前に弾き返し、2塁から森本が生還して勝ち越しに成功します。なおも1,3塁と続きましたが、松中が2塁ゴロ併殺打に倒れて3アウト。
8回、ソフトバンクは2番手にファルケンボーグが登場。しかし、先頭の赤星に内野安打を許すと、関本の場面で赤星の盗塁&犠打で1死3塁と同点のピンチ。ここで阪神は鳥谷の代打・桧山が登場。阪神ファンは大盛り上がりとなりますが、ファルケンはフォークで3球三振に仕留めて2死。続く金本には初球を遊撃ゴロに打ち取りピンチを凌ぎました。
1点リードのまま9回、守護神・馬原が登場。前日の汚名を返上したい馬原は、最初の打者・新井を空振り三振に仕留めて1死としますが、続く桜井にセンター前ヒット、前日同点弾を浴びた林威助には左中間への2塁打で1死2,3塁と同点のピンチ。そして狩野の遊撃ゴロの間に同点とされ、またも救援失敗。その裏、途中出場の城所がヒットで出塁、森本の犠打でサヨナラのチャンス。しかし本多とオーティズが倒れてサヨナラならず。試合は2日連続の延長戦に突入。
10回、ソフトバンクは4番手に摂津が登板。その摂津は赤星を三振に仕留め、関本四球の後に大和(本名は前田です)の犠打を摂津が2塁に送球してアウト。要注意・金本にはシンカーで投手ゴロに打ち取って無失点に抑えます。その裏、先頭の松中が阪神4番手・江草の3球目のスライダーをジャストミート!打球はライトスタンドへ突き刺さるサヨナラホームラン!松中にとっては復帰後初アーチ、主砲の一撃で2009年交流戦初白星を飾りました!


交流戦 2009/05/20(水)
ソフトバンク-阪 神 2回戦 
(ソフトバンク1勝1分、ヤフードーム、18:00、29258人)
T 000 000 101 0   2
H 001 000 100 1x  3
(延長十回)
【投手】
(神)下柳、ウィリアムス、アッチソン、江草-狩野
(ソ)ホールトン、ファルケンボーグ、馬原、摂津-田上、山崎
【責任投手】
(勝)摂津20試合2勝2敗
(敗)江草20試合2勝3敗
【本塁打】
(神)狩野2号ソロ(7回、ホールトン)
(ソ)松中9号ソロ(10回、江草)


9回に馬原が2試合連続の救援失敗で流れが阪神に傾きかけたところを、延長10回に松中がサヨナラホームランを放って阪神に勝利!この勝利で火曜の深夜から残っていたモヤモヤが一気に吹き飛びました。チームも今季5度目のサヨナラ勝ち、5月に入ってからはこれが3度目で、全てサヨナラ本塁打なんです。5月のホークスは神懸かり的な勝ち方ばっかりですが、たまにはファンを安心して見られるような完勝劇が見てみたいですねえ。
この日の先発・ホールトンは、7回まで阪神打線を2安打1失点に抑える粘りのピッチングを見せました。走者を出しながらも打たせて取る投球で6回まで無失点、5回2死までは無安打に抑えていました。7回に狩野の一発で同点に追いつかれましたが、その裏に味方が得点を奪って勝ち投手の権利を獲得。その後は中継ぎ陣に託し、8回にはファルケンボーグがピンチを凌いだんですが、9回に馬原が打たれてホールトンの勝ち星を消しやがりました。守護神なのに何やってるんだとしか言えません…。同じ相手にまたも打たれて…。この際馬原を雁の巣送りにして、ファルケンがクローザーを担当してほしいくらいだ。勝利投手の摂津は今季2勝目。阪神の上位打線を相手に無失点、金本をシンカーで打ち取ったのは大したもんです。
ソフトバンク打線はチーム全体で9安打、サヨナラ弾を放った松中は4打数2安打1打点、第3打席には復帰後初ヒットとなるライトへの2塁打を打ちました。松中の本塁打は5月1日のロッテ戦以来、サヨナラ本塁打は3年ぶりだそうです。7回にタイムリーを打ったオーティズは5打数1安打。3番に入ってからはちょっと打撃に元気がないように見えますが…。6番に戻した方がいいかな?川崎は3打数2安打とチーム唯一のマルチヒットでした。

阪神は引き分けを挟んで今季最悪の4連敗。チームも5位と低迷し、首位の巨人とは9.5ゲーム差で最下位・横浜ベイスターズとは2.5ゲーム差。順位からすれば、「ふりむけば横浜(ベイ)」じゃないですか…。(阪神ファンのみなさんごめんなさい)ヤクルト戦では3得点しか奪えず3連敗、この2日間はホークス投手陣の前に3得点(馬原から2点奪ってますが)と貧打が止まりません。
今年は真弓新体制で昨年のリベンジを果たすつもりが、矢野捕手と岩田投手が故障で離脱、阪神が誇る中継ぎ3本柱「JFK」の久保田投手が右肩痛、藤川投手は一時期登録抹消となりました。真弓監督の苦悩は続くばかり。ホークスファンですが、阪神の今季が本当に心配です。最下位だけにはならないでください。

木曜日はお休みで、金曜日からはヤフードームで広島との2連戦を迎えます。広島はオリックスに1勝1敗、この2連戦にはエースのルイスが先発してくるでしょう。ソフトバンクは大隣と和田が先発予定です。大隣は昨年交流戦でチームトップの4勝、横浜戦ではプロ初本塁打も打ったことがあります。2年間で通算5勝と相性が良いので、昨年と同様の活躍で完全復活を果たしてもらいたい。大隣さん、今年もホームラン期待してます(笑)。

P.S.阪神タイガースを応援しているブログの方にもトラックバック送信しました…。届いてたらごめんなさい。


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