札幌ドームでの日本ハムとの首位攻防戦を1勝2敗で負け越した福岡ソフトバンクホークス。8月2日からは西武プリンスドームに乗り込んで、埼玉西武ライオンズとの3連戦。首位で7月を乗り切ったけれど、波に乗れなかったので、8月は勢いを取り戻してほしいところです。まぁ個人的にはホークスよりもリオ五輪の方が楽しみですが…。
8月最初の試合&カード初戦の2日は、西武・岸孝之VSソフトバンク・武田翔太の先発で始まりました。
両チームのスタメン
ソフトバンク 埼玉西武
1(二)明石健志 (左)金子侑司
2(指)長谷川勇也 (中)秋山翔吾
3(中)柳田悠岐 (右)森友哉
4(一)内川聖一 (二)浅村栄斗
5(三)松田宣浩 (一)山川穂高
6(左)中村晃 (指)メヒア
7(右)吉村裕基 (三)渡辺直人
8(捕)鶴岡慎也 (捕)炭谷銀仁朗
9(遊)今宮健太 (遊)永江恭平
(投)武田翔太 (投)岸孝之
ホークス先発・武田は、初回に西武上位打線を3者凡退に切って取ると、2回は浅村とメヒアから三振を奪い、2イニング連続3者凡退と上々の立ち上がりを見せます。
武田を援護したいホークス打線は、2回まで西武先発・岸の前にランナーが1人も出ず、3回も吉村と鶴岡が倒れて2死となりますが、9番・今宮が岸の7球目のストレートを強振。レフトへの完璧な当たりは、スタンド中段へと突き刺さる。今宮のソロ本塁打でホークスが1点を先行します。
1点を貰った武田ですが、その裏に渡辺にライトへの3塁打を許し、一打同点のピンチを招く。しかし、炭谷を遊撃ゴロ、永江には見逃し三振、金子を内野フライに打ち取り3アウト。なんとかピンチを防ぎました。
4回と5回は両チーム共に無得点に終わり、1点リードのまま6回へ。6回表、ホークスは長谷川と柳田が続けてヒットで出塁すると、柳田の2塁盗塁、内川の四球で1死満塁と追加点のチャンスを掴む。この場面で、松田が岸の低めの変化球を上手く合わせ、センター前に運ぶタイムリーヒット!長谷川と柳田が生還して2点追加。なおも1死1,2塁で中村がライト線を破るタイムリー2塁打でさらに2点を追加。1死満塁から連続タイムリーで4点を挙げ、5-0とリードを拡げました。
しかし、6回裏に武田が2死1塁から森友哉に初球を狙われ、レフトスタンドへの2ラン本塁打を浴びて2点を失う。そんな武田は8回まで投げ抜きました。
ホークス3点リードで迎えた9回、ホークスは途中出場・城所龍磨の2塁打、今宮の四球で1死1,3塁とし、明石が西武4番手・岩尾利弘からライト前タイムリーを放ち6点目。9回裏は森福允彦とスアレスの継投で3者凡退に抑えて試合終了。ホークスが6-2で快勝しました。
2016年8月2日 パリーグ 西武プリンス
西武 対 ソフトバンク 13回戦
<ソフトバンク8勝4敗1分け 観衆:21,963人>
H|001 004 001|6
L|000 002 000|2
[勝] 武田(11勝4敗)
[負] 岸(4勝6敗)
[本] 今宮(ソフトバンク/8号)、森(西武/6号)
8月最初の試合は、今宮選手の先制ホームラン、6回に満塁から連続タイムリーが生まれるなど、西武先発・岸投手をKO。投げては、武田投手がいつものように西武キラーぶりを見せ、8回2失点の好投。投打で西武を圧倒し、3連戦初戦を制しました。連敗を2で止めたホークス、8月は幸先よく白星スタートです。「月が変わればツキも変わる」8月は勝ちまくってほしいぞ。
先発の武田投手は、8回までジャスト100球・被安打4・7奪三振・1四球・2失点の内容。先週の楽天戦に続いての連勝で、和田投手に並んでチームトップタイの11勝目です。序盤は2イニング続けて3者凡退に抑え、3回は無死3塁のピンチを作りながらも後続を退け、5回までは西武打線を無失点。6回の森選手の一発は、高めに浮いたフォークボールを狙われました。紛れも無く失投でしたなあ。それでも8回まで投げ切り、VS西武戦の連勝を11に伸ばしました。
打線の方はチーム全体で9安打。3回に先制の第8号ホームランを放った今宮選手は、この一発で自己最多記録を打ち立てました。2球続けてファウルの後、直球をジャストミート。打った瞬間にホームランと分かるような快心の一発。守備でも3回裏に炭谷選手の三遊間への打球に飛びつき、同点タイムリーを阻止。9番降格の鬱憤を晴らすかのような活躍ぶりでしたね~。
6回に1死満塁からセンター前への2点タイムリーを打った松田選手、低めに落ちるカーブをよく捉えましたね~。これで三振か併殺で、無得点に終わっていたら、その裏に逆転されていたかもしれなかったので、非常に大きな一打だったと思います。
この日は首位・ホークスが勝利し、2位・日ハムがロッテに敗れたため、4ゲーム差に開きました。ホークスが勝ちまくって、ハムが沈んでくれると気が楽になるんだけどな…。3日の2戦目の予告先発は、西武は外国人右腕のポーリーノ投手、ソフトバンクは攝津正投手が登板します。攝津投手は今季3試合登板して0勝2敗。4月7日のロッテ戦で7失点を喫した後、約3ヶ月以上に渡る2軍生活を余儀なくされました。久しぶりの1軍登板だけど、炎上するところは見たくない。それだけ。